最新アルバム『BloodMossAgate』へ込めた8編の心の揺れ!!!!Magistina Sagaインタビュー!!!!

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Magistina Sagaが、最新アルバム『BloodMossAgate』を市場に解き放った。同作品に込めた想いを、4人の言葉を通して伝えたい。2月28日には、Yogibo HOLY MOUNTAIN大阪で、MagistinaSaga Mirei&魅ラPresents「Adore Kaleido」と題した、Mireiと魅ラの合同生誕祭も行われる。こちらも、気になるイベントだ。

──最新ミニアルバム『BloodMossAgate』が発売になりました。本作は既存曲と新曲の組み合わせで構成されていませんか?

潤戯-urugi- 1年半程前から現在へ至るまでに、会場限定シングル盤を2枚発売しました。そこへ収録した計4曲を再レコーディングし、新たに4つの新曲と新しいSEを加えて計9曲入りのアルバムを作りました。言うなれば、ここ1年半程の歩みをまとめた作品であり、「今後こういう楽曲を表現していきたい」という、Magistina Sagaの新たな表情を提示したアルバムです。

──ここへ至るまでにも、『Lament』『regret』と2本のMVを制作。この2曲、関連性を持っています?
Magistina Saga「Lament」MV FULL
https://www.youtube.com/watch?v=OXpw-gdLPEM
Magistina Saga「regret」MV FULL
https://www.youtube.com/watch?v=yr7B_fZ0vo0

庵-iori- 2曲ともわたしにとっては”追悼歌”といいますか、亡くなった存在に対しての楽曲となっているので、そういった意味合いでは共通しています。

──『Lament』と『regret』の歌詞を書いたのが庵-iori-さんです。庵-iori-さんの場合、揺れ動く感情を言葉にしてゆくことが多くないですか?

庵-iori- Magistina Sagaの歌詞を書いているのが、わたしと潤戯になります。わたしは、何かしらのテーマに沿って書くこともありますが基本的には現実的な内容が中心。潤戯は、現実から離れたダークファンタジー風の内容が多いと思います。

──潤戯-urugi-さんが作詞を手がけた『Blood Riding Psycho』は、まさに潤戯-urugi-ワールドの極みですよね。

潤戯-urugi- 僕が描き出すMagistina Sagaらしさが、この曲には思いっきり出ています。この楽曲は童話「赤ずきん」をテーマに作詞と作曲をしており、今回のアルバムのジャケットもこの曲をモチーフにしています。
作詞に関してですが、僕が作詞を手がけたのが、『Blood Riding Psycho』『Luna Ring』『Trinity blaster』『voltage』の4曲。他は、庵-iori-が作詞を手がけています。

──魅ラさんとMireiさんは、アルバム『BloodMossAgate』にどんな印象を覚えています?

魅ラ 以前にも増してダークな世界観を深めた印象ですね。

Mirei 全体的にダークさが濃くなったのと、ゴリゴリとしたメタル要素も色濃くなったので、メタル好きとしてはすごく刺さるのと、レコーディングでも楽しく弾いていました。

──ここからは、収録した楽曲の解説をお願いします。冒頭を飾ったインスト曲の『Blood Moss Agate(S.E)』からお願いします。

潤戯-urugi- Magistina Sagaの場合、アルバムを出す毎に新たな登場SE兼アルバムの世界へ誘う導線役として、作品の幕開けを担うインスト曲を必ず収録しています。12月14日のワンマンからライブの登場曲が『Blood Moss Agate(S.E)』へ変わりました。アルバムを出す毎に新しい刺激となり、新鮮味を感じてくれればとても嬉しいです。

──そこから『chain of causality』へと続き、アルバムの世界は本格的に幕開けます。

Mirei とても良い並びになったなと思います。『chain of causality』は、既存曲の再レコーディングになります。ベースラインを全体的に動かしプレイヤーとして楽しい曲になってて、ラスサビから盛り上がれるように…と、緩急がしっかりしてる流れもあって、個人的には既存曲の中で一番好きな楽曲です。

