READY TO KISSが12周年公演で見せた、継続こそが最強の進化してゆく姿。

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「キスで世界を埋め尽くす」をキャッチフレーズに活動を始めたREADY TO KISSも、10月で活動12周年を迎えた。何度も飛躍のチャンスをつかみながらも、そのたびにメンバーの卒業や脱退などリスタートを余儀なくされる状況を、READY TO KISSは何度も、本当に何度も重ねてきた。『NONSTOP~Restart Dash~』を発売したときも、「今度こそ、この最強の布陣で駆け上がる」と誓いながらも、同じ経験を繰り返した。そのうえで身につけたのが、変化していくことを受け止めたうえで、いかに長くグループを続けていくかという姿勢。12年という月日も、長く活動を続けていくREADY TO KISSにとっては一つの節目でありながらも、通過点に過ぎない。
現在は、木村ゆみか、もりしょうこ、水島さくら、瀬戸佳凛、白浜さや、小松かやの6人体制で活動しているREADY TO KISS。彼女たちが、10月22日に渋谷WWWで『READY TO KISS 12th Anniversary gig』公演を行った。この日は、シングル収録曲たちを中心に、いろんな時代を彩った歌を網羅。12年の歩みを集約したライブとなった当日の模様を、ここにお伝えしたい。

お馴染みのメンバーコールを組み入れたSEが流れだすや、フロア中から熱い声が張り上がる。ライブは、グループ名を冠した曲であり、READY TO KISSがメジャー最初のシングルとして発売した『READY TO KISS』からスタート。今宵の彼女たちは、とてもかわいいレディメイド姿。年齢はさておき、いつまでも恋に恋する乙女心を歌う彼女たちにとても似合う装いだ。メンバーらが愛らしい声で「君に キスしてもいいですか」とせまるたびに胸がキュンと鳴るのもお約束。いつの時代でも、どんな編成だろうと、いつだって彼女たちはハートをときめかせる魔法をかけていく。そこに、READY TO KISSの魅力を覚えずにいれない。
好きだからこその苦しい胸の内を歌った『トップシークレット~切ない極秘事項~』も、READY TO KISSのライブに熱狂と恋のときめきを与え続けてきた曲。彼女たちが甘えた声で「ねぇ切ないよ」と歌いかけるたび、同じように胸がキュッと締めつけられながらも、声を張り上げてメンバーの名前を呼ばずにいられなくなる。だから片思いの苦しい胸の内を、熱情した声にして叫び続けたい。
もともとは、卒業した牧野広実の亡き母への想いから生まれた曲だった。今では,毎年2月に行われるJAPAN EXPOへの出演を筆頭に、定期的に足を運ぶ大切な国になったタイ。『タイに行きタイ』に触れながら、曲に込めた想いに涙しつつも、元気いっぱいに歌うメンバーたちと一緒に、喉が痛むほど全力で声を張り上げて一緒に騒がずにいれなかった。この曲に触れるたび、眩しい夏景色が頭の中に広がるのも嬉しい。

READY TO KISSには、駄洒落風のタイトルにした曲も一時期多かった。『成増になります』も、そう。なりたい自分になりますという気持ちを、言葉遊びをしながら巧みに伝えていく。その洒落た遊び心に、初期曲以外のすべてを手がけているサウンド・プロデューサー石谷光のセンスの良さを覚える。この曲でも、ステージの上で無邪気にはしゃぐ6人と一緒に、フロア中の人たちも、声を張り上げながらはしゃいでいた。
「きゅんきゅんする」と言いたくなるくらい、わちゃわちゃと弾けたポップチューンの『限界DRIP』で見せた、キュートなアイドルらしさを思いきり楽しむメンバーらの姿。フロアでも、彼女たちと一緒に心を乙女モードに染め上げてはしゃぐ人たちも多かった?!鳴り響くサイレンの音。そこへ絡むのが様式美系のハードロックナンバー。『サイレンとジェラシー』も、石谷光らしい遊び心を詰め込んだハード&ポップチューン。この曲のサビ歌が胸を熱く掻きむしる。楽曲の表情にあわせた、メンバーたちのパワフルでダイナミックで少し強気な歌声やパフォーマンスが頭の中で鳴りやまない。一転、別れをテーマにしたミドルメロウな『永遠に』では、 一人一人が切ない想いに心を染め上げ、「永遠にあなたの側で笑っていたかった」と、少し哀愁を帯びた歌声を、場内にいる一人一人の心に響かせていた。

