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映像演出家・スミスの人生相談【きょうもスミスがかんがえた Vol.3】スミス、脚本についてかんがえた
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こんにちは。映像演出家スミスです。今回は、脚本。
ドラマの仕事が今まで撮影してきたミュージックビデオやコマーシャルとは最もちがうところ、それは脚本があること。脚本とは結構味気ないもので、淡々とシーンで起きることが書き込まれているだけである。おおよその時間と場所、登場人物とセリフが書かれているだけで、細かい心理描写もないし、カメラアングルも書かれていない。ぱっと見ただけでは面白いかどうかもわからない。しかし、ここから面白くしていくのが、演出の仕事である。
人それぞれ、演出の仕方は違うだろうけれども、ここでは僕のやり方を書き進めていく。まず脚本全体を見渡して、一番面白くなりそうなところに目星をつける。とにかくそこが面白くなるように全体を設計しないと、良いドラマにならない。見ている人だって、そこが見たくて時間を割いているのだから。
話のピークを決めたら、今度は全体的なトーンをつくる。「ホラー」だったり「コメディ」だったり、まず視聴者をどういう気分でドラマを見るかを演出する。ここは脚本にはまったく書かれていない演出家のとても大事な部分だ。物語のピークをより効果的にするために、そこまでたどり着く道すじをいかに興味深くできるかはトーンにかかっている。
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