Blog
映像演出家・スミスの人生相談【きょうもスミスがかんがえた Vol.4】スミス、脚本についてかんがえた その2
Share on facebook
Share on twitter
Share on google
Share on email
Share on facebook
Share
Share on twitter
Tweet
Share on google
Share
Share on email
Email
こんにちは。映像演出家スミスです。前回に続き、脚本の話。
脚本から大まかなトーンとキャラクターを決めたら、各シーンの設計をしていく。ここからは特に演出家としての特徴が、大きく分かれる部分。一体何を面白く見せていくのかが具体的に問われる。役者の演技を最大限に活かせるように、撮影の方法を考えるか、それともトリッキーなアングルで画的な興味で視聴者を引き込むか。もちろんその両立を目指すこともできる。脚本の面白さを引き出す方法を、ここで具体的に模索していくのだ。役者の演技とロケ場所から想像しつつ、撮影プランを立てていく。ワンカットずつ、どう撮るか。その時の照明はどんな雰囲気なのか。
ここからは、僕流の方法論。まずシーンでのベースショットとマスターショットをつくる。
ベースショットとは、そのシーンを最も分かりやすく説明できるアングル。大体は引いた画になることが多いが、役者の演技が見渡せることが基本。個人的にはここに美しさや気持ち良さが必要だと考えている。編集において、別のアングルから戻ってくることが多く、一番長く見る可能性が高いし、シーン自体の雰囲気を一番伝えるアングルになるからだ。
そして、マスターショット。これがメインディッシュ。人の心を動かすための演出的仕掛けである。このアングルで、役者の演技のピークを最大限に増幅させる。ここにたどり着くための道順を逆算して構築していく。必ずしもシーンの最後にあるとも限らない。いきなりワンカット目に登場することもある。
FEATURED
- 【Interview】結成30周年目前にしてなお「音楽的に評価されていない」と語るフラワーカンパニーズ、自主レーベル設立で切り拓く突破口
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
- 山崎まさよし、小沢健二などで知られるベーシスト・中村きたろー、プロアマ問わず楽曲のベース演奏を依頼出来る「WEB BASS FACTORY」をスタート
- 有名プロデューサーが新プロジェクト始動!株式会社フレッサ音楽事業部が、完全新規!グループアイドルのメンバーを募集!
- Nozomi Nobody【Origin Vol.5】× 韓国インディーを撮る写真家・工藤ちひろ [前編] バックステージで待ち伏せ、DIYレコードショップーー“たまたま”を引き寄せるエネルギーと行動力