タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.12】×キイチビール(キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)(前編) 「俺は働けないだろうな」から動き出したキイチビールの「生活」と「音楽」

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左からタイラダイスケ(FREE THROW)、キイチビール(キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)

「どうしたらサラリーマンにならないで生きていける?」

キイチ:でもどうしたらサラリーマンにならないでメシを食って行けるんだろう、と思った時に、1回「絵を描いてみよう」と思って。イラストレーターになろうかなって。

タイラ:おおー、良い話。メチャクチャ良い話じゃんそれ。絵も得意?

キイチ:いやあんま得意じゃないっすけど(笑)。

タイラ:じゃあ要は、サラリーマンにならないでメシを食う方法論はないかなと思った時に、得意な事をやろうっていう発想よりは、何か俺でも出来るものないか?っていうものを探したっていうことね。

キイチ:絵描いたら描けるだろうなと思って、2週間くらい結構練習したんです。スケッチとかしたり。でも、「あぁ無理だ、やっぱ上手い奴は死ぬほど上手いから、そんなの今からやったって無理だよ」ってことになって…。じゃあどうしよう?次は音楽だ!って曲をバーッと作った時に、すごく良い曲が出来たんですよ。なんて曲だったかは忘れたんですけど、すごく良い曲が出来て「あ、これだな」みたいな。で、うちのベースのタフネスとかに聴かせたら「キイチは天才だよ!音楽をやるべきだ!」みたいな。すごい囃し立てられて。

タイラ:今のバンドメンバーとは大学の時のジャズ研が一緒だったんですよね?

キイチ:はい、もうみんなサークルが一緒で。

タイラ:じゃあちょうど大学卒業するかしないかくらいの時に、初めて曲を書いたら、これが一番しっくり来て、手応えもあるなと思ったんだね。

キイチ:音楽をやるべきだという事を言われたので、「よっしゃ、やる!」っつって4月か5月くらいに今のメンバー全員に曲を聴かせて、声をかけて、「バンドやろうぜ」っつって。

タイラ:それは大学を卒業してすぐくらいの時?

キイチ:えっと、大学5年目なんで…(在学中の)5年目の春でしたね。他のメンバーみんな年齢がバラバラなんで、ベースはその時には卒業してて、フリーターになってたんですよ。ドラムとキーボードとコーラスはまだ大学在学中で、みんな「いいよー」って乗ってくれて…あっ、実はその時にもうひとりメンバーがいたんです。

タイラ:そうなんだ!楽器は?

キイチ:ギターなんですけど、別の大学のジャズ研の友達に声かけて、3ヶ月くらい一緒にやってたんです。でも全然ウマが合わなくて。夏に1回バンドメンバー全員で伊豆の方に泊りがけで遊びに行ったんですけど、意図してじゃなく、誰もそいつのこと誘わなかったんですよ(笑)。伊豆に着いてから「あれ?●●君いなくない?」みたいな。

タイラ:阿吽の呼吸で、みんななんかちょっと違和感があったのかね(笑)。

キイチ:そう。やっぱこの5人だなって思って。

タイラ:キイチくんのルーツにもなっている、子供の頃からずっと好きだったロックを共有できる友達っていうのは、大学の時には見つかっていたの?

タイラ:大学の時もなかなかいなかったんですけど、Gateballersのベースの本村くんが大学一緒で、歳も一緒で、最初ジャズ研のとこに1年間いたんで、それで友達になって。結構The ピーズとかTHE STREET SLIDERSとか、渋めのロックの話ができる友達で。あとうちのコーラスのKDっすね。うちのバンドはKDだけ大学が違うんですけど、初めて会った時から、ピーズ、ゆらゆら、その他ロックの話を出来て、だからバンド5人中、音楽の趣味が合うのは実はKDだけなんですけど。

