Blog
Ricky(DASEIN)が、Birthday Liveを無観客ライブ配信スタイルで実施。「THE☆IWAINA★祭夜」~生まれて翔び出てエイリアーン♡~ライブレポート!
10月20日に誕生日を迎えたRicky(DASEIN)が、今年もBirthday Liveを行った。ただし例年とは異なり、今年はコロナ禍により無観客ライブ配信スタイルで実施。10月18日(日)に渋谷REXを舞台に行われた「THE☆IWAINA★祭夜」~生まれて翔び出てエイリアーン♡~の模様を、ここにお伝えしたい。
Rickyのライブは、「AGITATOR of A☆my」が始まると同時に、時空を超えた異世界へ観客たちを呼び込みPartyを催すように始まった。Rickyの歌声が、画面の先の人たちをポップでエレクトロな心地好い空間へ「一緒に遊ぼうよ」と誘い込む。
楽曲は一気に速度を上げて駆けだした。躍動する「洗脳ビリーヴァー」に乗せ、Rickyは観ている人たちの気持ちをグイグイとアゲてゆく。画面の先がどんな環境だろうが、Rickyがライブを描き出せば、そこはきらめくダンスフロアに塗り変わる。続く「キミリテラシー」でも、トリッキーなビートに気持ちが騒げば、次々と転調しながらドラマを描き出す楽曲に触発され、身体の揺れを抑えられない。
Rickyが、ダンサーたちと一緒に、手にしたサイリウムを振りながら舞台上に華やかな彩りを与えだす。躍動する「HURRY UP!!!」のエレクトロなビートの上で、Rickyはサイリウムの光を用いた華やかな演出も示していた。
「コロナ禍というモノクロの色褪せた僕の世界が色付いてくのは、君がいるからです。」の言葉に続いて披露したのが、雅な音色が心をうっとりと揺らす、「君がいたColors~はじまりの朝~」 。デジタルなサウンドにピアノの音色が美しい彩りを添えてゆく。Rickyも言葉のひと言ひと言を大切に、愛しい人への想いを歌いあげていた。心酔いしれる歌声だ。ときに舞台へ膝をつき、気持ちの内側から沸き上がる想いを、Rickyは麗美な音へ導かれるように朗々と歌っていた。彼の歌声が、この世界を色鮮やかに染め上げる。魂を震わせ歌うその声が、観ている側の気持ちを涙色にも震わせる。
幻想的なデジタル音とピアノの音色が優しく寄り添い合う。哀切さも抱いた音の上で、Rickyは想いを零すように「アオイツキ」を歌いだした。彼が歌声の先に見据えていた君は誰だろう。この曲に、心を震わせるように歌うRickyの声に触れている間、同じよう壊れそうな心を必死に支えながら、脳裏に浮かんだ蒼い月を見つめていた。
暗い影が押し寄せる。激しく、黒い衝動音で浸食するように「BLACK ANT」が流れだす。迷走する心模様を零しながら、愛しい人を強く求めるように、Rickyは焦燥覚える気持ちをぶつけるように歌っていた。愛しい人へ向けたいたたまれない感情を、想い乱れる気持ちのままに絶唱するRicky。心乱れゆく強烈な様に、視線が、気持ちが痛く惹きつけられた。
続く「覚醒リフレーミング」では、ふたたびRickyとダンサーたちがサイリウムを手に、感情を騒がせる音に合わせ、大きく手を振り、さりげない光の演出も施していった。歌詞に合わせサイリウムで三角形を作るなど、観ている人たちの感情をカラフルに彩りながら、騒ぎたい衝動を与えるのみならず、視覚面でも楽曲の世界観を彩ってゆく。タイムラインにも次々とサイリウム(箸?)の絵文字が流れていたのも、配信ライブらしいじゃない。
「どうですか、新体制でのバンドレスのステージは。きっと「いいー!!」となっていると思うけど。画面越しに観てくれていれば、俺の中では無観客ではないので」と語りつつ、なぜか舞台の上で香水を身に振りかけるRickyが、そこにはいた。
ここからはRicky流のアゲアゲナンバーを連発。届けたのが、ゆったり幻想的に幕開けながらも、ビートが躍動しだすと同時に、次々と熱狂のギアを入れ興奮の域へと連れ出す「人の振り見て我がREFRECTION」。クールでスリリングなエレクトロチューンのように、Ricky自身も感情を爆発させるというよりは、高ぶる気持ちを楽曲とシンクロしながら心のアクセルを踏み込んでいた。曲は止まることなく「ヨウコソサヨウナラ」へ。「さぁ体力使おうぜ!!」の言葉を合図に、Rickyもリズムと重ねあわせ身体を揺らしながら歌いだす。ファンキーで華やかなダンスポップチューンに身を預け、攻めるように歌うRicky。スタイリッシュでダンサブルな、でも、沸き立つエナジーを抱かせる楽曲だ。それだけRicky自身が、気持ちを熱くぶつけるステージングを見せてたということだ。終盤には、ダンサーたちと一緒に飛び跳ね、煽るRickyの姿もそこにはあった。
ダンスは止まらない、Partyは終わることを知らない。アガった気持ちを更に煽るように、Rickyは「Hi-Techno-Boy」を絶唱。凛々しいRickyの姿に、「きゃー」「はーい」という書き込み人がものすごい勢いで流れていた。Rickyも、画面の先にいる人たちを激しく煽りたてる。「踊れー!!」のスクリームに、観ている人たちが指を踊らせ、次々と書き込んでゆく。「Hi」「Techno-Boy」と歌い踊るRickyの姿が格好いい。
「一日一日生き抜くことがどれだけ大変か実感していると思いますが、今日も生き抜いた喜びを分かち合いましょう」。ここで想いを交わしあえていることへ喜びと幸せを覚えるように。今、こうやって一緒に心と分かち合えていることを感謝するよう、最後にRickyは「僕は生きるよ ただ生きてるよ」「君は生きるよ まだ生きてるよ」と、優しい声で高らかに「I’m Alive」を熱唱。今、このときを一緒に過ごしていられることの幸せを噛みしめるように歌っていた。Rickyの歌が、繋がりあえていることの喜びを改めて教えてくれた。きっと画面の先でも、Rickyと一緒に歌を口ずさみながら、想いを分かち合っていた人たちも多かったに違いない。「逢いたい」という書き込みも次々流れていたように、本当なら、この感動を目の前で分かち合いたかった。でも、距離も環境も関係ない。互いの心が結ばれたのを実感するたびに、嬉し涙が溢れるほど心が熱く揺れ動く。「目の前に愛する人がいる」なら、心は距離も空間も超えて繋がりあえる。ますますRickyのライブが愛おしくなった。Rickyの存在を愛おしく感じていたLadyたちも、多かったに違いない。
