READY TO KISSが「東名阪無料ワンマンツアー」のファイナル公演で見せた、”未完成の危うい魅力”。

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READY TO KISSが2月から始めた「東名阪無料ワンマンツアー2026-Free Yourself-」も、3月26日に渋谷REXで行った公演をもってファイナルを迎えた。

フロア中から沸き上がる野太い声援を受け、メンバーがステージに登場した。ライブは、ファンたちと熱い思いのKISSを交わしあう『READY TO KISS』から幕を開けた。“無邪気で愛らしい”と形容したくなるくらい、眩い笑顔を浮かべて歌い踊る7人がそこにいた。「君に君にキスしてもいいですか」と甘い声で歌いかける彼女たち。その誘いに飛び込みたくて、フロア中から熱い声が張り上がる。ライブでは、お馴染みの光景。だから、安心して7人にこの身を預けられる。
この会場に生まれた熱を一気に上げるように届けたのが、『トップシークレット~切ない極秘事項~』。まさか序盤でこの曲に触れられるとは。だから、「ねぇ、苦しいよ」と切ない胸の内を甘えた声で歌いかける彼女たちに向けて、大勢の人たちが喉を枯らす勢いで声を上げ、熱いコールをぶつけていた。
言葉遊びも印象的な『成増になります』までの流れに触れながら感じていたのが、今のメンバーたちにとって、大半が先輩方から継承した曲たちということ。そのうえで言えるのが、今のメンバーこそ「KISSで世界を埋めつくす」というコンセプトを素直に受け継ぎ、表現しているということだ。未完成の危うさを愛らしさで補う姿を見ながら、そんなことを感じていた。

「みなさん限界まで声を聞かせてください」の声を合図に届けた『限界DRIP』で7人が見せた、弾けた愛らしさ。どんな楽曲でも、チャーミングにせまる姿を見ていると、フロアから「お前が一番」や「かわいいかわい超かわいい」コールが飛び交う気持ちもわかる気がする。どんなネガティブな感情にも力づくで眩しい輝きを与えていくのが、今のREADY TO KISS。だからこそ、アッパーでポジティブな『Rainbow Arch』のようなポップチューンが、とても似合う歌の制服に見えてきた。これからも、未来へと続く七色の架け橋を一緒に架け続けようか。
気持ちを弾ませて。でも、歌詞に込めた思いを理解したうえで『タイに行きタイ』を歌う彼女たち。もともと深い思いを、あえて受け止めやすく表現している楽曲の多いREADY TO KISSだからこそ、それをわかったうえで表現している彼女たちに触れながら、素直に胸を踊らせつつも、歌詞のひと言ひと言を胸の奥でじっくりと受け止めていた。

次に届けたのが、今回のツアーのタイトルに繋がる『YOURSELF~君が君であるために』。先の『タイに行きタイ』も含め、「君が君であるために」と歌うこの曲でも、歌詞に込めた思いや決意を噛みしめたうえで歌う姿を見ていると、”愛らしさと奥深いメッセージ”をしっかりと受け止め、継承していることに安心感を覚える。
「会いたくて会いたくてたまらないよ」と、大好きな人たちへ海を超えて会いに行く思いを歌にした『Long Distance~長距離エアプレイン~』を、心の翼を広げ、胸を弾ませて無邪気に歌う彼女たち。その姿を、思わずぎゅっとしたくなる。続く『自由な女神』でも7人は、楽曲に込めた女の子の奮い立つ気持ちを、眩しい歌声の輝きにして届けてきた。だから、アイドルらしい無邪気な乙女らしさを見せる姿に触れながら、その奥に隠し持っている心模様もしっかり受け止めてあげたくなる。その流れを受けて『ブルーベリー・ヨーグルト・スムージー』を耳にしていたら、この曲や彼女たちの歌声が、いつも以上に甘酸っぱく感じていた。

「あなたとの思い出がどこまでも届いて空に映りますように」の言葉に続いて、『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』を歌いだした。「STAR LIGHT」の声を合図に楽曲が躍動するや、待ってましたとばかりにフロア中から「お前が一番」コールが上がれば、熱を抱いたエールが飛び交う。まだまだ未完成の新メンバーたちをさりげなくカバーしていく他のメンバーや、その姿を温かく見守りながら熱い声を上げる観客たち。どんなに時が経とうとも、ずっと未完成の危うさを感じながら、一緒に欠けたピースを埋めていける。それを楽しめるのは本当に素敵なことだ。
続く『愛A.S.A.P』でも彼女たちは、歌詞に込めた思いを抱きしめたうえで、そこに深い思いや真心を与えながら、晴れた笑顔で「大好き」と歌っていた。その姿が、心に眩しい光を射してきた。『エメラルド・クリームソーダ』に触れた瞬間、グラスの中でかき混ぜられるように、いろんな恋する愛おしい思いが巡りだす。この曲でも、メンバー一人ひとりに向けて飛び交う「お前が一番」コールを聴いていると、もっともっと狂おしくなりたくなる。だから、歪むギターの音に乗せて駆けだしたハード&ロックンロールな『恋愛狂奏曲』に触れたときにも、7人と一緒に恋に恋した気持ちのときのような、弾む心の声に誘われるまま無邪気にはしゃいでいた。