──歌詞には、目の前から去っていった人を忘れられない女性の心情を書いています。新たな愛すべき人と出会い、ようやく過去と決別したところへ、その人が現れる。そのときの揺れ動く心模様や一つの決意を、この曲には記していますよね。

庵-iori- 潤戯から楽曲のデモをもらったとき、頭の中に思い浮かんだのが、過去に読んだことのあるとある物語でした。その世界観が(シンフォニックでハード&ゴスメロな)『chain of causality』の曲調と重なったことから、インスパイアを受けてその物語の内容をわたしなりの解釈で新たな物語として書きました。わたしの場合、自分の経験や考えを歌詞として書くことも多いですが、この曲は想像上の物語として書きました。

──アルバムのジャケットにも繋がっているのが、ゴシック/シンフォニック/ゴリゴリにハードな『Blood Riding Psycho』。こちらはどうでしょうか。

潤戯-urugi- 『Blood Riding Psycho』は、アルバムの中のサブメイン的な位置づけを持つ楽曲として作りました。Magistina Saga自体が、「お伽話をモチーフにした世界観のバンド」として始まったルーツもあり、それにテーマを据え、サイコパスな「赤ずきん」を題材に新たな物語を作りました。

──赤ずきんは、彼女のことを愛した相手を次々と殺めていきます。もしや潤戯-urugi-さんも、そうされたい願望を持っているとか??

潤戯-urugi- さすがに、それはないです(笑) ただ、グロテスクな内容や猟奇的な作品が大好きなので、そういう世界観をMagistina Sagaの楽曲にも落とし込みたくなるんですよ。

庵-iori- 最初に『Blood Riding Psycho』の歌詞を潤戯から送ってもらったときは、「また曲の中で誰か殺してる…そしてまた血が流れてる…」と思いました(笑) 潤戯の書く歌詞には、大体「血」や「赤」という表現が出てくるので(笑)

魅ラ そこに、潤戯さんらしさが出ているからね。

潤戯-urugi- 『Blood Riding Psycho』は、一番Magistina Sagaらしい曲やとも思います。往年のMagistina Sagaらしさを持ったうえで、そこへ今の新しい要素のMagistina Sagaがうまく融合できてるのかな?と思います。

──ゴシックハード浪漫/エモメロな『Luna Ring』は、とくに歌心の見える曲だと感じました。

潤戯-urugi- 『Luna Ring』はメロディーが、とにかく良いんです。悲しそうなメロディーなのに、激しく、でも聴きやすいところがポイントです。

庵-iori- 歌詞は潤戯が書いたんですが、「建前と本音の想い」を題材に書いているからこの曲では珍しく誰も死んでないし、血も流れてません(笑)

潤戯-urugi- なんでこういう歌詞を書いたのか、その理由を自分でも思い出せないんですけど(笑) ただ、何かしら引き金になった物事があったからこそ、この歌詞が生まれたのは間違いないです。

庵-iori- 『Luna Ring』は、メロディーラインも激しく動いてるし、言葉もすごく詰まっているし、 いきなり裏声になったり、戻ったりと、本当に感情の振幅の激しい曲だなと思ってます。それも相まって、激しく揺れるメロディーへ導かれるまま、自分でも感情的な歌い方を意識してるのかもしれません。

Mirei ハードなのにつかみやすいし、わかりやすい。これも、Magistina Sagaらしさの出た楽曲だと思います。

──庵-iori-さんの高らかな歌声から始まる『Trinity blaster』は、アルバムの中でもとくに攻撃的で激しく勇壮な楽曲じゃないですか。

潤戯-urugi- 確かに、かなり攻めた曲になった気はします。『Trinity blaster』は、僕の大好きなゲームに出てくるボスのBGMをオマージュしてます(笑) 自分なりに尊敬と敬意を込めて作りあげた楽曲でもあります。タイトルも、そのボスが使う必殺技から取っているので分かる人は分かるし、それをイメージして聴いてもらえたらハマると思います。サウンド面でも攻めてるといいますか、往年のジャパメタのような要素も入れたいなと思っていたところだったので良い意味で違った側面を表現できたと思います。

魅ラ これまでにもMagistina Sagaの中に激しい曲はありましたけど、ツーバスをずっと踏み続けるようなガッツリとしたメタル曲は、『Trinity blaster』が初めてになるんじゃないかな!?

