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映像演出家・スミスの人生相談【きょうもスミスがかんがえた Vol.3】
スミス、脚本についてかんがえた

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映像演出家・スミスの人生相談【きょうもスミスがかんがえた Vol.3】<br> スミス、脚本についてかんがえた
 

こんにちは。映像演出家スミスです。今回は、脚本。

ドラマの仕事が今まで撮影してきたミュージックビデオやコマーシャルとは最もちがうところ、それは脚本があること。脚本とは結構味気ないもので、淡々とシーンで起きることが書き込まれているだけである。おおよその時間と場所、登場人物とセリフが書かれているだけで、細かい心理描写もないし、カメラアングルも書かれていない。ぱっと見ただけでは面白いかどうかもわからない。しかし、ここから面白くしていくのが、演出の仕事である。

人それぞれ、演出の仕方は違うだろうけれども、ここでは僕のやり方を書き進めていく。まず脚本全体を見渡して、一番面白くなりそうなところに目星をつける。とにかくそこが面白くなるように全体を設計しないと、良いドラマにならない。見ている人だって、そこが見たくて時間を割いているのだから。

話のピークを決めたら、今度は全体的なトーンをつくる。「ホラー」だったり「コメディ」だったり、まず視聴者をどういう気分でドラマを見るかを演出する。ここは脚本にはまったく書かれていない演出家のとても大事な部分だ。物語のピークをより効果的にするために、そこまでたどり着く道すじをいかに興味深くできるかはトーンにかかっている。

トーンが決まったら登場人物のキャラクターを設定していく。脚本には性別と年齢、簡単なパーソナリティしか書かれていない。どんな俳優に演じてもらうのか、どんな服装をしているのか、どうして脚本のような行動をするのかと、スタッフと共にどんどんディテールを構築していく。そうすると登場人物の暮らしている世界が作られていく。これくらい整ったところから、もう一度、脚本を見直します。といったところで、続きは次回へ。

さて、今回のお悩みです。

大好きな友達が落ち込んでいます。そっとしとくべきですか?私はじっとしてられないタイプでめんどくさいと思われてしまいますか?

これはどれだけ自分の「なぐさめ力」に自信があるかが重要ですよ。やっぱり火事の現場に突入していくわけだから、絶対救出できないと。助けたいって気持ちは誰にでもあると思いますよ。そりゃ多少面倒くさいなと思われることはあるかもしれない。でも結果がよければ、何の問題もない。自己満足で終わらないなら、どんどんなぐさめていくべき。世界もよくなる。結果をみて、自分の実力を知るべし。

人生、仕事、恋愛、くだらない質問まで、どんなことでも相談にのります。質問は、twitter:@smith0204へ、性別年齢ハンドルネームをそえて、お願いします。是非。

PROFILE

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スミス

武蔵野美術大学卒業後、竹内芸能企画にてミュージックビデオの第一人者である竹内鉄郎に師事。
2000年から演出家として活動し、映像に特化したアーティストを独自の表現で撮り続けてきた。
情熱的なパーティーチューンを得意としながらも、静謐で奇妙な作品も支持されており、動と静の作風を併せ持つ。
近年では、でんぱ組.incの夢眠ねむとの映像ユニット“スミネム”を結成し、活動の幅を広げている。 コレオグラファーとしても活動中。

Web:smith0204.com
Twitter:https://twitter.com/smith0204

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