Blog
あなたは、TikTok上でツルペタ(貧乳)ネタでバズッているBON.井上のことを知っているか?!
あなたは、BON.井上のことを知っているか??TikTok上で、みずからツルペタ(貧乳)であることや、女性として生きてくうえでの気苦労を、様々な楽曲に替え歌動画としてアップ。 今やTikTokフォロワー数が35万人超え!総再生数1億5千万回超え!と、大バズりしている。世の中の大半の人たちは、彼女のことを芸人だと思っている。でも、その正体は…。
母親がダンスの先生だったことから、BON.井上は幼少の頃よりダンスに親しんできた。小学生の頃の夢、それはマイケル・ジャクソンのバックで踊ること。だが、マイケルがこの世界から旅立ったことで、その夢はついえてしまう。ずっとダンスに没頭していた彼女はダンサーとして生きてゆく意志を固め、中学の卒業後は、エンターテイメント系の高校、そして専門学校へと進学。そこで歌の魅力にも目覚めた彼女は、SO.ON project(高校時代)、BUZZ(専門学校時代)の主要メンバーとして活躍。その後、プロを目指して芸能事務所へ所属。そこで役者としての顔も加え、ミュージカルを含む舞台や、テレビ番組への出演と活動の幅を広げていった。表現者としての実力や幅は広がっていった。そんなBON.井上の運命を変えたのがTikTokとの出会いだった。当時のことを、彼女はこう語っている。
「事務所へ所属していた時期、自分の本当のキャラをずっと押し殺しながら。それでも盲目的に頑張っていました。同じ事務所に所属しているアーティストたちはオリジナル曲を持ってライブをやっているのに、わたしにはオリジナル曲がなくて、ずーっと考えあぐねいていました。そんな時期に、世の中がコロナ過になり、まわりの人たちのライブ活動がままならなくなった。そのときにわたしは、「これは、逆にチャンスや」と思いました。その時期に、友達に「TikTokをやってみたら?」と言われたことが、始めたきっかけになります。
最初の頃は格好いい映像をアップしていましたけど、正直、反響は出ませんでした。そんな中、気心知れた友達に見せるための動画として、いつもの自分を出したふざけた映像を作ったんですね。それが、胸にタオルを入れた姿で登場。曲に合わせてタオルが下へ落ちて胸がツルペタになるという、友達をわらかすためだけに作ったネタ。それを、友達に向けて「見て~」みたいな感じでTikTokへアップしたら、急に数字が伸びだした。そこからなんです、まな板ネタなど、今のTikTokのスタイルに繋がったのは…。
当時の事務所的に「こういうネタは駄目」と言われていた題材ほど、コメント欄に「最高です」「めっちゃ気分アガりました」「どこのスポブラ使ってるんですか?」「わたしもこれ(貧乳)で悩んでて。でも、勇気が出ました」など、たくさんのコメントが寄せられたんですね。そのときに「あっ、これで良かったんや」「自分のことを笑いにするだけで、人を救えるんならもっとやっていこう」となって、今に繋がっています」
そこからは、ツルペタを中心に、自身のコンプレックスを笑いのネタに、TikTok上へ次々と替え歌を発表。多くの内容が、女性なら口に出せない”あるある”ネタだったこともあり、共感を覚えた多くの女性たちからの支持を集め、バズる形に繋がった。最近では、オリジナル曲もTikTok上にアップ。それらも同性の共感を得て、バズり続けている。その一例を、BON.井上の言葉を借りて紹介しよう。
「揺れないバスト(貧乳)のことをネタにした『ツルペタ』や、胸がスースーする1日を過ごす女性の気苦労を歌にした『ブラつけてない』、好きな人と一夜を共にしようと思ったら生理になってしまったことを歌にした『nattemota』など、TikTokでもバズった曲たちをフルサイズにしています。すべては、4月29日に大阪RUIDOで行う初のワンマン公演「ツルベタ革命」で歌うため。今後もオリジナル曲を作り続け、TikTokやInstagramへショート動画としてアップしながら、手応えをつかんだ楽曲はフルサイズに仕上げ、YouTube上にMVとしてアップしたり、ライブ活動を通して歌っていくつもりです」
4月29日、BON.井上は大阪RUIDOを舞台に、1stワンマン公演「ツルベタ革命」を行う。この日は、TikTokでバズッた替え歌たちやオリジナル曲を披露。さらに、会場に来た人たちと一緒にTikTok用の動画を撮影するなど、参加型のライブを計画している。彼女は、「「あっ、これで良かったんや」「今のままの自分で良かったんや」という気持ちになれるライブをお届けします」と語っていた。そこには、こんな思いがあった。
