Blog
映像演出家・スミスの人生相談【きょうもスミスがかんがえた Vol.16】スミス、「作法」についてかんがえた
Share on facebook
Share on twitter
Share on google
Share on email
Share on facebook
Share
Share on twitter
Tweet
Share on google
Share
Share on email
Email
じゃあまったく意味のわからないもので良いかというと、そんなことはない。死に際の親子の会話に、いきなりキノコの映像を差し込んだって映像に引き込まれたりはしないだろう。本当に必要なのは、起きている事象を表現できる新しい何かだ。死にゆく親を予感させる、何か。これを見つけ出すのが、演出家の仕事である。
「何か」を生みだすために、演出家は映像の作法を知る必要がある。作法という「型」を崩したり、はみ出したりすることが演出だからだ。「型」から漏れ出た部分にこそ、感情があり、表現がある。これを視聴者が理解したり、認識することはあまりない。なのに、感覚的に強く訴えかけてくる。一瞬では説明がつかない感覚。それが、とても気持ち良いのだ(もしくは強烈に気持ちが悪い)。演出家でも説明がつかないような美しさや、不可解さすら存在する。演出家はそんな映像を生み出すために、試行錯誤し続けているのである。
さて、今回の質問です。
お酒の良さを教えてください! あと、好きなおつまみもあわせてお願いします!(匿名年齢性別不詳)
実は酒類、一切呑めないんです。憧れはあります。特にワイン。食事に合うワインとか、めちゃめちゃ美味しそうじゃないですか。色も良い。でもダメなんです。石油を飲むのと同じだと思ってください。残念ながら。
人生、仕事、恋愛、くだらない質問まで、どんなことでも相談にのります。質問は、twitter:@smith0204へ、性別年齢ハンドルネームをそえて、お願いします。是非。
PROFILE
スミス
武蔵野美術大学卒業後、竹内芸能企画にてミュージックビデオの第一人者である竹内鉄郎に師事。
2000年から演出家として活動し、映像に特化したアーティストを独自の表現で撮り続けてきた。
情熱的なパーティーチューンを得意としながらも、静謐で奇妙な作品も支持されており、動と静の作風を併せ持つ。
近年では、でんぱ組.incの夢眠ねむとの映像ユニット“スミネム”を結成し、活動の幅を広げている。 コレオグラファーとしても活動中。
Web:smith0204.com
Twitter:https://twitter.com/smith0204
2000年から演出家として活動し、映像に特化したアーティストを独自の表現で撮り続けてきた。
情熱的なパーティーチューンを得意としながらも、静謐で奇妙な作品も支持されており、動と静の作風を併せ持つ。
近年では、でんぱ組.incの夢眠ねむとの映像ユニット“スミネム”を結成し、活動の幅を広げている。 コレオグラファーとしても活動中。
Web:smith0204.com
Twitter:https://twitter.com/smith0204
FEATURED
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
-
タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.1】× 安孫子真哉(KiliKiliVilla)
「家族との生活」と「音楽の場所に戻る覚悟」(前編) - タイラダイスケ (FREE THROW)【生活と音楽 Vol.9】× モリタナオヒコ (TENDOUJI) (前編)「何にもなかった生活に寄り添い続けた音楽」
- 世界的サウンドヒーラ シャービン・ボロリアン(Shervin Boloorian)インタビュー
- あなたは、TikTok上でツルペタ(貧乳)ネタでバズッているBON.井上のことを知っているか?!