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【20260621ライブレポート】cune、Hysteric Blue、D≒SIREらのメンバーが集結した「中村泰造」生誕祭をYUKIYAがオーガナイズ! 30年ぶりに復活したD≒SIREのサポートギタリストに 一也 -Kazuya-(HOLLOWGRAM)決定!

2026年6月21日、東京・六本木にオープンした都内最高峰の音響システムと270インチのLEDを誇る新会場「GT LIVE TOKYO」にて、cuneやRayといったバンドでの活動そして、青山テルマ / 上田竜也 / 大石昌良 / 倖田來未 / 小林亮三 / 杉本善徳 / 成田昭次 / 雅 – miyavi – / ENDLESS / OLDCODEX / THE 野党 / など、様々なアーティストのライブやレコーディングに参加するベーシスト、中村泰造の生誕祭イベントが、彼の出身レーベルでもあるKreis(クライス)のイベントの一環として主宰者であるYUKIYAこと藤田幸也(D≒SIRE /JILS/Kαin)のオーガナイズにて開催された。
中村泰造のホームバンドであるcuneは、ボーカリストの脱退によりギタリスト生熊耕治がボーカル&ギターへとパートチェンジ、さらにドラマー大北公登が休養中のため、ここ数年は元Hysteric Blueの楠瀬拓哉がサポートドラムを務めている。
また、現時点ではまだ正式な復活とはアナウンスされていないものの、2026年5月より「Hysteric Blue Night」と銘打たれたイベントを開催し、今後の本格的な復活へ向けての胎動が話題となっているHysteric Blueのサポートべーシストも中村泰造が務めており、
その関係で本イベントではそれぞれのバンド名の看板こそ掲げてはいないものの、実質的にcune、Hysteric Blue、そしてつい先日、30年ぶりにD≒SIREを復活させたばかりのYUKIYAこと藤田幸也の現在のバンドであるKαinのメンバーが大集合するという豪華極まりないイベント内容となった。

2026年6月21日、東京・六本木「GT LIVE TOKYO」。
比較的小規模キャパの会場でありながら、その都内最高峰とも言われる音響システムの豪華さとラグジュアリーさを極めた専用設計による会場の雰囲気が会場に入った瞬間から気分を高めてくれる。定刻を5分ほど過ぎて幕が上ると、270インチという超大型の高精度LEDスクリーンに今夜のイベントに向けてのイントロダクションムービーが流れる。
この日はイベント全体を通じて、幕間やライブ演奏中の背面にもこのような映像演出が多用されていたのだが、それらはすべてYUKIYAが自作したものだという。
この美麗な世界観を演出しつつ、ところどころにユーモアを交えたメッセージが表示される映像演出によって、オーディエンスには初めての会場、初めての演目でも没入しやすい導入となっていて、このイベントの盛り上がりに一役買っていると感じられた。このあたりはプロデューサーとしてのYUKIYAの真骨頂といったところだろう。
イベントのトップバッターを飾ったのは、この日がお披露目となる新ユニット。
ステージに上がったメンバーは中村泰造とドラマーのATSUSHI(Kαin/ex.WAIL)。ATSUSHI作曲による壮大なイメージのインスト曲を、映像とシーケンス、そして生演奏のベースとドラムで表現するという実験的なユニットなのだが、コンセプトが伝わりやすい設計となっているせいか、初見でもオーディエンスが盛り上がっていたように感じられた。この日はお披露目ということで3曲のみの演奏にとどまったが、今後に向けて大いなる可能性が見えた新ユニットだといえよう。

