Blog
Ryuji(佐藤流司)×HAKUEI(PENICILLIN)=The Brow Beat、7月7日のメジャーデビュー日にオンラインライブを開催!! そして次回LIVEのチケット先行販売も決定!
7月7日にメジャーデビュー・シングル「ハレヴタイ」をリリースしたThe Brow Beat。発売当日の夜、池袋harevutaiでリリース記念のオンラインファンミーティング『「満点の星空の下のソーシャルのディスタンスの」のエピソード1〜メジャーデビューした七夕の夜のW彦星の君の、、、〜』を開催した。
オンラインファンミーティングは、RyujiとHAKUEIの軽妙なトークから幕を開けた。「ハレヴタイ」のリリース日であり、生放送の日が7月7日の七夕。2人は彦星となり、この日を心待ちにしていた人たちへ想いを届けに、天の川から降りてきた。と言っても、2人の彦星は年に1回ではなく、年に何度も逢える身近な存在なので、ご安心を。
本イベントは、#鳴風 のアコースティックギターの演奏を従えたライブ演奏を間に挟みながら、これまでのThe Brow Beatの歩みを振り返るように2人が話を進めていく。この日は、メジャーデビューしたことを、観ている人たちもThe Brow Beatの一員として共に喜び、これから一緒に突き進んでいく。その決起会として開催していることも2人は語っていた。
まずは、1stアルバム『ラグナロク』の話から。背景に映し出された写真を見て「懐かしい」と言いながら、想い出を振り返りだした。アルバムタイトルが決まった理由について、HAKUEIが「ラグナロクとは神話に出てくる用語で、神々の最終戦争が地球上で起こり、一度人類がリセットすることを意味している言葉。それくらい大胆な気持ちでThe Brow Beatが”破壊と再生”をテーマに活動していくんだという想いを込めて名付けた」と語っていた。Ryujiは、「Rからタイトルが始まったことが嬉しかった」とも述べていた。他にもHAKUEIは、「神々の戦争と共にRyujiが誕生」「最強の存在」「まさにThe Brow Beatはラグナロクを起こす」と、次々と熱い言葉をぶつけていた。
当時、MVを1日で3曲分撮影という、凄まじいスケジュールで行なったことも告白。HAKUEIがやりたかったワンカットでの撮影を「unlost」で実施したとも語っていた(後に、アルバムごとにワンカットMV撮影が恒例になる)。これも、Ryujiの役者としての表現力があれば安心と判断してのこと。「アイリス」のMVで、幕を降ろしているのはHAKUEIだったことも、裏エピソードとして語っていた。
ここで、『ラグナロク』のオープニングを飾る「アイリス」の演奏へ。ゆったり、しっとりとした演奏に乗せRyujiが歌いだすが、予定より2拍早く歌いだし、やり直す場面も。さらにHAKUEIが、2回目の演奏でもわざと2拍間違えて歌いだし(そもそも歌いだしはHAKUEIではない)、アクシデントを次々と笑いに変えていく。三度目の正直で歌いだした「アイリス」は、RyujiとHAKUEIの優しい歌の掛け合いからスタート。2人の歌声が聴いている人たちの胸に染み渡る。だが、2人の気持ちが次第に高まりだすにつれ、いつしか穏やかなアコースティックギターの演奏へ熱情した歌声を乗せていた。2人の感情的な歌声が重なりあったときの胸打つパワーに、有り余るほどの熱意と熱情を感じずにいれなかった。
2ndアルバム『Hameln』の話では、アルバムのSEはもともと日比谷野外音楽堂でのライブの登場SE用として制作。「レトロなサーカス小屋に来たようなダークファンタジーな要素を持った曲として作った」とHAKUEIが語っていた。曲中で語っていた英語の言葉は、Ryujiみずからの語り声。Ryujiいわく「Rの発音に注目」とのこと。「ハーメルンの笛吹き男」の粗筋を英語で語っていたことも教えてくれた。
Ryujiのヴィジュアルは白馬の王子様設定。HAKUEIは、王子を導く存在としての姿だったことを種明かし。当時のThe Brow Beatは、もの凄い速度で進化。それについていくのが必死だったこともRyujiは語ってくれた。
また、Ryujiが、The Brow Beatはツインボーカルのバンドで活動していくものだと思っていれば、HAKUEIは、Ryujiのソロボーカルバンドだと認識。その気持ちのすれ違いを補正するように生まれたのが、ツインボーカル・ナンバーたち。アルバム『Hameln』では、最初に「光のアルペジオ」をツインボーカル曲として作成。だが、その後に生まれた勢いあふれる「Snow White」が今のThe Brow Beatのツインボーカル曲に相応しいという理由から、「光のアルペジオ」はRyujiがソロで歌う曲になった裏話も語ってくれた。そのうえで歌ったのが、「光のアルペジオ」。 ここでは幻になったツインボーカルスタイルで届けてくれた。
