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日本だけでなくアメリカでも精力的にライヴを行う国際派シンガー・ソングライター、大和田慧が、約2年振りとなる新作をリリース! 2014年、ハーレムにある老舗クラブ、アポロシアターの「アマチュアナイト」にオリジナル曲で出場し、準決勝まで進出した実績ある表現力は国内外の音楽ファンとミュージシャンを虜にし、着実に支持者を増やしていった。そして今、オトナだけでなく日本の子供たちが大和田慧の歌を口ずさんでいる。その引き金となった出逢いとミラクルについてじっくりと話を訊いた。
-7月4日リリースのニュー・シングル『まどろみ』は、2018年6-7月にオン・エアされているNHK「みんなのうた」の為に書き下ろした楽曲ですよね。
大和田慧(以下、大和田):有り難いご縁があり、NHKの担当者さんとお会いしたところ“「まどろみ」というテーマで曲を書いてみたらどうか”とご提案いただいたんです。すぐにイメージが湧き、ピアノを弾きながら一気に書き上げました。歌の主人公は、本当は起きているんだけれど寝たふりをしながらお父さんとお母さんのお喋りをなんとなく聞いている、そんな幸せな絵が頭の中に広がったんですよ。私の子供の頃の温かい記憶とリンクしているんですけれどね。
-タイトル先行で曲を書くこと自体、珍しいのでは?
大和田:こういうパターンは初めてですね。タイトルは曲が完成した後に決めることが多いですから。今回は、NHK「みんなのうた」の為に作りましたので、当然、子供向けではあるんですが、オトナの心にも響く曲にしたいと思い、そういった意識で曲作りをしたのも新鮮でした。デモを作り、提出したところ、決定の知らせが入りました。ええ、嬉しかったです。元々、映像と音楽のコラボレーションに興味がありましたので。じゃあ、レコーディングはどうしようと考えた時、ジョン・ブライオンさんをプロデューサーに迎えて制作出来ないかと思い付いたんです。
-L.A.在住の音楽プロデューサーで作曲家、多方面で大活躍されているアーティストですよね。お知り合いだったんですか?
大和田:全く(笑)。大学生の頃から一方的に憧れている方です。当時、私はエイミー・マンの大ファンで、頻繁に彼女のアルバムを聞いていました。ただ、全ての作品を気に入っていたわけではなく、ジョンがプロデュースしているアルバムが大好きだったんですよ。お気に入りのフィオナ・アップルも彼がプロデュースをしていましたし、フェイヴァリット映画『マグノリア』や『エターナル・サンシャイン』もジョンが音楽を手掛けていた。それで、私は彼の世界が好きだと確信し、ずっと追っかけていたんですが、今回「まどろみ」を作曲している時、ふとジョンが弾いているピアノの音が浮かんできて、そうだ、8月に渡米した時に、もし、会えたら駄目モトでお願いしようと思ったわけです。
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