Blog
Real Estateのリード・ギタリストとしても活動しているJulian Lynchの来週発売となるソロ新作『Rat’s Spit』から3rdシングル「Catapulting」が公開
ニュージャージー出身で、現在はウィスコンシンを拠点に人類学および音楽民族学の共同博士号を追求しながらReal Estateのリード・ギタリストとしても活動しているJulian Lynch。1月18日(金)発売となるソロ新作『Rat’s Spit』から、3rdシングルとなる「Catapulting」が公開された。
この曲は、アルバムの冒頭を飾るヒプノティックなトラックとなっている。
<Julian Lynch – Catapulting>
ベッドルームから国籍も飛び越え宇宙へ
かつてはPitchforkでベスト・ニュー・ミュージックも獲得し、現在はReal Estateのリード・ギタリストとしてそのサウンドの根幹を担う才人、Julian Lynchの2013年以来となる新作アルバム!国籍も飛び越え、ローファイ・ベッドルーム・ポップからニューエイジ・フォークへと飛躍した一大傑作!
ニュージャージー出身で現在はウィスコンシンをベースに活動しているJulain Lynchの2013年以来となる新作アルバムが完成。2000年代のインディ・ミュージック・シーンを牽引したレーベルのひとつ、Olde English Spelling Beeからリリースした『Mare』がPitchforkで8.5点のベスト・ニュー・ミュージックを獲得し、注目を集めた彼だが、Real Estateへの加入もあり、2013年以降ソロ作をリリースしていなかった。しかしついに新作ソロ・アルバムとなる『Rat’s Spit』が完成。
Tears for Fears、Yes、Cocteau Twins、Kate Bush、George Clintonの自主制作のソロ・レコード、Brian Eno、そしてSteve Vaiの『Flex-Able』などにみられるより偏重なポスト・ザッパ・プロダクションなどからインスピレーションを得ており、Lynchのエレクトリック・ギターへのユニークなアプローチは、Robert Frippのレガート演奏、Henry Kaiserの拡張テクニック、そしてAdrian Belewのミディ・ピックアップによるアナログ・シンセのレイヤリングなど、楽器のより型にはまらない手法と可能性を探求している。
もちろんこれまでの延長線上にあるサウンドだが、多彩なコーラス・ワーク〜サイケデリックなギター〜シンセ〜エフェクトのレイヤーはより的確且つ多重になり、時に朧げに沸き立つように、時に一体感を纏ってダイナミックにと、変幻自在且つドリーミーに展開。
ウィスコンシン大学マディソン校で音楽民俗学を学んだ後、スミソニアンフォークウェイズレコーディングのために働いていという経歴を持つ彼らしい、国籍も飛び越え、ローファイ・ベッドルーム・ポップからニューエイジ・フォークへと飛躍した一大傑作の誕生。
RELEASE INFO
JULIAN LYNCH
『Rat’s Spit』
2019.1.18(Fri)Release
PRICE (CD):¥2,000 +tax
FORMAT:CD/Digital
PRODUCT NUMBER:ARTPL-111
※ボーナス・トラック収録予定
※解説・歌詞・対訳: 清水祐也(Monchicon!)
※日本のみでCD化
01. Catapulting
02. Meridian
03. Rat’s Spit
04. Floater
05. Peanut Butter
06. Baa
07. Strawberry Cookies
08. Hexagonal Field
09. Reallu
10. Dear Oshi [Bonus Track]
11. Technical Joy [Bonus Track]
PROFILE
JULIAN LYNCH
Julian Lynchはニュージャージー・リッジウッド出身で、現在はウィスコンシンを拠点にしているマルチ・インストゥルメンタリスト/シンガー・ソングライター。ウィスコンシン大学マディソン校で民族音楽学を学んだ後、スミソニアンフォークウェイズレコーディングでも働いていた。4トラックで曲を録音し始め、2008年から2010年にかけて2枚の7インチ、2作のCD-R作品、Olde English Speling Beeから2作のレコードをリリース。中でも2010年にリリースした『Mare』はPitchforkにてベスト・ニュー・ミュージックを獲得し、大きな話題となった。
そしてニュージャージーの盟友レーベルUnderwater Peoplesから2011年と2013年にアルバムをリリースしたものの、その後ソロ活動は一旦休止する。2016年にはReal Estateにギタリストとして加入し、そちらの活動にフォーカスしていたが、遂に2013年以来となる新作ソロ・アルバムが完成した。
FEATURED
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
-
タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.1】× 安孫子真哉(KiliKiliVilla)
「家族との生活」と「音楽の場所に戻る覚悟」(前編) - “サヘルのBob Marley”=ニジェールのSSW・Bombino、Dirty Projectors・Daveプロデュースの前作から2年ぶりとなる新作リリース&新曲公開
- タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.1】× 安孫子真哉(KiliKiliVilla) 「家族との生活」と「音楽の場所に戻る覚悟」(後編)
- 【Interview】結成30周年目前にしてなお「音楽的に評価されていない」と語るフラワーカンパニーズ、自主レーベル設立で切り拓く突破口