Blog
【Live Report】暴走列車、再び降臨!血吐き身体舞うStarcrawler(スタークローラー)初日東京公演のライブレポートが到着!本日大阪公演、明日は名古屋公演!テンション爆上げライブは必見!
フジロック2018で繰り広げた狂乱のパフォーマンスを経て、昨年3月以来となるスタークローラーの単独再来日ツアーが実現。初日は12月4日にリキッドルームにて行なわれた。
客電が落ちると、まず最初に舞台上へ姿を表したドラマーのオースティン・スミスが、出囃子に流されたミッキーマウス・マーチをブッた斬るかのように、ズドドドとタイトなビートを叩き出す。そこへすかさずティム・フランコがブッといベースをのせ、ぐいぐい曲を加速させる。フジロックで見た際は、アロウ・デ・ワイルドに意識を持っていかれすぎたせいか(?)気づけずにいたのだが、この2人はかなりパワフルなリズム隊だと今さらのように認識した。
続いて、白地に真紅の薔薇をあしらったジャケット(それを脱ぐと胸元にヒラヒラのついた赤シャツ)を着た、ギタリストのヘンリー・キャッシュが登場。最新作『Devour You』のジャケット・アートを意識したのか、ズボンもギター・ストラップも薔薇づくしの、そうとうカブいた出で立ちでキメている。そして最後にもちろん、シンガーのアロウ・デ・ワイルド。単に高身長なだけでなく、すらりと伸びた長すぎる手足は、広大なフジのステージでも十分に映えていたが、こうしてライヴハウスで見るとあらためて凄い迫力。おそらく大して底の厚い靴は履いていないだろうに、1人だけ台の上に立っているのかと錯覚するくらい、明らかに腰の位置が高い。もう、両手を広げてゆらゆらさせるだけで、なんだかとんでもなくカッコいいし、お尻をカクカク振ってみせる仕草も、セクシーというより「神々しい」域に達している。ブリッジなんかされた時には、フォルムが美しすぎて思わず拝みたくなるほどだ。
そんなメンバーによってバリバリと鳴らされるのは、ストレートすぎるほどのロックンロール。ただ、10月にリリースされたばかりのセカンド・アルバムで、いちだんと楽曲が練れてきたことも反映し、シンプルながらフックの効いたリフやメロディで飽きさせない。見かけ上のファースト・インパクトが、まだまだ武器になってはいるが、次第に前提となりつつある段階を迎えたのと同時に、音楽面での実力が伝わってくるようになった気がする。中盤で早くも演奏された前作からのシングル「I Love LA」をはじめ、レコードのヴァージョンだと少し軽く感じるポップなナンバーも、ライヴでは迫力が3割増しくらいになり、このラウドさとキャッチーさのバランスがとても心地よかった。「What I Want」のようなテンポを落とした曲でも、中だるみせずに聴かせどころになっていたのもまた、歌と演奏がしっかりしているからだろう。デビューから2年ちょっとくらいしか経っていないのに、若いだけあって相当な成長ぶりだ。どうしても、まずキワモノ的な部分に目を奪われがちだったが、今回リキッドルームくらいのサイズで、フジのようなスクリーンの大写しもなく、アロウの顔芸(?)が分かりにくいくらいの距離で見たことで、かえってバンド全体のポテンシャルを実感することができた。
この日のセットリストでは、本編の最後を「Bet My Brains」で締めくくった後、アンコールのオーラスでは、アロウがダイヴ!からの這いずって退場していく隙に、ヘンリーもフロアに突入して弾きまくり、オーディエンスの盛り上がりも最高潮に。その後ステージに戻ったヘンリーが、バンドのロゴをあしらった日の丸を誇らしげに掲げて見せ、圧巻のパフォーマンスはフィニッシュを迎えた。1曲1曲がコンパクトで、ダラダラしたMCも一切なくテキパキと気持ちよく進行していくため、実質的な時間はそれほど長いわけではないものの、極めて濃密な時間を過ごしたように感じられた。とにもかくにも、ライヴで見てこそ凄さがわかるバンドなので、ぜひ一刻も早く彼らを目撃する機会を持ってほしい。
Text by 鈴木喜之
本日は梅田BANANA HALLにて大阪公演!明日は名古屋CLUB QUATTROにて名古屋公演!