このブロックでは、1曲ごとにいろんな表情を見せてゆく。『伊達だって』では、メンバーが一人一人可憐に舞い踊りながら歌うたびに、フロアからそのメンバーを呼ぶ声が響き渡っていた。READY TO KISSには、カラフルそうにみえて切ない曲が多い。涙を誘う歌を晴れた色にして届けるところもREADY TO KISSらしさ。やはり彼女たちには、切ない乙女心を歌った楽曲が似合うのかもしれない。
READY TO KISSの始まりを告げた歌が『秒シミュレーション』だった。冒頭で見せるメンバーらが足を高く上げてキックする姿も印象的だ。この曲が始まるたびに、フロアから上がる声がひと際大きくなれば、一緒に振りを真似る人たちがあちこちに現れる。12年経っても、いや、何十年経とうと、いつだって『秒シミュレーション』がフロアを熱狂で彩り続けるのは間違いない。

MCでは、「新衣装がめちゃかわいいけど、レザー仕様なのでめちゃ熱い」と語っていた。次に披露したのが、13年目のREADY TO KISSの姿を示唆する、 デジタル配信も決定した新曲の『YOURSELF~君が君であるために~』。ポップでパンキッシュ、しかもエナジーにあふれたその楽曲は、未来へ向けて力強く突き進んでゆく人たちの気持ちを鼓舞する歌。彼女たちは「君が君であるために 戦うべき相手がいる」と歌っていた。その言葉は、楽曲に触れた人たちへ向けてもそうだが、READY TO KISSのメンバーたちへ向けて石谷光が送ったエールであり、メッセージにも感じていた。
千葉咲乃という絶対的な存在の卒業を受け、新たに清川麗奈、牧野広実という2トップを軸に、ここから新たなREADY TO KISSとして船出しようという想いを胸にリリースしたのが、『NONSTOP~Restart Dash~』だった。結果的にこの曲は、何度もリスタートを繰り返してきたREADY TO KISSにとって、体制が変わるたびに、未来へ向かう自分たちを鼓舞する歌にもなった。でも、こうやって歌うたびに、彼女たちとファンたちが同じ気持ちを共有し、心を一つにして気勢を上げられるのが嬉しい。悔しさをバネにして、涙を隠して笑顔ではしゃぐメンバーたち。その姿を見るたびに気持ちが励まされれば、一緒に最高の未来をたぐりよせたくなる。
『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』に触れていると心がキラキラと輝き、ときめきを抑えられなくなる。だからフロア中の人たちが、声を張り上げて「お前が一番」とメンバーらへ向けて熱い声を張り上げれば、一人一人が夜空で閃く星のように熱い輝きを放ちながら、6人と一緒に全力ではしゃぎ続けていた。笑顔がどんどんくしゃくしゃになっていく。それくらい、胸のドキドキが止まらなかった。