Mirei メタル好きだからこそ、『Trinity blaster』はすごく気に入ってます。ベースも、メタル要素をしっかりと入れながら弾きました。

庵-iori- わたし自身はそのゲームをやったことがないから内容自体は知らないんですけど、自分が作詞をするときには出てこないような、潤戯らしい厨二病な表現が沢山出てくる歌詞になっていると思います…!(笑)

──『voltage』は、ステージへ上がるときの不安と自信など、不安に心揺れ動きながらもしっかりと前向く心情を記していません?

潤戯-urugi- 『voltage』は、「ぶちかましたろ!」という気持ちを持って作った曲です。曲調は「ぶちアゲるぞ!」でも、歌詞は「お客さんと一緒にライブを楽しもうぜ!」「一緒に気持ちをアゲていこうぜ!!」という想いを持って書いています。タイトルは、「V」から始まる言葉にしたかったので『voltage』と命名してますw ここには、ライブに対する想いを書いているので、人も殺してないし、血は燃えたぎっても、流れる血は出てきません(笑)

庵-iori- 歌っていてテンションの上がる曲です。潤戯は前向きな歌詞はあまり書かない人だから、こういう感じの歌詞は珍しいなと思いました。

──『かざした手』には、自分の存在価値がわからなくなり、思い悩む姿を投影しています。この曲を手がけたのが魅ラさんですよね。

魅ラ そうですね。わたしの場合、最初にサビのメロディーから考えだし、「これ、いいなぁ」と思ったら、そこから曲全体に広げてゆく形で曲を作っています。

庵-iori- 歌詞を中心になって書いたのはわたしですが、元々魅ラの中に表現したい世界観があって、この曲はそのテーマを元に作詞してます。作詞をするうえで、「サビの頭を英詞にしてほしい」「でも最後のサビは日本語にして、この曲に込めた想いをパッと聴いても分かりやすくしたい」など、いろんな要望をもらって書きました。自問自答している歌詞になったのも、魅ラ自身が「なんで生きているんだろう」と自分探しのテーマを投げかけたことから、そこを膨らませました。作詞のクレジットは庵-iori-になっていますが、実質的には魅ラとの共作になっています。

──魅ラさん、自分探しは…。

魅ラ してはいますね(笑)

潤戯-urugi- 僕は…してないかも知れない(笑)

──そして『regret』『Lament』と楽曲は続きます。

庵-iori- 『regret』は、数年前に病気で亡くなったわたしの母親への想いを書きました。歌メロを聴いたときに浮かんだワンフレーズがその時の情景に重なり『regret』へ書き綴ったような想いが溢れ出したことから、それを歌詞に落とし込みました。

Mirei 『regret』はベースラインにこだわった曲です。歌へ寄り添えるように意識して弾きました。

潤戯-urugi- 『regret』は激しめの表情を持ってますけど、『Lament』はバラード曲。これまでMV化した楽曲の中にバラードが無かったのもあって、あの映像を作れたのは良かったなと思います。

庵-iori- 私はバラードが好きだから、こういう曲を表現できたのは嬉しかったです。『Lament』の楽曲が上がってきた時期、10年以上飼っていた愛猫が病気になり他界しました。『Lament』にはその子への想いを書きました。『regret』も『Lament』も亡くなった存在に向けての想いを実体験として書いていますが、それぞれ対象は異なります。だけど2曲とも、今でも聴く度にその当時の想いが甦ってきます。そしてまた、聴く人によっても思い浮かぶ情景やその対象は変わってくるかもしれませんね。

──ライブで歌うときに、涙が込み上げそうになりません?