本編最後に歌ったのが、READY TO KISSの原点となる『Chu Chu』。気づいたら、READY TO KISSの12年以上の歩みを、彼女たちと一緒に時を駆けめぐり、いろんな時代の景色を、今の7人にアテンドされながら楽しんでいた。もちろん、「Chu Chu 好きだよ」の声に「俺もー」と返すお馴染みの景色も、この曲を全力で楽しむうえでのお約束。だから、互いに片思いの胸の内をぶつけあいながら何度もこう叫んでいた、「Chu Chu 好きだよ」「俺もー」と。そのやり取りは、いくら年月や回数を重ねようと、触れるたびにずっと新鮮な気持ちで楽しめる。そう、幼い恋をしていた頃に感じていた、ときめきを消せないあのときの気持ちと同じように…。

メンバーの言葉による東名阪ツアーを振り返る映像の上映を受け、アンコールの最初に届けたのが、切ない恋心を歌にした『君恋』。今のREADY TO KISSに、深い胸の内を零すように歌う楽曲が似合うかはさておき、歌詞に刻んだ思いを噛みしめるように歌う姿が印象深く見えていた。
この空間を、汗まみれで楽しんだあの夏景色へ巻き戻すように、彼女たちはタオルを手に、この場を猛暑以上のアテアチの空間に塗り上げようと、『猛暑モーション』を元気いっぱいに歌っていた。メンバーたちがタオルを振り回すたびに、フロアでも拳やタオル、無数のペンライトが回り続けていた。
最後に歌ったのが、『ムテキモード』。やはりREADY TO KISSのライブは、この曲を聴かないことには終われない。どんな時代の中でも、どんな編成のときも、この曲を歌うたびにREADY TO KISSは最強で最高で無敵のライブアイドルになる。だから、心を笑顔で満たして帰れる。この日は無料公演。なんて贅沢な、でも、この空間に足を運ぶからこそ体験できる価値のある楽しさと幸せを、やっぱりこの日も味わえた。

ライブ後に、新メンバーの朝七みゆが語った「今日が一番熱くて自由なライブだったと思います。わたしはライブをするために生まれてきたんだと、改めてREADY TO KISSで日々思っています」の言葉が嬉しいじゃない。もりしょうこが口にした「この体制になってから間もないんですけど。今日この日を、誰一人欠けることなく迎えられたのは、ここにいるみなさんのおかげです。これからも、もこの7人で成長していきます」の言葉にも、素直に期待したい。

今後のREADY TO KISSだが、メンバーの生誕祭がいくつか発表になった(詳細は、以下へ)。READY TO KISSは現在、毎月第三水曜日にGOTANDA G2で定期公演を行なっている。さらに6月7日と8日に、READY TO KISSの誕生の地であり、このたびリニューアルした、池袋本町にあるWHITE BASEで単独公演を行うことも発表した。引き続き、READY TO KISSの姿を追いかけ続けてほしい。

PHOTO:大西基
TEXT:長澤智典

INFORMATION

6月6日(土) 7日(日) 池袋WHITE BASE
READY TO KISS 単独公演
「原点回帰」 開催決定!
詳細は近日発表

定期公演
5月20日(水) 五反田G2
6月17日(水) 五反田G2

4月15日(水)五反田G2
朝七みゆ 生誕祭
https://ticketdive.com/event/asanabirthday2026

7月5日(日) 青山RiZM
水島さくら 生誕祭

7月25日(土) 青山RizM
瀬戸佳凛 生誕祭

セットリスト
SE
『READY TO KISS』
『トップシークレット~切ない極秘事項~』
『成増になります』
『限界DRIP』
『Rainbow Arch』
『タイに行きタイ』
『YOURSELF~君が君であるために』
『Long Distance~長距離エアプレイン~』
『自由な女神』
『ブルーベリー・ヨーグルト・スムージー』
『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』
『愛A.S.A.P』
『エメラルド・クリームソーダ』
『恋愛狂奏曲』
『Chu Chu』
-ENCORE-
『君恋』
『猛暑モーション』
『ムテキモード』

SNS
https://www.ready-to-kiss.jp/
https://x.com/READYTOKISSoffi

もり しょうこ
@shokomori39

水島 さくら
@mzsm_39ra

瀬戸 佳凛
@seto_karin_

白浜 さや
@SAYA_shirahama

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