Blog
群青の世界が2周年公演 に描いた、これまでも、これからも輝く未来の景色!!!!!
「いつも見上げる果てしなく青い世界には、まだ足りないものがある」をコンセプトに活動中、群青の世界が12月19日(土)に白金高輪SELENE b2を舞台に「2nd Anniversary Live『Supernova』」を行なった。2年間の活動の歩みを、彼女たちがどのようにライブの中へ投影したのか、当日の模様をお伝えしたい。
開演前、舞台背景には巨大な銀河空間が映し出されていた。そこには,次々と降り注ぐ流れ星も見えていた。それは、この世界へ超新星が生まれる前触れか…。
暗くなった場内を、壮麗で華やかなサウンド(SE)が包みだす。巨大なスクリーンに映し出されたメンバー紹介の映像に合わせ、一人一人ゆっくりと舞台へ姿を現した。
ライブは、夜空に無数にまたたく星を見上げ、その星をつかもうと5人が駆けだすように「アンノウンプラネット」から幕を開けた。彼女たちは胸をときめかすキラキラとした楽曲を背に、遠くに輝く淡(青)い光をつかもうと、強い意志を胸に歌い踊っていた。一人一人が星を成す欠片のよう。5つの欠片が舞台の上で輝きをつかもうと天高く手を伸ばし、想いを一つに重ねてゆく。その姿が一つに繋がったとき、胸がキュッとときめいた。いや、そんな風に感じながら、始まりの風景を観ていた。
背景に晴れ渡る空が広がりだす。流れる雲を追いかけた先に待っていたのは、暑い陽射し降り注ぐひと夏の風景。軽やかに駆けだした「青い光」へ導かれながら、彼女たちは眩しく輝いていた”あの夏の自分”に気持ちを重ねていた。背景にはグラウンドを舞台にした「青い光」のMVが映し出されてゆく。あの夏につかんだ眩しい気持ちを思い返すように。あの頃のような青い気持ちを、ふたたび自分の胸に、観ている人たちの心にも注ぎ込むように、5人は晴れた声で「ねえ信じてるよ ずっと夢見た未来へ」と歌っていた。
キラキラと輝くスペイシーな音を背に、少し影を抱いた歌声で、彼女たちは「Nonstop」を歌いだした。今にも壊れそうな儚さを抱いた歌声が、楽曲が進むにつれ少しずつ力を帯びてゆく。光を持って駆ける演奏の上で、躍動したダンスを描きながら、5人は心に勇気や夢をどんどんチャージしてゆく。そうやって、自分らしさを見いだすように…。
気持ちを煽る華やかな演奏だ。5人は、夢を追い続ける大切さを自分たちの心へ言い聞かせるように、「夢を語って生きてくの」を歌いだす。観客たちの熱いクラップも身に受けながら、彼女たちは高らかに声を響かせ、自分たちの生き方を、観ている人たちの前に提示してゆく。じゃあ、あなたたちはどうするの??とさりげなく問いかけながら、わたしたちは夢を語りながら生きていくと、舞台の上で力強く宣言していった。
「あっという間に2周年ライブ」「実感なさすぎる」「めっちゃ早い」と話しつつ、「今日はみなさんに素敵なライブをお届けします」など、メンバーそれぞれがこの日のライブへ向かう熱い意気込みを語った後に、次のブロックへ。
披露したのが、新曲の「シンデレラエモーション」。イントロが流れた瞬間、気持ちが華やいだ。5人の歌が、ときめきをキラキラとした輝きに変えてゆく。彼女たち自身の夢に向かう気持ちを、5人は青春の風景と重ねながら歌いかける。チャーミングな仕種も見せながら、笑顔を浮かべ軽やかに歌い踊る5人の姿がとても眩しい。夢馳せる乙女たちが、これからどんな風にシンデレラのような輝いた道を描きだすのか。そんな期待も寄せたくなる歌だ。
2年間という歩みの中で手にした輝いた日々を改めてみんなの前へ提示するように、群青の世界は「クロニクル」を歌いだす。メンバーたちと一緒に、群青の世界を支えてくれる仲間たちと共に記してきたいろんな想い出のページを、彼女たちは改めてページを捲るように歌いながら「クロニクル」を届けてくれた。これまで舞台の上に描いてきたたくさんのドラマ。そのドラマに彼女たちは、これからもどんどんページを重ねてゆく、その1ページ1ページへ、これからも一緒に参加し、共に群青の世界という物語を綴り続けていきたい。
物語の続きを、新しいページへ書き記すように、群青の世界は「Quest」を歌いながら、新たな冒険へ観客たちを連れ出した。舞台の上で大きく手を振り歌う姿に向け、フロア中から起きたコール変わりの熱い手拍子。彼女たちと描く新しい冒険には、どんな景色が広がってゆくのか。この歌が、3年目へ向かって歩きだす5人の気持ちを、輝きを持って押していった。
イントロが流れた瞬間、気持ちが騒ぎだした。それは体感的というよりも、心の中を嬉しく騒がせるような衝動だった。5人は、迷いや惑いの中から抜けだし、自分らしさをつかもうと「ロールプレイ」を歌いだす。5人の力強い歌声が、心に勇気を注ぎ込む。その熱こそ、気持ちの内側を騒がせていた理由だ。途中、フロアからも熱い手拍子が起きていたのも、心沸き立つ想いをぶつけずにいれなかったから?!
