邦楽インディーズアーティスト紹介ブログ【I FOUND OUT】Vol.09 HONEBONE

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人生とは抗う事

2019年5月18日(土)、代官山UNITでフォークデュオHONEBONEのワンマンライヴを観てきた。確か昨年渋谷のO-nest(だったかな?だったような気がする)で初めて拝見させて頂いた時に、今回の代官山UNIT公演の発表をしていた。13年の活動の中で、2人にとっては賭けとも言える最大規模の会場。さて、どのくらいお客さんが入っているのだろう?と思いながら足を運んだところ、なんとチケットは完売していた。会場には全国から集まった粋なHONEBONEファンが朝の埼京線みたいに苦しそうに身動きが取れないままじっと開演を待っていた。この光景には本当に深い感動を覚えた。

HONEBONEは何の後ろ盾もないまま叩き上げでここまで来ているのだが、今凄まじく勢いづいている。というか、凄まじい追い風を自ら作っている(笑)。その結果、嗅覚の鋭い人達がHONEBONEの嘘のないシンプルな歌と、2人のユニークなキャラクター性にようやく気づき始めている。きっともっとデカい存在になる。とにかくHONEBONEのライヴは最高に楽しい。例えば松山千春やハンバート ハンバートのライヴを一度でも観たことがある人なら分かると思うが、お客さんは音楽と同じくらい、あるいは人によっては音楽以上にステージMCを楽しみにしてきている。何もライヴは音楽だけが全てではない。ライヴを通してその人の生き様や物事に対する考え方を知り、お客さんは色々な事をそこから感じ取り、自分の人生の学びへと繋げていくものだ。

ギターと歌、それだけ。ヴォーカルのEMILY(エミリ)さんとギターのKAWAGUCHIさんだけで成り立つ世界。昔ながらの醤油ラーメンみたいにシンプル。武骨で硬派で反骨的な竹原ピストルさんみたいになりたくて始めたが、何故かテツandトモの芸風に着地してしまった2人。しかしその実ライヴではEMILYさんの天才的なトークスキルでめちゃくちゃ笑わせておいて、歌ではしっかり心の芯に届く熱く不器用なソウルをぶち込んでくる。そのバランスたるや本当に素晴らしい。

モデルもしているヴォーカルのEMILYさんは見た目は美しいハーフの女性なのだが、何故かひとたび口を開けばガラの悪いべらんめえ口調、高円寺育ちである事に誇りを持ち、1年で2回も食中毒になってアニサキスに体をやられた歌を歌ったりするから、そのギャップに最初はかなり驚く。しかしライヴが終わる頃にはHONEBONEという存在がお客さんそれぞれにとって信用・信頼出来る確かな存在へと変わってくる。カッコつけてるような奴が一番カッコ悪いんじゃああああとばかりに、低所得で働く労働者階級目線の歌を全身全霊で吐き出す。その姿勢に微塵も嘘は無い。

ホント、今時ヤバいくらい泥臭いスタイルなのだがEMILYさんが全ての人と心と心でキャッチボールをしようとしている気持ちが常に物凄く伝わってくる。それがあったかいし、なんだかそこにいることが喜びになる。

個人的に一番好きな「赤ちょうちん」の歌詞を少しだけ紹介させてもらうが、

笑わなきゃ 笑わなきゃ
もう一生分 泣いたんだから
笑うなら 笑うなら
赤ちょうちんの下が丁度いい
1,000円ちょっとで明日も笑える

例えばこの曲はこんな感じの世界。全くもってお洒落ではない。いや、竹原ピストルやMOROHAを聴く事がイケてるみたいに捉える人が一周回ってHONEBONEを聴く事もお洒落みたいな風潮が今後出てくるとも限らないが、基本的にはギトギトした油で真っ黒になった駅のガード下の安い居酒屋で会社の愚痴を肴に酒をあおる人達のためのソウル・ミュージック。

百聞は一見に如かず。HONEBONEはとにかくライヴに行く事を一貫してオススメする。EMILYさんの人柄にどうしても終始注目してしまうが、そこに静かに寄り添い、彼女の声をギターに乗せて飛ばし、要所要所でグッとくる演奏を決めるKAWAGUCHIさんのさりげない仕事ぶりにも、いつのまにか虜になるはず。

無様だろうが何だろうが私たちは今を生きている。
歯を食いしばってでも、這いつくばってでも頑張らないといけない時だっていっぱいあるのだ。
「HONEBONEを聴けこのやろう!」と愛を込めてこの世界に言い放ちたい。

<HONEBONE – 汚れた場所でも (Music Video / “Resurrection” MV)>

PROFILE

HONEBONE

EMILY(ヴォーカル)とKAWAGUCHI(ギター)の男女J-POP/フォークデュオ。
東京・高円寺で結成、2014年より2人組としての活動を開始する。
アコースティックギターと歌のみのスタイルで、日本語にこだわった生々しい歌詞を歌う。
老若男女が集うLIVEは笑いあり涙あり。「ネガティブなのにスカッとする」と評判を呼ぶ。
「ギター漫談」とも評されるEMILYのMCと「顔面ギター」KAWAGUCHIのパフォーマンスは必見。
2015年10月に自らの音楽性の”骨組み”となる決定盤『SKELETON』をリリース。
TOWER RECORDS渋谷店にて2週連続インストアライブを行う等、異例のプッシュを受ける。

2015年冬からEMILYがテレビ東京系「THE カラオケ★バトル」に出演。
テリー伊藤らタレント陣からもそのキャラクターや歌声を絶賛され、お茶の間に進出することで更に認知度を高めている。
2018年には笑福亭鶴瓶と上柳昌彦が司会を務める「お気に入りライブ」にも単独ゲスト出演。

2018年・19年にインディーズバンドとしては異例の単独冠番組『骨の髄まで歌います』がNHK BSプレミアムで放送。
放送後に番組名がYahoo!トレンドワード入りするなど、更に活躍を広げている。

<Official Website> https://www.honebone.net/

PROFILE

☆アー写

DAILY HOWL

ただのジョン・レノン好き

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