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Nozomi Nobody対談連載【Origin Vol.2】京都を代表する3ピースバンドTurntable Filmsベーシスト・谷健人<オマケ編>歌詞ってどうやって書きますか?
「多分全員焦ってる」
Nozomi:でも谷さんの歌詞って、なんとなく全体に共通している雰囲気がありますよね。ゆっくり読んでみたときにその感じがすごくいいなと思って。
谷:かもしんないすね。多分ずっとこう、何かにちょっと焦ってる感じはあるかも。全部の曲に人がいるんですけど、多分全員焦ってる。
Nozomi:あ、それぞれに主人公みたいなイメージがあるんですか?
谷:それが自分やったりもしますけど、自分やったり誰かしらがいて、曲の中で多分全員焦ってるやろなと思う。後で読み返してみたら「焦ってるからこういうこと思ってるんやろな」って気はします。
Nozomi:それって何に対する焦りなんですかね。人生とか生活とか?
谷:うーん、漠然としたものじゃないかな。誰でも持ってるようなものだと思いますよ。少子化とか年金問題とか老後とかのこととかと一緒で。自分で言うなら、上手く言えないけど、理想と現実のギャップみたいな、人からしたら取るに足らないようなことばっかりだと思います。自炊続けたいけど続けられてない、老後一人になったらヤバイかも!って焦ってるのと同じような感じ。
Nozomi:あぁ~それはよくわかります。焦りというかもどかしさというか……。私も日々そんなことばっかり思うな。
谷:良いミュージシャンでありたいと思うけど、現状未だこのレベルか〜って思うとかね。そんな判断基準は絶対も相対もないので、気にすることでもないんですけどね。自分の中だけの話です。例えば今回『9 to the morning』って作品を作りましたけど、これって6曲のEPじゃないですか?本当言えば、10〜12曲入りのフルアルバムに出来たら良かったなとは思ってるんですよ。でも出来なかった。チャレンジはしたんですけどね。何か他のが納得いくように仕上がらなくって。やっぱりそこは悔しいな〜。
Nozomi:そうだったんですね。でも私今回の作品本当に好きですよ。すーごい聴いてます。この間DJでもかけたし。フルアルバム、楽しみに待ってます。
▶Nozomi Nobody対談連載【Origin Vol.1】京都を代表する3ピースバンドTurntable Filmsベーシスト・谷健人 初のソロ作と「惰性」の哲学
RELEASE INFO
Kento Tani『9 to the morning』
Now on sale
PRICE : ¥1,500 +tax
TRACK LIST:
- moondog
- brainwashed
- remedies and melodies
- pictures from promenade
- echoes of the ghost town
- return to the south
※各ライブ会場他、一部店舗、通販にて発売中
MORE INFO:https://kentani11.tumblr.com/post/158108280798/kento-tani-9-to-the-morning-track-list
PROFILE
Kento Tani
京都生まれ。
Turntable Films、Superfriends、吉田省念バンドなどにベーシストとして参加。
バンド活動の傍ら数々のミュージシャンとの制作、ライブサポートなどにも参加。
2016年 ラジオ「映画夜話 みなみ会館のちょっときいてな」に楽曲提供。
2017年 EP『9 to the morning』を発表。
WEB:https://kentani11.tumblr.com/
Turntable Films:http://turntablefilms.com/
Twitter:https://twitter.com/kentani11tf?lang=ja
Soundcloud:https://soundcloud.com/user-737633310
RELEASE INFO
Nozomi Nobody『Everything Goes Back to You』
2017.09.13 (Wed) on sale
PRICE : ¥1,667 +tax
PRODUCT NUMBER:SLTR-02
LABEL:Silent Room Records
TRACK LIST:
- Introduction
- Do You Know?
- Goes Back to You
- In a Silent Room
- Spring is on the Way
- December Wind
- Judee
- This Tiny Night
PROFILE
Nozomi Nobody
様々な情景が浮かぶ楽曲と透明な歌声、ループステーションを巧みに用いたコーラスワークで魅せるライブパフォーマンスで注目を集めるシンガー・ソングライター。
2016年6月、作詞作曲、アレンジ、録音、ミックスまでのすべてを手がけたセルフプロデュース・ミニアルバム”We Are Always a Bit Lonely”を発売。10月には原宿VACANTにてリリースツアーファイナル・ワンマンライブを行い、大盛況に終えた。
下北沢のダイニングバーと教会でのサーキットイベント”CIRCUS FES”や、生音のライブ等、様々なイベントも行っている。
2017年9月13日には、自身のルーツに立ち返り新境地となる“フォーク・ポップ”2nd mini album『Everything Goes Back to You』をリリースする。
WEB:http://nozomi-nobody.tumblr.com
Twitter:https://twitter.com/NOCCO__
Facebook:https://www.facebook.com/nocco.nocco
FEATURED
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
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