軽快に駆ける演奏へ、Ryujiが心地好く身を預けながら歌いだした。その勢いを受け継ぐように、HAKUEIも声を張り上げ歌いだす。2人の歌声は、感情のボリュームをどんどん上げていく。2番ではHAKUEIが哀愁を帯びた声を響かせれば、Ryujiも、そのテンションを受け継ぐ形で胸の内から沸き上がる想いを声にして歌っていた。お互いの感情のを起伏をチューニングしながら、そのときの雰囲気にあった歌声に変えて歌っていく。その歌声は光を放つ様にも見えれば、その輝きが、観ている人たちの心に光を降り注いでいった。
次に3rdアルバム『Adam』について、HAKUEIが「名作です」と断言。「だんだんとThe Brow Beatの武器や特徴を自分たちでも理解して、それを、より攻撃力の高い武器にして作り上げたのが、『Adam』というアルバム」とHAKUEIが語れば、Ryujiが「アダムとイブが誕生したところからさかのぼるように現代までを語る」というアイデアを提案。その難しいテーマをHAKUEIが具現化していったことも伝えていた。
当時行なった全国ツアーのファイナル公演を、LINE CUBE SHIBUYAで2日間に渡って開催。そこまで駆け上がってきた熱い想いを語りつつ、2日間に渡る公演の初日は、メンバー全員がコスプレ姿になって舞台へ登場。ドラマーのかどしゅんが、なぜか大根姿だったことが当時話題に。その日をきっかけに、ライブでも楽しい悪ふざけを行なうようになったとも語っていた。『Adam』では、「灯篭流し」のMVをワンカットで撮影。美しい映像が出来上がるまでの模様を酔いしれるように語るHAKUEIの言葉を聞いていたら、「灯篭流し」のMVが観たくなった。
ライブでは、その「灯篭流し」を演奏。音源では最後のサビ歌でRyujiの声をクロスするように重ねて歌っているところを、RyujiとHAKUEIの掛け合いで再現。とても胸に染み渡る歌声と演奏だ。それまで座りながら歌っていたRyujiが立ち上がり、愛しい人に逢いたいという胸の内から込み上げる切々とした想いを願いに変え、しっとりと歌っていく。その歌声が、鳴風の哀切なギターの旋律に乗り、さらに心を痛く掻きむしる。壊れそうな感情のままに歌いあげる声が、気持ちを縛りつけた。終盤では、熱唱するRyujiの背景で、HAKUEIが優しく想いを寄り添えるように歌唱。2人の歌声が交錯していく様も、胸を激しく揺さぶった。
当初は、ラストインディーズライブを大阪と東京で会場に観客を入れた形で行なうはずだったが、コロナ禍における緊急事態宣言により、ライブは中止に。本当ならツアーの最終日にメジャーデビューの報告や、デビュー曲「ハレヴタイ」がアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』のタイアップ曲に決まったことを報告し、そのうえで次のステージへとステップアップしていく予定だったことから、急遽、無観客ライブ配信を行なうことにし、急いで配信会場を探しだし、3日間に渡り公演を開催。そこへ至るまでの舞台裏についてあれこれと語った。Ryujiは、お客さんたちを前にし、PENICILLINの「ロマンス」を歌唱するはずだったが、無観客配信ライブで披露した形になったことも残念がっていた。あのときの公演では、The Brow Beatらしいエンターテインメントな姿勢を忘れまいと、2日目の公演は、クジを引いてセットリストを決めるという斬新な形で行なったことも語ってくれた。しかもなぜか、メンバーみんな学生服を着てライブ。クジで曲順を決めた結果、「最後がMCになったのも斬新だったけど、最後に煽りで締めたかった」ことも、当時の模様を改めて振り返りながら2人は語っていた。ここで演奏されたのが、ラストインディーズ曲として、そのライブで披露した「stray child」。歌う前にRyujiが、「マジでキーが高いので、ぜひみなさんもカラオケで歌ってみてほしい」と述べていた。
「stray child」は、胸をキュッと揺らす郷愁呼び起こす楽曲。RyujiとHAKUEIは立った姿で、言葉のひと言ひと言を強く噛みしめるように歌いだす。一つ一つの歌詞をみずからの心へ染み渡らせるように歌うたび、その歌声に哀愁が深く漂いだしていた様も印象深く瞼に焼きついた。なんて心を痛く揺さぶる歌だろう。2人が想いを吐き出すように掛け合い歌う姿にも、心が揺さぶられた。最後のハモッた歌声は涙で塗れるほど胸に染み渡った。
最後は、メジャーデビューについて。「ついに我々は船出を迎えるわけです」と語りだしだRyuji。ここで初出しの過激映像を上映。それが「シンデレラ」のMV映像。感情のストッパーを振り切って歌う荒々しくもイカれた2人の姿が映し出されていた。映像についてファンの人たちから「むしろ、インディーズ臭がする」との感想も。「シンデレラ」も一発撮りで撮影。演奏メンバーに「なんでも自由にやってください」と話を振ったところ、メンバーが演奏するのをやめてとんでもない行為を始めた…その内容は、この映像が公開になったときに確認してもらいたい。いろんな意味で衝撃満載の映像として見れるはずだ。遊び心のポイントの一つが、Ryujiが歌の中で某ヒット曲の真似をして「うっせーわ」と歌っているところ。もう一つ遊び心が隠されているので、それは各自、楽曲を聴いて探っていただきたい。