「まわりからは、「なんで、そのタイトル?!」と突っ込まれるんですけど。ワンマン公演へ繋がるきっかけが、「ツルペタ」ネタから始まっているのが一つ。これからのわたしはアーティストとしての道を切り開いていこうと思っているから、この日のワンマン公演を第一章の集大成であり、第二章の始まりにもしたい。ここを革命の日に変えたい気持ちから、そのタイトルを付けています。
わたしが活動を通して伝えたいのは、「ありのままの自分でいいんじゃねぇか?」ということ。一度プチ整形をしたことで、どんどんエスカレートしている子、彼氏の前では化粧を落とせないと悩んでいる子。世の中の女性には、そういう悩みを抱えている子たちがいますけど。そういう子たちに、わたしは「一度でいいから、ありのままの自分のままでいってみたら?」と伝えたいし、そういう思いを、これからも活動を通して伝え続けたいなと思っています。4月29日の1stワンマン公演は、一緒に騒げるライブにしていくので、ぜひお越しください。会場でお待ちしています」
「ツルベタ革命」=BON.井上のアーティスト宣言と書くと、ネタ投稿はなくなってしまうと思われがちだが、今後もBON.井上はTikTokへ、カバーを中心に、オリジナルでも自虐的な楽曲をアップ。オリジナル曲に関しては、バズッた曲ほどフルサイズに仕上げ、定期的にライブで披露をしていく流れを作ろうとしている。引き続き、自虐や自嘲すれすれの面白歌・振りネタを楽しみながら、BON.井上らししい唯一無二の表現活動に目を向け続けてもらいたい。
TEXT:長澤智典
BON.井上 「ツルペタ革命」
2024 年4月29日(月・祝)
会場:大阪RUIDO
OPEN:17:00 / START:17:30
チケット:https://eplus.jp/sf/detail/4051300001
SNS
https://twitter.com/BON_inouekana
https://www.instagram.com/bonchan.kana/
https://www.tiktok.com/@inouesan.0430
BON.井上
Musician Actor 動画クリエイター 振付師
【生年月日】4月30日
【出身地】兵庫県(方言:関西弁)
【サイズ】身長165cm 体重49kg
幼少の頃からダンスを始めダンサーを目指す。親からの勧めでエンターテインメントの高校に入学。
校長先生の勧めで歌を始め、ミュージカルも始める。卒業後、TikTokでダンスや変顔をいかし投稿を始める。
現在3235万フォロワー総再生数1億5千万回。現在ではTikTokのみならずドラマ、舞台、振り付け、CD楽曲リリースなど幅広く活動中…
[特技/ 趣味]
・ダンス(Hiphop, Jazz, etc…)
・歌
・水泳、サーフィン
・アドリブでなりきること
・動画編集
・旅
・人を笑わせること
[経歴]
2012年舞台「universe」大阪千日前
2013年サマーソニック出演(SO.ON project)
2015年サマーソニック出演(SO.ON project)
2015年骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」
主演吉川ゆかり役NHKホール
2016年大阪城ホールにて卒業公演(SO.ON project)
2017年骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」
主演吉川ゆかり役NHKホール
2020年TikTokで井上さんとして活動
2021年ラサール石井演出舞台「夫婦漫才」出演
2022年テレビ東京系連続ドラマ「リズスタ」カイリー役
2023年オリジナル・ミュージカル「T The Agent」ミリー・ローズ役
我儘ラキアの振り付け全般
FEATURED
- デヴィ夫人、W 祝福!同居人、加藤万里奈の大学卒業&歌手デビュー報告‼
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
-
タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.1】× 安孫子真哉(KiliKiliVilla)
「家族との生活」と「音楽の場所に戻る覚悟」(前編) - タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.1】× 安孫子真哉(KiliKiliVilla) 「家族との生活」と「音楽の場所に戻る覚悟」(後編)
- 【Interview】結成30周年目前にしてなお「音楽的に評価されていない」と語るフラワーカンパニーズ、自主レーベル設立で切り拓く突破口