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邦楽インディーズアーティスト紹介ブログ 【I FOUND OUT】Vol.03 山崎あおい


先日試写会で一足早く観た映画『グリーンブック』に感動しました!ずっと心に深い余韻が残っていましたが遂にアカデミー賞も取りましたね!作品賞を含む3部門受賞でした。やったぜ!!人間らしさを教えてくれる真実の物語として、クリスマス映画として、そして音楽映画としても最高なので、コレを偶然読んでいるあなたが観てくれるよう、このブログから念を送っておく事にします。
やりすぎなくらいがちょうどいい
さて今回取り上げさせて頂くのは山崎あおいさんです。正確には山崎あおいさんの「鯖鯖」という楽曲です。 2018年の10月10日に先行配信され、その後2018年の12月5日発売 のアルバムにも収録されましたが、未だに反響が出続けている一風変わった曲なのでご紹介させて頂きます。
山崎あおいさん(札幌出身)は2012年にデビューしてから以降マイペースに活動を続けているシンガソングライター。デビュー当時は他にもアコギを抱えた女性シンガーソングライターが何故か沢山音楽シーンに登場してきたので、それらを「ギタ女」なんていう言葉で括ってイベントなんかもいくつかやっていたけれど、可愛い女の子とフォークをこよなく愛する熱心なおじさん達がどこからともなく集まってはまばらな拍手をステージに向けて送る風景が出来ただけで、なんかちょっと今思えば不毛な感じも正直あったなぁと思います。
ところで女性アーティストは基本的にそのほとんどが恋愛をテーマにした歌が中心となる事が多いですし、良質なポップスを届けるといった命題に沿って奇をてらうことなく詞も曲も通常は作られています。山崎あおいさんも概ねその中のひとりという印象がこれまではあったのですが、昨年末にリリースされた「鯖鯖」という曲で、あまりにも大きく急ハンドルを切ってきたのでこれはもう衝撃というか、少し笑っちゃいました。
何はともあれ聴いてみてください。
どうでしょうかこのちょっと演歌のような中毒性の高い歌謡メロディと繰り返される遠洋漁業やら港やら鯖などのワード感。一応恋愛の歌ではありますが、どうした?なにがどうしてこうなった山崎あおい?と思わずにはいられませんでした。
歌詞を要約するとこの曲は、彼氏には居て欲しいんだけど、例えるなら遠洋漁業に出ているくらいの人がちょうど良くて、そんなに頻繁には会いたくないという気持ちを歌った不思議な曲です。
リリース後暫くの間、単純に「この曲変わってるなー面白いなー」と思って業界の知り合いに色々と聴かせてみたりしていたら、その方々の考察がまた面白くて、これこそ正に現代的な感覚なんじゃないかという仮説を立てられました。どういう事かというと、今の子達はさみしがりではあるものの、一方でゲームやらアニメやら個人としての趣味の時間も凄く大切にしているので、四六時中ベタベタくっついてほしいとは思わず、こんなふうに思うのではないかと、数人からそんな事を言われました。「なるほど!」とも思ったのですが、真相は作った本人にしかわからないので、いつか山崎あおいさん本人に会ってゆっくり話せる機会があったならその辺りのことをちょっと聞いてみたいなと思いました(おじさん達の考察、全然違っていたりしてw)。
PROFILE

DAILY HOWL
ただのジョン・レノン好き
<Twitter> https://twitter.com/howl_daily
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