JAPAN TOURオリジナル・グッズ(Tシャツ / ポスター)の他に、ラグランTシャツやスタジャン等、LAのPOP-UP SHOPで発売されていたスペシャル・グッズの特別販売も決定!
SATIN JACKET(¥10,000)/ HEART RAGLAN TEE(¥4,500)/ DEVOUR YOU TOUR TEE(¥3,500)/ ENAMEL PINS SET(¥2,000)/ LOGO ROSARY(¥2,500)他
大阪公演当日券は本日18時より会場にて販売開始!
まだ間に合う名古屋公演の前売りチケットは以下にて販売中!
LIVE INFO
『STARCRAWLER JAPAN TOUR 2019』
OPEN 18:00 / START 19:00
料金:前売¥6,000(スタンディング・税込・ドリンク代別途)
※チケット整理番号付き ※未就学児童入場不可
OSAKA | 2019.12.05(木)梅田BANANA HALL
INFO:SMASH WEST 06-6535-5569(https://smash-jpn.com)
NAGOYA | 2019.12.06(金)名古屋CLUB QUATTRO
INFO:名古屋クラブクアトロ 052-264-8211(http://www.club-quattro.com/)
まだ間に合う!名古屋公演 前売りチケットはこちら!
名古屋公演:
イープラス(https://eplus.jp/sf/detail/2463190001-P0030006P021001)
LAWSON(https://l-tike.com/order/?gLcode=45356)(Lコード: 45356)
チケットぴあ(https://bit.ly/2QOU7aT)(Pコード:162-144)
LINE TICKET(https://ticket.line.me/events/3290/0/19496)
BEATINK(https://beatink.zaiko.io/_buy/1kBr:4rc:50187)
Tokyo Gig Guide(https://tokyogigguide.zaiko.io/_buy/1kBr:Rx:73024)
Time Out Tokyo(https://timeouttokyo.zaiko.io/_item/317529)
クアトロ店頭(https://www.club-quattro.com/nagoya/)
MORE INFO:http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10445
RELEASE INFO
Starcrawler
『Devour You』
Now on sale
PRICE:¥2,200 +tax
FORMAT:CD
PRODUCT NUMBER:RT0074CDJP
LABEL:BEAT RECORDS / ROUGH TRADE
※ボーナストラック追加収録 / 解説書・歌詞対訳封入
1. Lizzy
2. Bet My Brains
3. Home Alone
4. No More Pennies
5. You Dig Yours
6. Toy Teenager
7. Hollywood Ending 8. She Gets Around
9. I Don’t Need You
10. Rich Taste
11. Born Asleep
12. Tank Top
13. Call Me A Baby
14. Pet Sematary [Bonus Track for Japan (RT0074CDJP)]
BEATINK.COM:
http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10414
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B07VXPRJJQ
Tower Records:
https://tower.jp/item/4944446/
HMV:http://www.hmv.co.jp/product/detail/10112493
Digital:https://starcrawler.ffm.to/devouryou
FEATURED
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
- タイラダイスケ (FREE THROW)【生活と音楽 Vol.9】× モリタナオヒコ (TENDOUJI) (前編)「何にもなかった生活に寄り添い続けた音楽」
- 山崎まさよし、小沢健二などで知られるベーシスト・中村きたろー、プロアマ問わず楽曲のベース演奏を依頼出来る「WEB BASS FACTORY」をスタート
-
タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.2】×武田信幸(LITE)
バンドマンとして、バンドを続ける「不安」と「喜び」に向き合う(前編) - デヴィ夫人、W 祝福!同居人、加藤万里奈の大学卒業&歌手デビュー報告‼