<Gateballers ‐ イメージ>

タイラ:じゃあ他のメンバーはどっちかっていうとプレイヤーとしてすごく信頼感があった感じなのかな?もちろん人間性も含めてだけど。

キイチ:そうですね。でも最近だんだんとみんな好きな方向がまとまってきたっていう良い感じなんですけど。

タイラ:ちょっと遡っちゃうけど、バンド活動すら初めてだし、自分で曲を書いて自分で歌うっていうことも初めてな訳じゃないですか。それで大学5年目の時に初めて自分で曲を書いて、他者から「天才だ」って言われた瞬間って、これ多分メチャクチャ嬉しかったですよね?高校生の時になかなかこう「うーん…」ていう時期がありつつ、大学の時に入ってちょっとずつ出来てはきたけど、やっぱり初めて自分の表現として、自分の趣味みたいなものが認められたり昇華できる瞬間が生まれたというか。

キイチ:メチャメチャ嬉しかったですね。本当、自我が芽生えましたね。誇れるものをひとつも持ってなかったから、なんかもうみじめでしんどかったんすけど、曲を作れるぞってなった瞬間に、「あ、もうここしかねぇ」みたいな。1本筋がポッて見えたみたいな。

後編へ

PROFILE

タイラダイスケ(FREE THROW)

タイラダイスケ(FREE THROW)

DJ。
新進気鋭のバンドと創り上げるROCK DJ Partyの先駆け的な存在であるFREE THROWを主催。
DJ個人としても日本全国の小箱、大箱、野外フェスなど場所や環境を問わず、年間150本以上のペースで日本全国を飛び回る、日本で最も忙しいロックDJの一人。

レギュラーパーティー
毎月第二土曜日@新宿MARZ「FREE THROW」
毎月第四金曜日@渋谷OrganBar「Parade」
毎月第一&第三水曜日@赤羽Enab「Crab」

<Twitter> https://twitter.com/taira_daisuke
<FREE THROW> http://freethrowweb.com/

PROFILE

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キイチビール&ザ・ホーリーティッツ

2016年4月にライブ活動をスタートとさせた、東京の5人組ロックバンド。ライブ会場といくつかの店舗/通販サイトにて枚数限定で販売された1stEP「俺もハイライト」/1stミニアルバム「世の中のことわからない」がいつしか全国的に評判になり、完売し、各地のライブハウスを賑わす存在に。
2017年の夏には二つのフェス系コンテストを勝ち抜き、ROCK IN JAPANとSUMMER SONICにいきなり出演。注目度が加速度的に上がる。
2018年2月7日に初の全国流通盤にして初のフルアルバム「トランシーバ・デート」リリース。翌日渋谷WWWにて、ホフディラン/台風クラブ/MONO NO AWAREを招いて開催したリリースパーティー、続いて3月24日に渋谷Starloungeにて行った初のワンマンライブもソールドアウトし、幸先良いスタートを切る。全国規模のライブ活動もほどなくスタート。各地のサーキットライブにて入場規制が続出する。2018年9月に渋谷WWWにて行われた秋の3マンツアー東京編(ゲストに盟友TENDOUJI/Tempalay)は、2月の1stフルアルバムリリースパーティー@渋谷WWW、3月の1stフルアルバムリリース初ワンマン@渋谷Starloungeに続いてソールドアウトし、様々な世代の素敵なポップミュージックラヴァーたちのハートをしっかりと掴み始めてる模様。
極めてオーソドックスなバンドスタイルで奏でる、極めて同時代的でリアルな日々の歌。悲しさも虚しさも、時に訪れる悦びも高揚も、その先に見え隠れする一筋の光も全てないまぜになった類い稀なるメロディーとリリック。熱い胸騒ぎをあなたに。
Brand New Single「今夜浮かれたい c/wこーかい」<限定7inchアナログシングル(KBHT-0005¥1,300+税) / 「今夜浮かれたい」配信>
2019.1.23.wed release

【リリースツアー】
7inchアナログシングル「今夜浮かれたい」発売記念
キイチビール&ザ・ホーリーティッツ冬の東名阪2マンツアー『今夜浮かれたい』

■2019年2月7日(木)名古屋APOLLO BASE
ゲスト:リーガルリリー
open18:30/start19:00 adv.¥3,000(+1D)

■2019年2月8日(金)大阪Music Club JANUS
ゲスト:SUNNY CAR WASH
open18:30/start19:00 adv.¥3,000(+1D)

■2019年2月16日(土)新宿ロフト
ゲスト:曽我部恵一
open17:15/start18:00 adv.¥3,000(+1D)

<Official Website> kiichibeer.com

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