【後半】 Musicolune(ミジュコリュヌ)× 音楽プロデューサー中脇雅裕 対談!!

Share on facebook
Share on twitter
Share on google
Share on email
Share on facebook
Share
Share on twitter
Tweet
Share on google
Share
Share on email
Email

前半では、キーボードを始めた原点や、今も活躍されている恩師との出会いに彩られたMusicoluneさんの音楽遍歴をご紹介しました。さて、後半はついに最新アルバムの全貌へ。制作のきっかけからコンセプト、そして“一曲だけの依頼”が実は“アルバム制作”へと膨らんでいった裏話まで、ヒーリングとバラードをキーワードにしたMusicoluneの新たな挑戦をじっくりお届けします。

中脇「今回アルバムをリリースいただいたのですけど、ちょっとアルバムについていろいろお話を伺いたいと思います。まずコンセプトとかどういった趣旨で作られたのか、お話いただければと思います。」

Musicolune「このアルバムを作った経緯を軽くお話すると、アルバムでマンドリンを弾いている、ピエロの格好したミュージシャンRocaさんっていう方から、自分の作品を残したい、というところで自分に制作の依頼がありました。そこから始まっています。ちなみにRocaさんの『メリスエンゲリス』っていうアルバムが、同じようにホロスミュージックでリリースされています。」

中脇「一度、スタジオで録音をさせていただきました。」

Musicolune「それは知らなかったです。Rocaさんから宣伝してくれって、言われたので忘れないように。
このアルバムのコンセプトなのですけど、結果的には自分で作ったキャッチフレーズですね。」

中脇「はい。」

Musicolune「『過ぎし日々を見つめ新しい季節へ。』このキャッチフレーズの通りこのアルバムを聞いてもらって、その音楽に浸ってもらったりとか、過去の素敵な思い出に浸ったりして、ちょっと何か前向きに何かしてみようっていう、そういうコンセプトでまとめました。その前向きに何かしてみようっていうのは何でもいいのですけど、勇気を与えるとかそういう大きなことじゃなくて、ちょっと疲れたなってときに聞いてもらって、ちょっと散歩に行こうとか」

中脇「なるほど」

Musicolune 「そう言う感じの軽い前向きさ、ですね。そういうコンセプトで作りました。ただ、あの本当のことをいうと、元々コンセプトはなくて、アルバムを最終的にミックスとかマスタリングまとめるときに、こういう感じになったらいいなっていう事で完成させたって言うのが正直なところです。」

中脇「作って、聞いてみて、そういう思いが固まってきた・・・と言うような?」

Musicolune「そういう感じです、はい。実は最初はRocaさんから制作依頼が来た時に1曲だと勘違いしていて。」

中脇「そうなの?」

Musicolune「でも『アルバムだよ』って言われた時に、何をテーマにして作ろうかなと思って、まずは『黄金の秋』っていう曲を作ったから、四季をテーマに一旦作ろうと思って4曲作って。4曲できた後に、ヒーリングミュージックに合うようなコンセプトの曲をその間に作っていった・・・って感じですね。星についての曲とか、子供たちに向けての曲とかっていうところですね。」

中脇「なるほど。そんな中で、曲についてもお話いただいたのですが、何かあれば」

Musicolune「そうですね、ちょっと2曲お話したくて。アルバムの中の1曲目の『君がいた夏に』っていう曲があるんですけど。この曲はこのタイトル通り、過ぎ去ってしまった、もう2度と帰ってこない思い夏の想い出をテーマにしています。もう戻ってこないって言うとちょっと切ないですよね。あの時は君が一緒にいたけど、もういないっていうイメージの曲です。」

中脇「切ない感じですね。」

Musicolune「はい。この夏の想い出の中には、Musicoluneで、1日で名古屋と神戸をハシゴしてフェスに出たことがあって。無理やり。新幹線で先に神戸に行って、朝の出番やって、名古屋の方に戻っていって、強引に1日2つのフェスに出ました。その凄く楽しかった夏の想い出もこの曲には含まれています。」