ここで披露したのは、メジャーデビュー曲「ハレヴタイ」。解放感たっぷりの楽曲を、3人はアコースティックバージョンで披露…と書くと、しっとりアレンジを想像する方もいるだろうか。RyujiとHAKUEIは、「ハレヴタイ」が持つ解放感をしっかりと表現。聴いている間、ずっとドキドキとワクワクが止まらなかった。2人は力強い歌声を通して、観ている人たちを光と希望あふれる晴れ舞台へと引き込んでくれた。「もっともっと熱く」の歌詞のように、とても熱情した歌声の光を、2人は観ている人たちの心へ降り注いでいった。
「ハレヴタイ」を歌い終り、HAKUEIが「この曲はパワーが強いよね」と述べていた。ここからは、エンディングのトークへ。7月7日の誕生花が「睡蓮」ということから、急遽「睡蓮」をぶっつけ本番で演奏。こういうサプライズをそのときの気分で気軽に見せてくれるラフさがThe Brow Beat。トークも嬉しいが、2人の本質である歌で、心を幸せな気持ちで満たしてくれたことが一番の喜びだ。2人の彦星による求愛は、とても温かく、あふれるほどの想いに満ちていた。
最後に、鳴風が「The Brow Beatもタンポポのように、しっかり根を張って花を咲かせてください」とメッセージ。HAKUEIが「早く織姫に逢いたいです」と語れば、Ryujiは「なかなか筋トレしても胸筋が見えにくいので、もう少し胸筋が大きくなればなと思っています」と語っていた。
そして、The Brow Beatからの重大発表が。9月30日と10月1日にBrillia HALLにて『The Brow Beat LIVE 2021 Let’s play harevutai, shall we!?』を開催することが決定した。
ライブ後に、2人からメッセージをいただいたので、それもお伝えしよう。
「東京建物 Brillia HALLが2021年の天の川です」(HAKUEI)
「夏の大三角と冬の大三角形というのがあるんですけど。それもまた興味深い、大きな三角筋になっております。 もしかして秋だけ三角形がないんじゃないかなと思って。9月30日と10月1日に三角形が出来るね。という話でした」(Ryuji)
PHOTO:折田琢矢
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
The Brow Beat LIVE 2021
「Let’s play harevutai, shall we!?」
2021年9月30日(木)・10月1日(金)
東京・東京建物 Brillia HALL (https://toshima-theatre.jp/)
開場 17:45 / 開演 18:30
=TICKET=
全席指定 8,500円(税込)
※未就学児童入場不可
※申込者および同行者の個人情報を事前にご登録いただきます。
※個人情報をお預かりしたチケットご購入者ご本人様が(同行者も同じく)ご来場ください。
■The Brow Beat オフィシャルファンサイト先行(抽選)のご案内
・受付期間
2021年7月28日(水)12:00~2021年8月9日(月祝)23:59
・受付URL thebrowbeat.jp
会員コンテンツ内にてご案内
・当落確認
2021年8月12日(木)13:00~2021年8月15日(日)18:00
・入金期間
2021年8月12日(木)13:00~2021年8月16日(月)21:00
・制限枚数
各公演1会員様1申込2枚
■一般発売(先着)
2021年8月29日(日)10:00
詳細後日発表
公式サイト:https://thebrowbeat.jp/
公式Twitter:@The_Brow_Beat
FEATURED
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
- 山崎まさよし、小沢健二などで知られるベーシスト・中村きたろー、プロアマ問わず楽曲のベース演奏を依頼出来る「WEB BASS FACTORY」をスタート
- タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.6】×西槇太一 [前編] 音楽に関わり続け、バンドマンからマネージャー、そしてまさかのカメラマンに
-
タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.2】×武田信幸(LITE)
バンドマンとして、バンドを続ける「不安」と「喜び」に向き合う(前編) - タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.13】×須田亮太(ナードマグネット)(後編) 理想的な「生活」と「音楽」の関係性から新たに産まれた希望ある葛藤