庵-iori- 『regret』も『Lament』も亡くなった存在に向けての想いを実体験として書いているので、今でも聴く度にその時のことを思い出したりはします。今でこそ、ライブで何度も『regret』と『Lament』を歌ってきたからすぐに涙ぐむことはないですし『regret』は勢いのある楽曲だからそこまで感情が乱れることもありませんが、『Lament』はバラードなので歌いながら感情が込み上げてくることは今でもあります。

──それぞれ、アルバム『BloodMossAgate』の印象も聞かせてください。

庵-iori- 一つの芯を持ちながらも、一つのジャンルに縛られることのない、Magistina Sagaの持つ表現の幅広さや懐の深さを示せた作品になっていると思います。

Mirei 確かに、Magistina Sagaの持ついろんな音楽的な顔を提示できていると思います。

魅ラ このアルバムを通して、いろんなMagistina Sagaの表情を知ってほしいです。とくにお勧めは、イントロがすごくお気に入りの『Luna Ring』です。

Mirei わたしは『Lament』が一押しです。

庵-iori- わたしも、『Lament』が一番思い入れが深いです。潤戯は『Trinity blaster』??

潤戯-urugi- う~ん、全部(笑) 全体的な印象は…上手いことまとまったなという感じですね。

──今後ですが、2月28日にYogibo HOLY MOUNTAIN大阪で、MagistinaSaga Mirei&魅ラ Presents「Adore Kaleido」と題した、Mireiさんと魅ラさんの合同生誕祭が行われます。

庵-iori- この日は、2人が、対バンしたいバンドさんに声をかけ、一緒に共演してゆくイベントになります。

Mirei 自分たちのことをお祝いしてもらうなんて、おこがましい感じではありますけど。でも、お互いに好きなバンドさんと一緒にライブができる機会にもなったからこそ、会場に来た人たちみんなが楽しめるイベントにしようと、いろいろと準備をしています。

魅ラ 本当に素敵なバンドさんたちばかりだから、わたしも「負けないぞ!!」という気持ちでいるし、当日はもうバチバチにやっていきますよ!!

──最後は、魅ラさんにシメてもらいましょうか。

魅ラ え!!わたしですか!?
応援してくださる方々には、いつも本当に感謝をしています。毎晩枕を濡らすくらい涙が…ぜひCDを聴いてもらい、MVも見ていただき、そのうえでライブに来てもらえたら嬉しいので、お待ちしています。

TEXT:長澤智典

『希望は儚き幻となりやがて赤き夜となる』既存曲をReRec、さらに新曲が収録され、シンフォニックロックの深みと激しさが詰まった一枚。ファン必聴の新曲を引き連れ、キャッチーなメロディに激しいサウンドが突き刺さる音源がここに誕生!

Magistina Saga NewAlbum「BloodMossAgate」
2025年1月22日発売
型番:SWMS-012
発売元:Starwave Records
販売元:FWD Inc.
価格:3,300円(税込)
限定:完全限定300枚
CD収録曲:
01.Blood Moss Agate(S.E)
02.chain of causality
03.Blood Riding Psycho
04.Luna Ring
05.Trinity blaster
06.voltage
07.かざした手
08.regret
09.Lament

2025.2.28(金) Yogibo HOLY MOUNTAIN
MagistinaSaga Mirei&魅ラ Presents 「Adore Kaleido」
OPEN / START 17:00 / 17:30
前売/当日 3800円/4300円(D別)
▼出演者
Magistina Saga
ザ・ヒーナキャット
kitsunevi
SAISEIGA
FILL IT UP

▼来場チケット
来場者チケット受付/購入方法:
1Tiget
https://tiget.net/events/360537
受付終了(2025/02/27~23:59)
②各バンド取り置き
③当日

official WebSite
http://www.magistinasaga.com/
https://x.com/MagistinaSaga

ご購入方法:
オンラインショップでのご購入
https://starwave.official.ec

全国のCDショップでのお取り寄せ
これらのCDは全国のCDショップにて取り寄せが可能です。
取り寄せをされる時にはお店のほうに
「流通FWD Inc.」
「アーティスト名 Magistina Saga(マジスティーナサガ)」
「タイトル名 Blood Moss Agate(ブラッドモスアゲイト)」
「型番 SWMS-012」
をお伝え下さい。

INFORMATION
CDに関する問い合わせ先
E-MAIL:info@starwaverecords.jp

ライブスケジュール
https://magistinasaga.com/new003/schedule/

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