「この限りなく透明に近い青をくらえ」のセリフが、その後に続く「青い、青い、青い空を壊してしまえば 僕たちは自由になれるかな」と力強く「BLUEOVER」を歌う声が、気持ちを一気に騒がせた。高ぶる気持ちを抑えられず、その場で飛び跳ねる観客たちも出れば、フロア中の人たちが、凛々しい姿で歌う5人に熱い手拍子のエールを送っていた。自分たちの心へ言い聞かせるように歌う5人へ向け無性にエールを送りたくなっていたのは、自分自身も現状を壊して自由になりたかったからだ。何時だって群青の世界は、自分たちの青春模様を歌いながら、その想いを僕らリスナーの気持ちにも重ねてゆく。自分たちと一緒に現状を乗り越えよう、描いた夢を共につかもう。何時までも青春を感じ続けていようと歌いかける。だから僕らも、群青な世界へ身を浸していたくなる。
続く「アイ・ワナ・ビー」でも、5人は過去も、今も乗り越え、なりたい自分になろうよと歌いかけてきた。彼女たちの描く夢の景色を追いかけていたはずなのに、何時の間にか彼女たちに励まされ、これまでの自分の殻を脱ぎ捨て、新しい自分へ生まれ変われる気持ちに心が染まっていた。だから彼女たちのライブを、こうやって求めてしまうんだろうな。
ライブも終盤へ。会場中へ暖かい陽射しを降り注ぐように、群青の世界は「青空モーメント」を歌いだした。軽やかに歌い踊る姿へ向けフロア中から響き渡った手拍子。彼女たちは、眩しい青春の景色の中へ飛び込みながら、一つ一つの大切な瞬間を、心のシャッターを切りながら瞼に、記憶に焼き付けてゆく。その姿を、観客たちは心のカメラで、映像のように長く記録し続けていった。
胸をキュンとくすぐる愛らしい姿と歌声を魅力に、5人は何度失敗してもいいから自分らしくいれる場所を見つけようと「強がりな正義」を歌いだす。真っ直ぐな気持ちで歌うその声や姿を、じっと見つめていたい。
観客たちの手拍子に合わせ、「そっと目を閉じて 描く君との物語」と歌いながら「メロドラマ」が幕を開けた。背景のスクリーンには、彼女たちの歌声とシンクロする形で縦書きの文字が映しだされてゆく。胸に秘めた強い想い込めた歌を、零すように5人は歌いだす。楽曲が華やかさを増すと同時に、彼女たちの動きも大きく華やかになる。その姿に刺激を受け、フロア中から生まれた大きな手拍子。君と描いたメロドラマのその先を知りたくて、胸を熱く沸かせる歌を、彼女たちが歌い踊る姿を熱い目線で追いかけていた。
最後に群青の世界は、「君と僕は同じ時を夢見てしまったんだ」と歌う「未来シルエット」を届けてくれた。胸をキュッと揺さぶる彼女たちの声に触れながら、想い零すその歌を両腕で抱きしめたい。そんなセンチな気持ちで、舞台上の5人の姿を見つめていた。いや、フロア中の人たちが両手や青いサイリウムの光を5人に向け、この日感じた喜びの想いとして捧げていた。
アンコールへ入る前に、2月にミニアルバムの発売と東名阪ツアーが決定したことを報告。さらにアンコールの最初の曲として、ミニアルバムへ収録を予定している「COLOR」をいち早く披露。この曲の歌詞を、メンバーの工藤みかが担当。自問自答しながらも自分の色を見つけ出そうとする想いを綴った「COLOR」は、葛藤する気持ちを激しい演奏に乗せ描き出した、力強い楽曲だ。自分たちなりの答えを見つけ出そうとしてゆく彼女たち自身の心の様を記した曲という理由もあるのか、曲調も歌声も、とても凛々しくて力強い。この歌に触れていると、一緒に気持ちを熱く滾らせ、自分も心の色を変えていける。そんな気持ちに染めてくれたのが嬉しかった。
最後に群青の世界は、この会場を眩しい光で包み込むように、自分たちの生きる指針や夢に向かう強い意志を伝えようと、晴れた歌声で「最終章のないストーリー」を響かせた。自分たちの心を何度でも塗り替えながら、想いを深く深く、青く染め上げてゆく彼女たち。その色がこれから、どんな風に青い空(青春模様)へ塗り上げられるのかを楽しみにしていたい。
最後に、一人一人がこの日の感想を述べてくれたので、その言葉を記そうか。
「本番、ここに立ってみたら、いっぱいの人であふれていてすごく嬉しかったです。今日は新曲2曲も披露して緊張もあったんですけど、自分的には楽しめて良かったなと思います。2周年終わってもよろしくお願いします」(一宮ゆい)