中脇「なるほど。もう一つは?」

Musicolune「もう一つ話したい曲があって、最後に「子守唄」という曲があるんですよ。自分は独身で子供は居ないですけど、子供が結構好きで。子供ってカオスで、単純に可愛らしい。そして、世界の宝だと思うんですよね。」

中脇「そうですね。おっしゃる通りです。」

Musicolune「世界の宝である子供たちに向けて作りたいと思って作った曲です。ちなみに曲の冒頭に、赤ちゃんの声が入っているのですが、これ姪っ子ちゃんの声なんですよね。頑張って『パパ、ママ、とか言って!』なんて言って、レコーダーで頑張って録音した声を入れています。なかなか言ってくれなくて。その時、赤ちゃんだったので(笑)」

中脇「何歳ぐらい?」

Musicolune「1歳とかそうですね・・・3歳ぐらいかな、話し始めたのが。それを頑張って一生懸命録って、グラニュラーシンセサイザーで加工して使っている。聞き取るのは難しいかもしれないですけど、実はその時に録れた愛犬の声も入れています。姪っ子とうちの弟と奥さんが来たときに、ワンワン吠えちゃって。その時に偶然入った「ワン」っていうのが、実はちょっと入っています。」

中脇「可愛いですね。」

Musicolune「そうですね。」

中脇「先ほど1曲だと思って、依頼を受けたアルバムだったっていうところもあって、今その2曲のお話をいただきましたが、他に何かトピックというか、苦労されたことがあれば。」

Musicolune「そうですね。最終的な仕上げの段階で、やっぱりヒーリングミュージックとして心地よく聞けるって言うのを重視しましたね。さっき話したハウスミュージックだと、結構低音ガンガン出ていて激しめなミックスに。ただ、やっぱりヒーリングミュージックだと、それでは心地よく聞こえないので優しく聞こえる感じで作って、ただ低音は残すようにしています。低音を削ると、自分がイメージした楽曲のバランスにならないので。ちょうど良い低音を鳴らしながら、心地よく聞けるっていうことを結構頑張って作りましたね。ミックスとマスタリングは結構やり直しました。」

中脇「そうですか。」

Musicolune「どれがいい低音のバランスとかなんだろうっていう、凄くよく聴きながら、やりました。」

中脇「期間的にはワンアルバムでどの程度時間を使っているのですか?」

Musicolune「断続的に3年かけました。ただ3年がっちり作っていたわけじゃないです。」

中脇「もちろん、もちろん。」

Musicolune 「Rocaさんからのデータを待って作って、別の曲を作ってっていう感じでした。全然3年間がっちりは作ってはいないです。」

中脇「でも、Rocaさんが自分で演奏されたデータを待って、それにいろいろとミックスしたり、足したりされたって作り方なのですね。」

Musicolune「1回Rocaさんにワンコーラスかな、ワンコーラスでこういう曲作りますって渡して聞いてもらってOKだったらフルのオケを作りました。その後、Rocaさんのマンドリンのデータもらって、ミックスとマスタリングをした感じでしたね。ただ、曲によっては、ちょっと詳しい話かもしれないですけど、オケを渡してデータをRocaさんのマンドリンを入れるだけで上手くいきそうだなと思っていましたが、曲によってはそれ以外のパートを結構調整したりはしていました。例えば『桜』っていう曲がありますが、マンドリンとピアノの掛け合いをしている所が、上手く調和しなくて。ミックスだけじゃなくて打ち込みし直したりとかっていう調整とかもしました。」

中脇「そういうことも含めて3年かかったと」

Musicolune「そうですね。はい。」

中脇「その他に何か苦労されたりしたところは?」

Musicolune「これは苦労ではないですけどアルバムなので自分としては曲ごとにバリエーションをつける、ということを心がけましたね。特にリズム面ですね。最初の1曲目はちょっとハウスっぽい曲なのですけど、2曲目はNujabesさんを真似したヒップホップ調だったりとか、それ以外に完全にバラード調の曲を入れたりとか、アルバムの中で飽きずに聞けるバリエーションを作る!というのは、結構考えながら作っていましたね。」

中脇「わかりました。そういったご苦労されたヒーリングアルバムですが、どういうシチュエーションで、どんな方に聞いていただくか・・・そういう、どのようなイメージで作られたのかを含めてお聞きしたいと思います。」