転換を挟んで、一也 -Kazuya-(HOLLOWGRAM)がギタリスト、YUKIYAがボーカリストとして加わり、
実質Kαinに中村泰造がベーシストとして参加した状態での「今夜だけの特別なKαin」の演奏が始まる。
U2のジ・エッジを彷彿とさせるような付点八分のディレイサウンドを駆使した神々しいギターサウンドのイントロの「VERMILLION」からライブはスタート。
自身のバンドHOLLOWGRAMではなんとメインソングライター兼ベーシストとして活躍している一也-Kazuya-だが、
Kαinのステージで見せるギタリストとしての姿もまた非凡であり、楽曲の世界観に完全にフィットしたサウンドメイクは間違いなく一級品だ。
ここ数年、一部業界界隈では「YUKIYAがとんでもない才能の若手ギタリストを発掘したらしい。」という噂が流れており、筆者自身もYUKIYAに話を聞いたところ、自分がそのうちオジー・オズボーンのようにスーパーギタリスト発掘の功績で後年、評価されるようになるんじゃないかと冗談混じりに言っていたが、それもあながち冗談とも言えないレベルのプレイだった。
中村泰造のベーススタイルは普段のKαinでレギュラーベーシストとして演奏しているkazu(ex.蜉蝣/gibkiy gibkiy gibkiy)に比べると、良い意味で真逆とも言えるスタイルだと思われるが、それがまた不思議とKαinの楽曲と噛み合い、普段とは違う新鮮なグルーヴを生み出している。近年は飲み仲間として夜な夜な東京の夜を荒らしていると言われるATSUSHIとのリズム隊としての相性も良好だ。誤解を恐れずに言うならばKαinの音楽性の根幹とは、YUKIYAというボーカリストとしての基盤である邦楽の歌謡的なメロディのビートロックと、ソングライターとしてのYUKIYAの基盤ともいえるUKギターロックや80年代ニューウェーブという2大ルーツを様々なバランスで融合した音楽と言えると考えているのだが、今夜のKαinに関しては、
ベーシストでありながら布袋寅泰の超熱烈フォロワーであるkazuの不在と、生粋の音楽マニアでありグルーヴジャンキーともいえる中村泰造の個性の差異により、若干洋楽的な方向性のニュアンスに寄ったKαinだったといえるのではないだろうか?
この日のライブを締めくくる「theEPIC」に至ってはもう洋楽や邦楽、ジャンル分けすることの無意味ささえ感じさせるような、圧巻の個性と世界観だった。
D≒SIRE~JILSという、自主レーベルのインディーズバンドとしては驚異的とも言える商業的成功をおさめたバンドを経て、キャリアの最後にYUKIYAが残そうとしているバンドであり作品とも言えるKαinが、本人曰く「間も無く完成できるという手応えがある。」と語るその自信と理由が垣間見れた時間だった。

少し長めの転換時間を経てステージ上のセットチェンジが行われ、生熊耕治(ボーカル&ギター)、中村泰造(ベース)、楠瀬拓哉(ドラム)の3ピース編成での演奏が始まる。
事情を知らない読者にはややこしいと思われるが、この編成は生熊耕治がアコースティックではないバンド編成でのソロ活動時のバンドメンバーでもあり、2年ほど前からYUKIYAが復活させたKreis(クライス)レーベルのイベントにおいての、YUKIYA with Kreis Projectの演奏メンバーでもあり、また耕治がボーカルをとる際の「KOUJI with Kreis」のメンバーでもある。更に言うとここ数年はcuneのオリジナルドラマーである大北公登が休養中のため、楠瀬拓哉がcuneのサポートドラムを務めているので、実質現在の「ライブにおけるcune」とも言える編成である。
何がなんだかわからない読者もいると思われるが、とにかくこの3人はこの編成で様々な名義で演奏しているということで、故に今夜はどの名義なのか?どのプロジェクト時のレパートリーでライブを行うのか?
というところから、コアなファンは興味津々だったのではないだろうか?
結論を言うと、イベント全体の円滑な流れと中村泰造が主役の生誕祭であるという特別な理由でステージ上の立ち位置こそいつもと違ったものの、この夜はあえての全曲cuneのナンバーでの演奏となった。その深い意味まではメンバーに今回話を伺うことはできなかったが、中村泰造生誕祭というこの夜にふさわしい選曲だったように思う。
また、各曲のアレンジも特別仕様に変更されており、普段のcuneよりもさらにギターサウンド、バンドサウンドを強調するイメージとなっているように感じられた。会員用のメルマガでの内容なので詳細は伏せるが、プロデューサーのYUKIYAが「ノー・シンセサイザーにしてノー・コンピューター。」というキーワードを出していたので、おそらくそういうことなのだろう。例えば普段ならボーカルとシンセで始まるような部分も、生熊耕治ならではの荒々しくも繊細なギターリフに置き換えられているなど「現在のこの3人」を活かす生々しいアレンジが加えられていたように思う。
冒頭の「Hello,Mr.Pain」やラストの「イナズマ」などは特に「生熊耕治がフロントに立つcune」の新しい可能性を提示していると言ってもいいほどに新鮮だった。

