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映像演出家・スミスの人生相談【きょうもスミスがかんがえた Vol.26】スミス、「演出」についてかんがえた
でもある時、気がついた。世間の人の好みを変えることはできないのだ。それは僕の努力とは関係ない。仕事が来ないことは、自身ではどうすることもできないんだなと。それよりもやりたいことを演出し続けることの方が大切だ。世間に流されて、自分の演出を見失うことの方が恐ろしい。本当に辛いことは、映像で表現したいことがなくなることだ。自分の表現が世間に受け入れられるかどうかなんて、僕の考えることじゃなかった。演出家として、やりたいことをやれているか、それが一番大切だと信じている。
さて、今回の質問です。
いつも映画とか本を見たら名前メモったり内容メモったりしてます?(匿名年齢性別不明)
人から勧められたり、ラジオで紹介されてたりするものに関してはメモしていますが、観終わった後に残したりすることはないです。良かったとかつまらなかったという感覚は、いったん脳みそに放り込んでおいて、企画を考えるときにその山をゴソゴソと漁ります。もちろん忘れていってしまいますが、ひょんなタイミングで見つかることもあるんです。懐かしい写真を見つけた気分でじっくり見つめていると、その時には気づかなかったアイデアが見つかります。関係ないものと関係ないもので、新しい関係を作るのが一番楽しいのです。
人生、仕事、恋愛、くだらない質問まで、どんなことでも相談にのります。質問は、twitter:@smith0204へ、性別年齢ハンドルネームをそえて、お願いします。是非。
PROFILE
スミス
武蔵野美術大学卒業後、竹内芸能企画にてミュージックビデオの第一人者である竹内鉄郎に師事。
2000年から演出家として活動し、映像に特化したアーティストを独自の表現で撮り続けてきた。
情熱的なパーティーチューンを得意としながらも、静謐で奇妙な作品も支持されており、動と静の作風を併せ持つ。
近年では、でんぱ組.incの夢眠ねむとの映像ユニット“スミネム”を結成し、活動の幅を広げている。
コレオグラファーとしても活動中。
<Web> smith0204.com
<Twitter> https://twitter.com/smith0204
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