デビュー前からBBCやNMEなどのメディアで注目され、ここ日本でも計3度のサマソニ出演などでお馴染みとなった4人組ロック・バンドCirca Wavesが、待望のニュー・アルバム『What’s It Like Over There？』を来年4月5日（金）にリリースすることを発表。そして、新曲「Movies」と「Be Somebody Good」のリリック・ビデオも公開となった。

＜Circa Waves – Movies＞

＜Circa Waves – Be Somebody Good＞

Circa Wavesらしいキャッチーな常夏サウンドからは一転、よりヘヴィなロックを奏でるArctic MonkeysやQueens of the Stone Ageと形容された前作『Different Creatures』のリリースから2年、彼らがついに新作を完成させた。前作同様、今作も敏腕音楽プロデューサー、Alan Moulder（The Smashing Pumpkins、Arctic Monkeys、Foo Fighters、The Killers）とタッグを組んでおり、2ndのヘヴィなロックとファーストのポップさが合わさったような、新しいサウンドが誕生している。今回公開となった「Movies」は、バンドを長年サポートしてきたファンが好む仕上がりになっている一方、「Be Somebody Good」は新たなプログレッシヴ・サウンドへの挑戦が感じられる。

ニュー・アルバムについてギタリストのJoe Falconerは次のように話す。「ベースやドラムといったそれぞれのパートの垣根を越えて物事を判断できるようになりたかったんだ」。バンドはもともと担当していた楽器を交換し、ピアノを取り入れたところ、楽曲は無敵となったという。フロントマンのKieran Shudallは加える。「あらゆる制約をとっぱらって、その曲が限りなく素晴らしいものにすることに集中した。“ロック・バンドだから”という意識を捨てて、良いと思うものはすべて取り入れ、可能な限りパワフルでシネマティックなサウンドを作り上げたんだ」。

そんなCirca Wavesは、年内に予定されているUK全3公演がすでにSOLD OUT。サマソニ出演を含む4度の来日公演でここ日本のお茶の間にも少しずつ名前が浸透している彼らが、さらなるビッグ・バンドになる日はそう遠くないかもしれない。