元看護士からファッションモデル、グラビアタレント、ダンサー、インフルエンサーとマルチに活躍する磯野まりん。現在は「小悪魔ageha」専属モデル、キュンキュンクリームメンバー、ROKUSAN ANGEL（旧バーレスク東京）ショーダンサーを兼務。大の愛猫家、クラゲ好きとしても知られており、インフルエンサーとしても影響力を持つ。今回、磯野まりんの生い立ちから現在までのヒストリーをインタビューしてきた。鋭い人間観察力、同世代から支持される意識の高さ、たくさんのお客を持つ秘密が明らかになっていく。

【中学2年から加藤ミリヤの恋愛観に共感】

――― 好きなアーティストを教えてください

磯野　加藤ミリヤさんです。中学校2年間から恋愛観に共感しましてハマりました。時代のそのときそのときに自分のことを言ってるかのような歌詞が、すっと入ってきまして。特に「People」という歌が好きです。全部の歌詞が素敵なんですが、特に最後の「みんなただの人」がなぜか好きです。一見、冷たくも聞こえるけど、みんな特別じゃない、比べることはないし、肩の力を抜いていいんだよって、愛のこもったメッセージを感じます。

――― 磯野さんにとって音楽とは？

磯野　幼稚園、小学校と物心ついたときからピアノに触れていました。母親がフィリピン人ということもあって、家では常に音楽があふれていましたね。特に「You Raise Me Up」が好きで母子で良く歌ってましたね。

――― 普段聞いている音楽は何ですか？

磯野　特定のアーティストにこだわらないのですが。スマホでオススメとか出てきて聞く派ですね。今は「Mrs. GREEN APPLE」「aespa」がお気に入りです。

【バーレスクに来るまで、ずっとクラスで2～3番目の垢抜けない女でした】

―――　家族構成を教えてください

磯野　静岡県浜松市に生まれました。日本人の父親（義広）とフィリピン人の母親（ジョセフィン）のフィリピンハーフに生まれました。3つ歳の離れた弟がいます。父は電気工事関連の会社を経営する社長でした。

―――　フィリピンとハーフの日本人、たくさん芸能界で活躍されてますよね。印象に残る方いますか？

磯野　池田エライザさん可愛いですよね。ドラマを見ていて表情豊かで自分自身の“キレイ”を持っている。あと香川沙耶さん、七ツ森りりさんはお店に来てくれて。ヴァンゆんチャンネルのゆんさんはYouTubeでコラボさせいただきましたね。すごく喋りやすかったです。

―――　フィリピンのお国柄ってありますか？

磯野　すごく家族思いですね。仲間意識が強くて、友達を大切にする。

―――　どんな幼少期でしたか？

磯野　すごく人見知りな子でした。母親っ子で、ずっと一緒にいるみたいな。小学校は成績が良い子でした。理由は親が褒めてくれるから。褒められたいために勉強を頑張るような子供でしたね。中学校ではバレーボール部に入ってレギュラーメンバーで活躍しました。ポジションはリベロとセッター。

―――　今の美貌と色気は当時からあったのですか？

磯野　いえいえ。ROKUSAN ANGEL（旧バーレスク東京）に来るまでは、ずっとクラスで2～3番目の女でした（笑）。中学校、高校もクラスのマドンナにフラれた男子が私のところに来るみたいな。お店の面接を受けたときも面接官からビジュアルについては一切触れられませんでした。お店に入ってからですね。今の感じになったのは。ここにいるとみんなカワイクなりますよ！まわりの子がみんなカワイイし。お客さんがそうさせてくれる。写真をSNSでアップしてくれて、それ見て、自信ついてきて。

―――　高校を卒業して就職したのですか？

磯野　はい。看護学校に進学して正看護師免許をとりまして、浜松市内で3年間、看護師をしてました。資格は順調にとれました。心臓内科、循環器を担当してまして、採血や心臓マッサージ、患者さんからの人生相談、オムツ交換までお手の物です。先日、練習中にメンバーが倒れたとき看護師時代の経験が役に立ちましたね。

―――　どうして看護師の道を選んだのですか？

磯野　私の家は複雑でして。高校2年生のときに父が失踪しました。母親はすごく父親のことを愛していたので、父がいなくなった姿はいたたまれなく。反面教師ではないですが、自立していける女性になりたいって思い、看護学校を選んだんですよね。