「こんなにたくさんの人が来るとは思わなくて。後ろのほうまでパンパンでビックリしました。「未来シルエット」のイントロのときに青いペンライトに気付いた瞬間、泣きそうになって。感極まってました。本当に感動しました。みんながいてくれたから群青の世界は2周年を迎えられたように感謝感謝の気持ちでいっぱいです」(工藤みか)
「最初のライブで2020年一番のライブにしたいと言ったんですけど、わたし的には一番になったと思います。1周年ライブをやったときは、1年後どうなるかわかんなかったけど、今こうして5人で、たくさんの方たちの前でライブが出来て本当に幸せです。ミニアルバムだったり、新曲2曲だったり、少しずつ新しいことに挑戦できることに感謝して、3年目も頑張っていくので応援よろしくお願いします」(横田ふみか)
「わたしとまゆはまだ(加入してから)1年も経ってなくて、2周年ライブと言われてもピンと来ないと思われてるかも知れないですけど。今いる3人が2年間やってきたことの中には大変なこともあっただろうし、2年前に群青の世界がデビューしていなかったら、こんな景色を見ることもなく終わってたんだろうなと思います。なので、ほんとに群青の世界の世界2周年おめでとうございます」(村崎ゆうな)
「わたしとゆうなはまだ(加入して)半年も経ってないんですけど、みなさんと2周年を迎えることができてすごく嬉しいです。これからもたくさん感謝の気持ちや嬉しい気持ちをみんなと共有して伝えていくので、これからもよろしくお願いします」(水野まゆ)
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
新体制第4弾となる新曲『シンデレラエモーション』のMVを公開
▼FULL
https://youtu.be/9lHdmLUGmYs
▼配信
https://linkco.re/xegbybfS
群青の世界、初のミニアルバムの発売決定!
新体制からの新曲やライブでも披露した「COLOR」などを収録。
更にあの曲の再録も…。
2月発売予定!!
収録曲など詳細は後日発表となります。
東名阪ツアー開催決定!!
大阪公演
□2/11(木祝)
□Zeela
名古屋公演
□2/13(土)
□RADHALL
東京公演
□2/27(土)
□duo MUSIC EXCHANGE
詳細は後日発表
群青の世界 Web
https://gunjonosekai.com/
群青の世界 twitter
https://twitter.com/aoseka_official
群青の世界 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC2HsZgCZ8ATTdnm_mlUOR-g
セットリスト
「アンノウンプラネット」
「青い光」
「Nonstop」
「夢を語って生きてくの」
「シンデレラエモーション」
「クロニクル」
「Quest」
「ロールプレイ」
「BLUEOVER」
「アイ・ワナ・ビー」
「青空モーメント」
「強がりな正義」
「メロドラマ」
「未来シルエット」
-ENCORE-
「COLOR(新曲)」
「最終章のないストーリー」
FEATURED
- タイラダイスケ (FREE THROW)【生活と音楽 Vol.9】× モリタナオヒコ (TENDOUJI) (前編)「何にもなかった生活に寄り添い続けた音楽」
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
- タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.5】×會田洋平(えるえふる/ core of bells)[後編]「自分が100%やりたいこと、好きなことで生きていく」と誓った人生
- タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.5】×會田洋平(えるえふる/ core of bells)[前編]「自分が100%やりたいこと、好きなことで生きていく」と誓った人生
- デヴィ夫人、W 祝福!同居人、加藤万里奈の大学卒業&歌手デビュー報告‼