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映像演出家・スミスの人生相談【きょうもスミスがかんがえた Vol.4】スミス、脚本についてかんがえた その2
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こんにちは。映像演出家スミスです。前回に続き、脚本の話。
脚本から大まかなトーンとキャラクターを決めたら、各シーンの設計をしていく。ここからは特に演出家としての特徴が、大きく分かれる部分。一体何を面白く見せていくのかが具体的に問われる。役者の演技を最大限に活かせるように、撮影の方法を考えるか、それともトリッキーなアングルで画的な興味で視聴者を引き込むか。もちろんその両立を目指すこともできる。脚本の面白さを引き出す方法を、ここで具体的に模索していくのだ。役者の演技とロケ場所から想像しつつ、撮影プランを立てていく。ワンカットずつ、どう撮るか。その時の照明はどんな雰囲気なのか。
ここからは、僕流の方法論。まずシーンでのベースショットとマスターショットをつくる。
ベースショットとは、そのシーンを最も分かりやすく説明できるアングル。大体は引いた画になることが多いが、役者の演技が見渡せることが基本。個人的にはここに美しさや気持ち良さが必要だと考えている。編集において、別のアングルから戻ってくることが多く、一番長く見る可能性が高いし、シーン自体の雰囲気を一番伝えるアングルになるからだ。
そして、マスターショット。これがメインディッシュ。人の心を動かすための演出的仕掛けである。このアングルで、役者の演技のピークを最大限に増幅させる。ここにたどり着くための道順を逆算して構築していく。必ずしもシーンの最後にあるとも限らない。いきなりワンカット目に登場することもある。
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