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タイラ:部活とかはやってたりした?
キイチ:高校で吹奏楽部に入ってました。中学3年で、Theピーズの影響でベースを始めて、高校入ったら軽音楽部入ろうと思ってたんですけど、軽音楽部がなかったんでどうしようかなと思ってたら、吹奏楽部の演奏でベース弾いてた人がいたんで、「あ、ベース弾けるんだ」と思って。でもまぁそこまで熱が入らなくて。
タイラ:なるほど。でもまぁ吹奏楽でやるような音楽と、本当に好きな音楽って言うのはベースっていう共通点があるだけで、全然違う物だもんね。
キイチ:そうなんですよ。まぁ女の子も多かったし、男は7~8人くらいはいたんですけど、1人として仲良くなれなかったです。
タイラ:結局高校時代は友達が全然出来なかった?
キイチ:そうっすね、まぁ居たっちゃ居たんですけど、俺が親友かなって思ってる人は他に親友がいる、みたいな(笑)。俺はあいつと一番仲良いと思ってるけど、そいつは俺のこと一番じゃない。
タイラ:それはやっぱり、キイチくんの中では、自分の好きな音楽を好きな人がいない、っていうところはやっぱ大きい所だったのかな。
キイチ:大きい所ですね、多分。
タイラ:音楽っていうのがやっぱ自分のアイデンティティーというか、人格とか人間性の真ん中にすでにあった、みたいなことかなぁ?
キイチ:ありました、完全に、そうですね。
タイラ:じゃあ本当の本当のところで「自分とか、自分の好きなモノとかをわかってくれる人はいないな」っていうか。
キイチ:そうですね。その…基本的に友達とは嫌いなものを笑いたいんすよ。悪口とかで盛り上がってたいんですけど。好きなもの一緒とかよりも、嫌いなものが一緒の方が…
タイラ:強い?
キイチ:仲良くなれる気がするんすよ(笑)。
タイラ:それもわかる気がする。変なパワー出ちゃうみたいなね(笑)。
キイチ:で、ボロクソに言いたいんすけど、俺が嫌いなものを好きな人ばっかだったから、本当にそれは辛かった気がします。
大学時代にジャズに感じた「こんなのただの筋トレじゃねーか」
タイラ:なるほど。じゃあ高校生活終えて、大学時代はどうでしたか?
キイチ:18年間本当に娯楽がなかったんで、絶対東京に出て来てやると。で、大学では東京の大学に行きました。
タイラ:じゃあそこで初めて一人暮らしとかを?
キイチ:一人暮らしをしまして。18で出て来て。
タイラ:めっちゃ楽しかったでしょ、それ。
キイチ:めっちゃ楽しかったですね。大学にすぐ行かなくなって。
タイラ:(笑)。
キイチ:大学ではロックの軽音サークルとかに入ろうかなぁーと思ってたんですけど、吹奏楽部時代にウッドベースを弾いてた影響でその楽器自体が好きになってきて、なんとなくジャズ研究会っていう、ジャズのセッションをずっとやってるサークル見てみようと思って、行ったら結構セッション自体が楽しくて。で、試しに入ってみて、結構ハマったんすよ。
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