最新シングル曲の『Rainbow Arch』も、輝く未来を見つめた、とても前向きな歌。険しい道の途中にいる自分たちだからこそ、雨が上がり、虹のかかったその先には輝きが待っていると信じたい。その気持ちが消えない限り、これからも彼女たちは仲間(ファン)たちと一緒にたくさんの涙を流しながら、ともに駆け続けていけるのだから…。そう、どんなことがあっても、自分らの描いた道を自分たちのペースで進めばいい。『MY WAY』を通して6人は、改めて自分たちの気持ちを、恋心に託したこの曲を通して確かめていた。あのね、ほんとにね、好きの気持ちが止まらないよ。
本編最後を飾ったのが、もう一つの始まりの曲『ChuChu』だ。イントロが流れた瞬間、フロアから沸き立つ野太くて熱い声、声、声。『ChuChu』に触れるたびに、互いに「好き」の想いを信じあえる。だから、メンバーたちが歌う「ChuChu好きだよ」の声に向けて、みんなが全力で「俺もー!!」と返していた。彼女たちが胸に手を添え、甘えた素振りで「ChuChu好きだよ」と歌いかけるたびに、心が熱く張り裂けそうになる。だから、「俺もー!!」と叫ばずにいれなかった。

アンコールは、今年の夏のREADY TO KISSのライブ空間にタオルが舞い踊る熱狂的な景色を生み出してきた、最新配信曲の『猛暑モーション』から始まった。この日のフロアでは、推しメンバーのタオルを手にした観客たちが、6人の動きに合わせて思いきりタオルを振り、声を張り上げて騒いでいた。この曲を歌うたびに、猛暑の夏がこの場に蘇る。READY TO KISSの中に、毎年の夏を彩る最高のアチアチソングが誕生した。

千葉咲乃の卒業ソングとして生まれ、その後も多くの卒業生たちが新たな未来へ旅立つ曲として歌ってきたのが、『その先の未来へ』。この日の彼女たちは『その先の未来へ』を、13年目という新たな1年へ向けて一歩を踏み出す思いとして届けてくれた。ときに涙を誘うこの曲が、この日は希望を抱く歌として胸に伝わってきた。どの曲もそう、歌う人の心のモード次第でいろんな意味や思い、輝きを放つ。彼女たちが歌う「君が好きだ」の声や、「ここまでこれたのは、君が支えてくれたから」と感謝を伝える歌声が、この日はファンたちにも嬉しいエールとして響いていた。
いつだって、いつまでだって、自分たちは無敵のアイドルであり続ける。そんな意志も胸に、6人は最後に『ムテキモード』を元気いっぱいに歌っていた。フロア中からもずっと野太い声が響き渡る。ここにいるみんなが胸をドキドキしながらも無敵モードの自分になって、この場に一緒に輝きを作りあげていた。ほんと、ときめきが止まらないよ!!!!!!

今後のREADY TO KISSだが、この日披露した新曲の『YOURSELF~君が君であるために~』をデジタル配信する。詳細は、しばしお待ちいただきたい。来年には、東名阪で無料ワンマンツアーを行うこともこの日発表した。 13年目へと確かな一歩を踏み出したREADY TO KISS。その先の未来も一緒に見続けてくれたら、かならずメンバーの笑顔に出会えるはずだ。

PHOTO:本間裕介
TEXT:長澤智典

INFORMATION

①新曲「YOURSELF〜君が君であるために〜」近日デジタルリリース決定!

②東名阪ワンマンツアー開催決定!
なんと!全会場🉐チケット無料🉐
2月21(土)日大須TOYS
2月22日(日)大阪CDCBOX
3月26日 (木)渋谷REX

セットリスト
『READY TO KISS』
『トップシークレット~切ない極秘事項~』
『タイに行きタイ』
『成増になります』
『限界DRIP』
『サイレンとジェラシー』
『永遠に』
『伊達だって』
『秒シミュレーション』
『YOURSELF~君が君であるために~』(新曲)
『NONSTOP~Restart Dash~』
『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』
『Rainbow Arch』
『MY WAY』
『ChuChu』
-ENCORE-
『猛暑モーション』
『その先の未来へ』
『ムテキモード』

SNS
HP: https://www.ready-to-kiss.jp/
X: https://x.com/READYTOKISSoffi

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