【失踪した父、3年前に母はフィリピンへ～感情を持たないクラゲへの憧れ】

―――　失踪したお父様は見つかりましたか？

磯野　いえ。高校2年生以来、会っていません。実は「クラゲ好き」になった理由もそのときにありまして。すごく精神的に不安定で自暴自棄になりがちな高校時代だったのですが。水族館の解説員のおじさんに救われたんです。名古屋港水族館にクラゲのコーナーがあって、何気なく見てました。すると解説員のおじさんが「クラゲには脳みそがないんだよ。人間と違って感情がない。だからキラキラひかって人を癒すのかもしれないね」って。それからはクラゲの虜になりました。見ているだけで癒されるんです。ずっと見てられます。

―――　そんな深い意味があるんですね。だから「磯野水族館」というファミリーを今回、ファンと一緒に作ったのですか？

磯野　そうかもしれませんね。ファンが待ってくれているお店が私の家なのかもしれません。母親も3年前、フィリピンに帰ってしまい、たまに岐阜にいる弟と連絡とるぐらいで。

―――　お父さん、お母さんと会いたいと思いますか？

磯野　う～ん。そういう気持ちも置いてきちゃったというより。どうなんだろう？母親とも会ってないし。家に帰ると1人だし。悩みを抱え込んじゃうのかもしれませんね。でもクラゲのようにプカプカ浮かんで。きれいに光って、人を癒すクラゲでいたいです。

―――　そういう話っていろいろな人が聞きたいと思いますよ

磯野　初めて話しました。普段こういう話をしませんから。需要があるなら悩んでいる子や、昔の自分のような境遇の人に話してみたいですね。

【外に出る勇気、そして新しい自分になれた】

―――　バーレスク東京に入店するキッカケを教えてください

磯野　看護師時代にＳＮＳでバーレスク東京で働く りおさんを見つけまして推しになりました。キラキラしていて格好良かったんですよね。ＳＮＳでは推し足りなくて、実際本人に会いたくて、客として浜松市から通いました。そうしていたら「私も働いてみたいな」って感情が芽生えて。気づいたら面接を受けてました（笑）

―――　最後に悩み多き若い子へアドバイスお願いします

磯野　先程お話しました加藤ミリヤさんの「People」の歌詞「みんなただの人」のフレーズですが。改めて解釈してみると小さな世界で苦しんでいた昔の自分にも言いたいです。いま生きている世界が全てじゃない、若いときは環境に縛られちゃうから、外の世界やもっと自分にあった環境があることを知らない。「死にたい」「消えちゃいたい」って少しでも思う若い子がいるなら、まりんは、こう伝えたいです。「外に出る勇気が、新しい自分を生み出して、新しい自分になれた」

▽磯野まりん・プロフィール

1994年7月25日、静岡県浜松市生まれ。身長150cm、体重43kg、スリーサイズはB88（Eカップ）・W59・H85、靴22.5、血液型O型。元看護士からファッションモデル、グラビアタレント、ダンサー、インフルエンサーに転身。

現在は「小悪魔ageha」専属モデル、キュンキュンクリームメンバー、ROKUSAN ANGEL（旧バーレスク東京）ショーダンサーを兼務する。愛猫家、クラゲ好き。

【写真集】『月刊バーレスク東京＃2 まりん』『S Cawaii✕バーレスク東京コラボ写真集～リアル竜宮城の舞姫たち～』

【テレビ】『キョコロヒー』（テレビ朝日）、『金曜日のソロたちへ』（NHK）

【雑誌】『小悪魔ageha』『ダンススクエア vol.55』『ヤングマガジン』『FLASH』『グラビアプレス』『プレイボーイ』

【インターネット番組】『かっつー』『てんちむCH』『ヴァンゆんチャンネル』

【ミュージックビデオ】RepezenFoxx『222』、コレコレ×戦慄かなの『推しに願いを』

【SNS】

・Instagram　 https://www.instagram.com/marin_burlesque/ 　

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・TikTok　https://www.tiktok.com/@marin_burlesquetokyo

・事務所「バッツエンターテイメント」プロフィール　https://butts-entertainment.com/talent/marin