アンコールは、おおくぼけいの奏でる物憂げなピアノの音色へ導かれるように始まりを告げた。幻想的な音を塗り重ねるマニピューレーターの巧。次第に音色は「闇の世界~Light to Light~」へ。眩い光を背に受け、歌声をはべらせるRicky。闇の世界へと広がり出した光、Rickyの歌声が闇から光へと連れ出す道標となり、観ている人たちの気持ちを、先に輝く真白な未来へと連れ出してゆく。
舞台の前には巨大なフラッグが。シルエット姿で着替えるRicky。着替えを終えたRickyは「ALIEN from TOKYO」を歌い、ふたたびこの空間をSpacyなParty空間へと塗り上げていった。ダンサーたちを引き連れ、振りを交え、観ている人たちをダンスフロアへと招き入れていった。
「コロナの中でもまたRickyの世界が広がったと思います。一緒にRickyの世界を支えてください」の言葉に続き、Rickyは「R☆MY WORLD」を届けてくれた。熱唱するRickyの歌声へ導かれるように楽曲も次第に熱を上げだす。「たった一つの僕の世界 君の存在」と歌いながら、ともにこの空間を分かちあえることをRickyは謳歌していた。コメント欄にも数多くのサイリウムの絵文字が流れていたように、誰もがRickyと一緒にこの時間を分かち合っていた。
最後にRickyは、「僕はここにいるよ」「ここで歌い続けるよ」と自分の存在意義を示すように、壮大なエレクトロナンバー「My name is・・・」を朗々と歌いながら、素敵なPartyに幕を降ろしていった。何があっても、ここが、「君が」僕のMy HomeだからとRickyは歌いながらFamilyたちと、互いの心の絆をきつく結びあっていった。最後に投げた「Happy Birthday To Me」の言葉が、らしいじゃない。
ライブ配信に続き催されたのが、「アフタートーク」のコーナー。まずは、乾杯の挨拶から。ここからは、出演者たちどうしで、この日の演奏の面でのマニアックな演出の裏話を繰り広げていた。
ケーキの登場とともに、RickyのBirthdayコーナーへ。みずから「BIRTHDAY SONG」を歌い、自身を祝福。メンバーからのプレゼントをいただいた後、最後に「↑UP←SIDE→DOWN↓」を演奏。トークコーナーでも、まさかのアゲアゲ曲のサプライズ演奏が飛びだすとは。しかも、フロアに降りて歌うはしゃぎっぷりも披露。最後の最後まで、観ている側がRickyからプレゼントをいただいた気分だった。
PHOTO:折田琢矢
TEXT:長澤智典
<SET LIST>
「AGITATOR of A☆my」
「洗脳ビリーヴァー」
「キミリテラシー」
「HURRY UP!!!」
「君がいたColors」
「アオイツキ」
「BLACK ANT」
「覚醒リフレーミング」
「人の振り見て我がREFRECTION」
「ヨウコソサヨウナラ」
「Hi-Techno-Boy」
「I’m Alive」 (オケ+生ピアノ)
-ENCORE-
「闇の世界」
「ALIEN from TOKYO」
「R☆MY WORLD」
「My name is・・・」
ーアフタートークー
「↑UP←SIDE→DOWN↓」
Ricky Birthday Oneman Live 2020
「THE☆IWAINA★祭夜」
〜生まれて翔び出てエイリアーン♡〜
<日程>
2020年10月18日(日)
<会場>
渋谷REX
<配信チケット>
3,900円
https://twitcasting.tv/shibuya_rex/shopcart/29324
視聴期限: 2020年10月31日(土) 23:59 まで
Ricky オフィシャルサイト
http://hyperneosoloist.com/ricky/
Ricky BLOG
https://ameblo.jp/ricky-soloist
Ricky twitter
https://twitter.com/Ricky_A_Prmkv
HyperNeoSoloist YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/HYPERNEOSOLOIST
FEATURED
- タイラダイスケ (FREE THROW)【生活と音楽 Vol.9】× モリタナオヒコ (TENDOUJI) (前編)「何にもなかった生活に寄り添い続けた音楽」
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
- タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.5】×會田洋平(えるえふる/ core of bells)[後編]「自分が100%やりたいこと、好きなことで生きていく」と誓った人生
- タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.5】×會田洋平(えるえふる/ core of bells)[前編]「自分が100%やりたいこと、好きなことで生きていく」と誓った人生
- 衝撃的!!アイドル初体験のメンバーばかりのLOVE IZ DOLL、お披露目ライブで、4ヶ月後にZepp Tokyoでワンマン公演を発表!!マジで?!