Musicolune「どういう人に聞いてもらいたいかというと、世界中の人に聞いてもらいたいなって」

中脇「そうですよね。それはそうです(笑)」

Musicolune「自分は今こういう風に考えていて、日本の中で100万人、Musicoluneの曲を好きでいてくれる人はいないでしょうが、世界で考えると実は100万人ぐらい居るんじゃないかな?と思っています。ちょっと傲慢かもしれないんですけど、Musicoluneの曲は結構いろんな国の人に「好きなんだ」って言ってもらえたりしているのですよ。例えば、フランスのMusicoluneの曲を好きだと思ってくださる方が、勝手にホームページを作ってくれたりとか。」

中脇「すごいですね。」

Musicolune「検索したら『これ何だ?』って思ったら、フランス語でホームページ作ってくれたフランスの方がいて。あと、自分は片言の英語で、いろんな国の人と、日本だったり海外だったり話しますが、この前、渋谷でちょっと手助けした人がアメリカ人の人で、荷物をどうやってここまで空港まで郵送すればいいのか?みたいな、片言の英語とGoogle翻訳の話をして、最後に自分の曲を聞いてもらって『これはいいね』とか、『これ売れるよ』とか言われた事があって、何かいろんな世界の人に聞いてもらえる音楽なんじゃないかなぁと、自分は思っているんですね。
シチュエーションとしては疲れた時とか、ゆっくりしたい時とか、あと自分もたまにありますが大変な現実からちょっと逃げたい時に、仕事の疲労だったり家庭の方で大変だったりとか、そういう時に聞いてもらいたいなって思っていますね。さっき言った通り・・・曲を聴いてもらって、なんか昔の美しい思い出に浸ったりとか、ちょっと現実から離れてもらって少し散歩でも行くかみたいな前向きな行動をしてもらうっていう、そういう願いがありますね。」

中脇「そういったシチュエーションを世界の人に、このアルバムで届けたいですね。どうしても皆さん疲れてらっしゃるし」

Musicolune「そうですよね。」

中脇「気分がどうしても落ちる時もありますからね。ぜひそういう時に、優しいカンフル剤みたいな感じで、ですね」

Musicolune「それいいですね。その言葉は素敵ですね。」

中脇「そんな感じで、ぜひ皆さんに聞いていただける。」

Musicolune「はい。ぜひ聴いてもらって。」

中脇「最後に何か、言い残した事とか大丈夫ですか。」

Musicolune「もう1個だけ言いたいことがあって。四季や星、子供をテーマにしている曲があるので、インスタグラムのBGMとして使ってもらいたいです。是非『Musicolune』で検索してください。」

中脇「それは良いですね、はい。」

Musicolune「想い出とか、皆さんが撮った写真に結構ぴったり合うような曲が、おそらくあるかなと思っていて、ぜひ写真と組み合わせて使って楽しんでもらって、はっきり言っちゃうと、曲を広げてもらうと。ぜひお願いしたいなと思っています。」

中脇「フォトジェニックな曲ということで。」

Musicolune「フォトジェニックな曲入っているので。綺麗な写真に合うと思います」

中脇「僕も、細々とですがインスタしているので使わせていただきます。ありがとうございます。これをまとめて、ちょっと記事にさせていただきます。」

NEWアルバム
Musicolune feat. Roca「New Sesons」
配信先はコチラ
◆Apple
https://music.apple.com/jp/album/new-seasons-feat-roca/1765870809
◆Spotify
https://open.spotify.com/album/4Xmarq5pl8w1XLjkVrbSFs

Musicolune各種SNS情報
https://x.com/Musicolune
Twitter 最新情報はコチラ
https://note.com/musicolune/n/n2aaf79d246ef?sub_rt=share_b
note ディスコグラフィ
https://www.youtube.com/@Musicolune
Youtubeチャンネル 過去のライブ動画はコチラ

×

ワールドコア株式会社

〒150‐0001 東京都渋谷区神宮前 2-33-8

原宿ビューパレー #1001

TEL:03-6447-1567 / FAX:03-6721-1854

WEB:https://worldcore.jp

©WORLDCORE. All Rights Reserved.