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「俺はMOROHAっていうチームの営業マンになった」
タイラ:そのタイムリミットの半年前に自分に向き合って「俺音楽をやっぱやりたい」って思ったときは、音楽で食えるとか何にも思ってなかったわけだよね。
アフロ:思ってなかった、思ってなかった。
タイラ:その時は自分的にどういう気持ちだったの?「あぁ、現実味のない気持ちに気付いちゃったなぁ」みたいな感じ?
アフロ:えぇと、その時期にプライベートで「あ、人生って思いもよらないことが起こるんだなぁ」って思うようなある出来事があって。だから、やりたいことやらなきゃダメだなーって。どんだけ「計算立てて安全に安全に」ってやったって、そんなに全部上手く行かねぇんだって思ったところはありました。
タイラ:なるほど。そういう事があって、ある種のリミッターみたいなものが外れたってところがあったんだね。で、半年後にCDが実際出て、親も納得してくれて。でも、それですぐ音楽だけで生活できるようになったわけじゃないよね?
アフロ:ないですね、働いてましたね。
タイラ:その後はどんな仕事を。
アフロ:ラーメン屋と、深夜の漫画喫茶っすね。
タイラ:掛け持ちして。そうだよね、今だから話すけどMARZのライブの後にバイト行ったりしてたもんね。
アフロ:してましたね。だから漫画喫茶は深夜。ラーメン屋は10時から14時。これどういうことかって言うと、ちょっとでも空きがあって3日前とかの連絡で「ライブする?」って言われた時でも、ライブの時間帯だけは絶対にバイトが入ってないからすぐに「やります!」って即答できるっていう。
タイラ:なるほどなるほど。いつでも出れる。
アフロ:ライブにいつでも出れるっていう状況を作ろうと思って、そのバイトは選んだんですよね。
タイラ:UK君も同じようなバイトだったの?
アフロ:UKはその時はね、アイドルの写真の鼻毛とかニキビを消す仕事をしてた(笑)。そういうのは自分のペースでやれる仕事だから。
タイラ:なるほど。現状の話しをすると、今はバイトはしてないの?
アフロ:してないすね。
タイラ:いやらしい質問だけど、バイトはいつまでしてた?今が29歳だよね。
アフロ:えぇとね、27歳の6月だから2年前。
タイラ:それそんなに明確に覚えてるんだ。
アフロ:調べたらすぐわかるんですけど、俺「しゃべくり007(※6)」に出たじゃないですか。あの、生田斗真君の時の回。2015年の5月いっぱいで俺はバイト辞めてるんですよ。で、そのバイトを辞める3日、4日前にしゃべくり007の放送があったんですよ。で、辞めたんじゃなくて厳密に言うと実はそのバイト先が潰れたんですよ。その時にまぁ「しゃべくり007できっとブレイクするだろう」という気持ちと、あとバイト先が潰れたっていうタイミングはなにかこう…。
※6 日本テレビの人気番組。MOROHAは2015年6月1日放送回に生田斗真さんの紹介という形で初登場している。
タイラ:踏ん切りがついちゃった?
アフロ:だろうなーと思って。辞めましたね。
<MOROHA『tomorrow』>
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