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LA音楽生活15年・Layla Laneヒデの【原稿料頂いたのでお話します Vol.1】これを知ってりゃいずれ差が出る!英語のおはなし

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LA音楽生活15年・Layla Laneヒデの【原稿料頂いたのでお話します Vol.1】これを知ってりゃいずれ差が出る!英語のおはなし
 

はじめまして、Layla Laneというレトロポップデュオをアメリカ娘の相方ヴァレリーとやっているヒデです。LAを拠点に活動を始めてからかれこれ十数年(学生時代も含む)になりますが、憧れのRingo Starr (The Beatlesのドラマー)との共演、ハリウッド映画「キス&キル」挿入歌担当などに加え、ここ数年は日本でもメジャーデビューさせて頂いたり、コカ・コーラのCMソングをやらせていただいたりと、逆輸入のようなこともやらせていただいております。このコラムでは、アメリカのいろは、アメリカ人アーティストとの対談などみなさんが知りたい情報から、僕の日常のような全く役に立たないことまでなんでもありくらいの勢いで書かせて頂こうと思っております。

さて、こんな僕ですが、最近日本からアメリカを視野に入れてやってくるミュージシャン達に色々質問なんかもされるようになりました。それぞれ個別の悩みや質問はあるにせよ、ほぼ全員が心配しているのは「英語」の問題です。今日はそのことについてちょいとお話します。

わたくしロサンゼルスにきて長くなりますが、年々英語マスターというゴールは遠ざかって行っています(誇らしげ)!!英語と外人は学生時代から好きで、高校では1年間アメリカ人しかいない町に留学してましたし、模試の英語で静岡県内1位になったこともある超エリートのわたくし(笑)ですが、今ネイティブレベルかと言うととてもとても、、、とほほ。

日常生活するのはもちろん困りません。レストランで注文もできますし、ストリップ嬢と楽しく会話することだってできる(←最近した!)!日本人からしてみたら英語ペラペラだと思われるでしょうし、オーストラリア人に「キミの英語はアメリカ人みたいだ」と言われたこともあります。でもそれはざっくりと見た時の話で、アメリカ人相手に喜ばせてやろう(エンターテイメント)、優位に出てやろう(ビジネス交渉)、などという野望を持っているとなると話は別なのであります。

自分の場合は作詞作曲&歌でアメリカを感動させてやろうという思いがあるわけなんですが、作曲はよしとして、作詞と歌はモロ英語の技術がモノを言います。

まず歌について。どんなに歌がうまくても外国語訛りがあってはアメリカ人はすんなり聴いてくれないどころか、下手したら陰でクスクス笑うような人すらいるという現実は無視できません。日本人って英語の発音って言うとすぐに「LとRが難しい」とか言いますよね?でも、実際は「L」と「R」なんかは初歩の話で、もっと難しいのは「i」とか「a」とか「u」とかそういう母音だったりします。僕もレコーディングの時、ピッチや表現がどうとか言う前に、発音の修正のため何度も歌わされます。そして、いまだにどこがどう違うのか聴き分けることすらできず、もどかしいときもあります。聞こえないものは直しようがないですからね。
でも、そういう我々にとってはディテールだと思えてしまうようなことでも、アメリカ人にしたらとても重要なのです。しかし困った事に、アメリカ人はああ見えて(どう見えているのだろう?)人の気持ちをとても大切にする人種なので、なかなか「お前の英語の発音やべーよ!」とは言ってくれません。相手を傷つけるくらいならスルー、”触らぬキリストに天罰なし”とでも言ったところなのでしょう。ですから、なんとなくの友達が「キミの英語は大丈夫だよ!」と気休めを言ってくれているのを鵜呑みにしてはなりません(大抵のアメリカ人は僕に「お前の英語は全然OK!」って言ってきます)。そうした気休めに甘んじさせてくれず、超些細なことまで姑のように指摘し、英語に対する自信を完全消失させてくれる素晴らしい相方との出会いには、ただただ感謝であります。

作詞に関して言えば、文法的に正しいのは大前提なんですが、文法があっててもネイティブはそういう言い方はしないってのがあります。こればっかりは文化の問題なんかもあり、感覚で掴むしかないので、我々外国人がとても完璧になんてできるものではありません。だから最近では、コンセプトや表現の仕方は自分で考えて、一通り自分なりの歌詞を英語で書いてから、相方に直してもらうという方法をとっています。相方によく言われます、「何これ、何が言いたいの?」と。本当にアメリカ人に通用するものを作りたいので、自分が足りないところは補ってもらう、、、これでいいのだ!目的は「アメリカに通用するものを作る」であって「英語で歌詞が書けると自慢したい」ではないのです。1人で中途半端よりも人の助けを借りてでも完璧の方がいいのであります。

そういえば、以前、アメリカ人の有名音楽ジャーナリストがこんなことを教えてくれました。

「いいか、ヒデ、自分の作品を全部自分で演奏しました!ってのは自慢にならないんだぞ。自慢にならないどころか、自分を認めてくれるミュージシャンがいないから一人でやりました!に聞こえてしまうことすらあるんだ。」

若くプライドが高かった僕には痛烈に響きました。最大限の努力をすることは大切ですが、自分の出来ないことを見極めて、それを出来る人に補ってもらう事もとても大切なのです。英語の歌詞については、毎回相方に見せる時に「あらま、今回は完璧ね!」って言われるように今でも頑張っていますが、まだその日は訪れていません。

つづく

PROFILE

Hidehito Ikumo

Hidehito Ikumo

アーティスト/ソングライター/プロデューサー

ロサンジェルスを拠点として日米で音楽活動中。
世界のトップミュージシャン達より高い評価を受け、ビートルズのリンゴ・スターとも共演。ネットワークも広く、自身のプロジェクトにはJim Keltner (John Lennon, George Harrison, Bob Dylan, etc)、Dean Butterworth(Good Charlotte)、David J Holman(Olivia Newton John, No Doubt)なども参加している。レトロポップユニットLayla Laneとしては2010年日本でメジャーデビュー。

Layla Lane:http://www.facebook.com/laylalanemusic

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