LA音楽生活15年・Layla Laneヒデの【原稿料頂いたのでお話します Vol.2】英語の覇者になろう!いや、ならないように気をつけよう!

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前回に続きまして、英語の話です。ちょうどいいので、ここで平和と愛を込めて警告!(←Ringo Starrが「もうサインしねーからファンレター送ってくるな!」ってブチギレしてた動画より引用)

経営者のみなさん「留学経験数年!英語できます!」と豪語している方々にちょっと注意!!

今回はちょいと経営者に役立つ話。「なんだ、音楽関係ねーのかよ!」と思われるかもしれませんが大いに関係あります。なぜなら、アメリカでアーティストをやるということは、自分というアーティストのマネージメント会社の経営者になるという意味でもあるからです。日本ではアーティストは事務所に属すというケースが多いかと思いますが、アメリカではアーティストが自分のマネージャー、プロモーター、弁護士を雇うという場合が多かったりします。かくいうあたくしも自分のユニットLayla Laneでは相方のヴァレリーと一緒にLayla Lane Musicという会社を立ち上げ、社長をやっております。アメリカでプロとして音楽をやるということはアメリカ人相手にビジネスをするということなのであります。

というわけで本題。ハッキリ言います。あたしゃ海外経験数年の人たちが怖い!もちろん全員ってわけではありませんけどね(←非難くらいそうだから、とりあえずこう言っておく)。「なーに、ウチで雇ってるヤツはこないだも外人と楽しそうにおしゃべりしてたからノープロレムだよ、キミィ」と思われたらなお最後まで読んでみてください。

LAに十数年もいますと、たくさんの日本人留学生を見るのですが、ざっくり以下のような流れがあるように思えます。

1~2年目:なんとなく英語に慣れ、日常生活ができるようになる。英語に対して謙虚。
2~数年目:日常生活ができるようになり友達もでき、英語で授業なんかも受けてるものだから、自分の英語力を過信し英語の「覇者」と化す。
「覇者」卒業後:くはぁ〜、英語やっぱりムズイ〜〜 orz  謙虚に戻る。

自分にも英語の覇者期がございました。今思えばとても恥ずかしいのですが、意気揚々と自信満々にしょーもない英語の歌詞など書いていました。このような覇者期の存在は、英語に限らず、何かを習得しようとするとき比較的多くの人が通る道かと思います。人間たるもの、少し慣れれば気が緩むわけで、車の運転にしても慣れてきた6ヶ月〜1年頃が一番危ないと言われています。この気の緩みに自分で気づけばいいのですが、幸か不幸か、覇者たちは気づく前に日本に帰ってしまうのです。車の運転で言うならば、ずっと免許取得後6ヶ月〜1年のゆるゆる状態をキープなのであります。帰国後もアメリカにいた時と同じように英語ネイティブに囲まれた環境を維持し、英語習得に勤しむというのならば話は別でしょうが、そうでもない限り覇者が自分の英語力を省みる機会は少ないでしょう。

実際こんなことがありました。
ある海外の大物音楽ビジネスマンを日本の会社に紹介してあげた時の話です。相手が大物だけに粗相があっては困るので、日本サイドには僕が間に入りますと言ったのですが、「いいえ、大丈夫です。」と。この「いいえ、大丈夫です。」を意訳するのなら「我こそは英語の覇者なり!」がしっくりきます。覇者が大丈夫だというので、ちょっと様子を見ることにしたのですが、後に大物ビジネスマンから僕に直接メールが来ました。

「ヒデ、すまんが、この覇者の言ってることがさっぱりわからん。ちみがこの覇者の英語を、ちゃんとした英語に訳してくれないか?」

もうこの覇者には人は紹介できません。はぁ、あのメールここで公表してやりたいぜぃ。

なんか海外とスムーズに取引が行かないなぁと感じているのなら、もしかしたら、問題は覇者の英語コミュニケーション能力にあるかもしれませんよ。

今日は特別、アナタが雇っている英語/海外担当が覇者かどうか調べる方法をお教えしましょう。簡単です。その方が仕事で書いたメールをネイティブに見せたらいいのです。でもって、「日本人が書いたということを配慮せずに、この人の英語はどうですか?なんかおかしいって感じは少しもありませんか?正直に教えてください。」と聞いてみてください。

よく考えてもみてください。プロフェッショナルな世界では、ネイティブですらどう表現したら相手にうまく伝わるか、説得できるかなどを一生懸命考え、やもすればプレゼンや話術の授業をとったりまでして練習し、書いたり話したりするのです。留学経験そこそこの覇者が対等にやりあえなくても仕方ありません。ですから、ベストは賢い本物のバイリンガルを雇うか、謙虚になった賢い覇者+ネイティブ(覇者が土台を作り、ネイティブが細部を直す)を組み合わせて使うのがよいかと思いますが、いかがでしょうか?

ん?それじゃ人件費が2倍になってしまうですって?はい、そういうものですよ。言語は話せる人には簡単なものですが、習得する過程にはたくさんの経験、時間、お金、精神的苦痛、プライド粉砕などがつぎ込まれているわけです。「お前簡単にできるんだから無料でやってよーパワハラパワハラ」や「なんだよ、お前ケチくせーなー」といった時代はもうやめて、フィリピンパブ以外でもシャッチョーサンと敬意を込めて呼んでもらえるかっこいいシャッチョーサンを目指してください。ケチって覇者とドロ船に乗るよりも、断然生産的でございますよ。

PROFILE

Hidehito Ikumo

Hidehito Ikumo

アーティスト/ソングライター/プロデューサー

ロサンジェルスを拠点として日米で音楽活動中。
世界のトップミュージシャン達より高い評価を受け、ビートルズのリンゴ・スターとも共演。ネットワークも広く、自身のプロジェクトにはJim Keltner (John Lennon, George Harrison, Bob Dylan, etc)、Dean Butterworth(Good Charlotte)、David J Holman(Olivia Newton John, No Doubt)なども参加している。レトロポップユニットLayla Laneとしては2010年日本でメジャーデビュー。

Layla Lane:http://www.facebook.com/laylalanemusic

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