上記の「実質cune」状態の演奏の熱がまだステージから冷めないうちに再び幕は上がり、今夜のイベントの目玉とも言える、Tama(ex.Hysteric Blue)、生熊耕治(cune)、中村泰造(cune)、楠瀬拓哉(ex.Hysteric Blue)という4人でのライブに向けての、イントロダクションムービーが流れる。
架空の世界のRPGワールドのような独特の異世界感あふれるムービーと、ケルト民謡にインダストリアルミュージックの無機質なメタルパーカッシブ音を融合したようなSEのインスト曲(これもYUKIYA作曲だそうだ。)、そのムービーの中で架空の世界の歌姫のように描かれているキャラクターが振り返ると、Tama本人の登場とリンクし、オーディエンスの期待感が最高潮となったタイミングで名曲中の名曲、Hysteric Blueの「なぜ…」でスタート。

ご存知の方もいるかもだがこの4人は2018年に「キュボン」名義でステージに立っている。
生熊耕治、中村泰造というcuneの2人と、当時はSabão(シャボン)として活動中だったTamaと楠瀬タクヤ(当時表記)が超期間限定バンド「キュボン」として東京&大阪でそれぞれ一夜限りのワンマンライブも開催。その後はもう二度と見ることはできないと思われていた幻のプロジェクトがここに実質復活をはたしたわけで、オーディエンスの盛り上がりも当然と言えば当然であろう。
ライブはその後もcuneの「クローバー」「東京」、そしてHysteric Blueの「春~spring~」と持ち曲が名曲しかないとはこのことかというような出し惜しみナシの圧巻の選曲。当然ながらオーディエンスは狂喜乱舞で幕を閉じることとなった。
特筆すべきは「Hysteric Blue Night」の開催を経てボーカリストとしてのTamaがバンドサウンドに完全回帰し始めているように感じられたことで、この時点ですでに5月の「Hysteric Blue Night」よりも歌唱はもちろん、パフォーマンス、ヴィジュアル、ステージ上の存在感の全てがパワーアップしており、9月に開催が決まっているという「Hysteric Blue Night 1.5」そして今後に向けての可能性が無限大に感じられたことだ。
アンコールではこのキュボン編成にYUKIYAも加わり、cuneの名曲「SAMURAI DRIVE」で大盛り上がりの大団円。
付き合いが長く、そして深い関係性を築いて来れた者同士だからこそ醸し出される信頼関係と、イベントを通じて一日中オーディエンスを魅了し続けた多幸感あふれる一日となった。

最後に終演後、まさかのタイミングでオーガナイザーYUKIYAの渾身の一芸がサプライズで炸裂。アドリブで乗っかる中村泰造、楠瀬拓哉、生熊耕治の対応力といい、普段からこうじゃないとこうならないだろ!というクライスの絆の恐ろしさを改めて実感できるエンディング(ある意味全部台無し)だったことも、ここに記しておきたい。
そんなところも含め実にクライスらしいと言える、素晴らしい生誕祭となった。

今後、彼らはそれぞれのホームに戻り、【cune】【Hysteric Blue Night】としての大事なライブが待ち構えている。
中でもYUKIYAは、先日なんと30年ぶりに初期メンバーでの再演を果たしたD≒SIRE(デザイア)での今後の活動継続を発表しており、期間限定ながら連続的なライブ開催を発表している。
D≒SIREからは今後の活動においてスケジュールの都合で聖詩のみが不参加となる公演もあることが発表済みだが、
今回新たに、聖詩不参加時の全公演にサポートギタリストとして一也 -Kazuya-(HOLLOWGRAM)が参加することが公表された。
一也 -Kazuya-はすでにここ数年間に渡りKαinのギタリストを務め絶大な信頼と支持を得ているだけに納得の人選と言えるだろう。
今回のイベント出演者それぞれの今後の活動、そしてまたこのメンバーでのクライス再集結にもぜひ期待したい。
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2026年6月21日(日)GT LIVE TOKYO イベント内容とセットリスト
出演者:中村泰造(cune)/生熊耕治(cune)/楠瀬拓哉(ex.Hysteric Blue)/藤田幸也(D≒SIRE/JILS/Kαin)/ATSUSHI(Kαin)/Kazuya(HOLLOWGRAM)/Tama(ex.Hysteric Blue)※スペシャルゲスト
1■中村泰造とATSUSHI(Kαin)によるスペシャルユニット。
参加メンバー:中村泰造&ATSUSHI
SE
01 Array
02 Celsius
03 Filament
2■「Kαin+泰造」セッション
参加メンバー:中村泰造/ATSUSHI/藤田幸也/Kazuya
SE Everything Flows
01 VERMILLION
02 graver
03 Re:MEMBER
04 光 -hikari-
05 the EPIC
SE theEND
3■「cune」セッション
参加メンバー:中村泰造/生熊耕治/楠瀬拓哉
SE
01 Hello,Mr.Pain
02 暁 -Akatsuki-
03 Squall
04 イナズマ
4■「キュボン」セッション
参加メンバー:中村泰造/生熊耕治/楠瀬拓哉/Tama
SE
01 なぜ…
02 クローバー
03 東京
04 春~spring~
SE
5■ラストセッション
参加メンバー:中村泰造/生熊耕治/楠瀬拓哉/Tama/藤田幸也
01 SAMURAI DRIVE
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【D≒SIRE 今後のライブスケジュール】
2026年08月13日(木)GT LIVE TOKYO ※幸也、橘舞已、秀朗、MIEでの出演
2026年09月22日(火)GT LIVE TOKYO ※幸也、橘舞已、秀朗、MIEでの出演
2026年10月10日(土)高田馬場CLUB PHASE ※幸也、聖詩、橘舞已、秀朗、MIEでの出演
2027年05月03日(月祝)新宿ReNYワンマン ※幸也、聖詩、橘舞已、秀朗、MIEでの出演
詳細:https://tmfr.net/d_sire/

【30周年時のメンバーコメントはこちら】
https://tmfr.net/d_sire/

【ファーストアルバム「終末の情景」サブスク解禁】
https://lnk.to/s4xZcy
【cune ライブ情報】
2026年8月5日(水)『様々サマー』
会場:大阪・LIVE HOUSE Rumio
時間:開場18:00/開演18:30
チケット:https://eplus.jp/sf/detail/4549530001-P0030001
【Hysteric Blue Night ライブ情報】
2026年9月27日(日)『Hysteric Blue Night vol.1.5』
会場:恵比寿ガーデンホール
時間:開場16:00/開演16:30
詳細:https://rutsubobrain.wixsite.com/hbn-ofiicial-website
【Kαin ライブ情報】
2026年
08月28日(金)池袋手刀ワンマン「終わらない夜の夢2026」
10月10日(土)高田馬場CLUB PHASE ※無料公演(D≒SIREとの2マン)
10月29日(木)池袋手刀ワンマン「回天詩2026」
11月11日(水)GT LIVE TOKYOワンマン
12月31日(木)GT LIVE TOKYOワンマン
2027年
05月02日(日)新宿ReNYワンマン

【INFORMATION】
【藤田幸也オフィシャルHP】http://yukiya.tokyo
【藤田幸也オフィシャルX(Twitter)】https://x.com/YUKIYA1999






