Blog
CHERRY GIRLS PROJECT×Dorothy Little Happy、仙台で2マンライブを開催!!当日の模様をレポート!!
9月2日(木)、CHERRY GIRLS PROJECTは仙台MCANAを舞台にDorothy Little Happyとの2マン公演を行なった。仙台は、以前から定期的に足を運んでいた場所。現在の5人編成になって初めて行った地方公演の場が仙台だった。これまでに何度も仙台で行なわれる大小さまざまなイベントへCHERRY GIRLS PROJECTは出演してきた。全国を舞台に活動してゆくうえで、名古屋や大阪と同じように、北を攻めてゆくうえで仙台は重要な拠点と感じているからこそ、CHERRY GIRLS PROJECTはコンスタントに仙台でライブを行い続けてきた。そこで今回組まれた2マンライブがDorothy Little Happy。
Dorothy Little Happyと言えば、仙台を拠点に長く活動し続けているグループ。もちろん全国展開も行なっているが、あくまでも軸に置いているのは、彼女たちの地元に当たる仙台。今はメンバーも一新し、新たな形に植われ変わったとはいえ、Dorothy Little Happyとして培ってきた意志は、今のメンバーたちも変わらずに受け継いでいる。
方や東京から、方や仙台からと拠点の違いはあるとはいえ、お互いにホームを大切にしながら、あくまでも活動の舞台は全国という意識を持って活動している。その2グループが、こうやって一緒にライブをやることになるのも、ある意味当然のことだったのかもしれない。
「COLORS COLLECTION vol.1」と名付けて行なったCHERRY GIRLS PROJECTとDorothy Little Happyの2マン公演。ライブは、Dorothy Little Happyを先行に、CHERRY GIRLS PROJECTがそのバトンを受け継ぐ形を取りながら、20分と20分のライブを交互に2回繰り返し行なう形を取っていた。
1st Battle
純白の衣装に身を包んだDorothy Little Happyの1stステージでは、無色透明なメンバーたちのキャラクターを活かす爽やかな。でも、身体を揺らさずにいれない心地好く駆ける楽曲を中心に披露。5人の妖精たちが音の風に乗り舞い躍る姿が、新鮮に映っていた。音の風へ身を委ねるように軽快にステップを踏みながら歌う姿や、無邪気な笑顔で飛び跳ね歌う様も嬉しく心を騒がせる。
「nerve」などカバー曲も挟みながら、「恋は走りだした」で見せた、恋する女の子のときめく気持ちをチャーミングに歌う姿を見ていたら、見ている側まで恋に落ちた気分を覚えていた。何にも染まってない…のではない、その曲ごとに似合う色に染まって歌い躍る今のDorothy Little Happyの姿が、嬉しく胸を惹きつけた。
ライブのバトンを受け取ったCHERRY GIRLS PROJECTは、先のDorothy Little Happyと同じく白い衣装姿で登場。ただし、Dorothy Little Happyが女性らしい清楚なスタイルなら、CHERRY GIRLS PROJECTの衣装は勇ましい戦闘服のように、そこの違いも面白い。
1stステージのCHERRY GIRLS PROJECTは、攻める姿…ではなく、胸の内に秘めた痛い想いを「神様、お願い。」や「透明人間」を通して吐き出していた。心の叫びを歌にしてゆくCHERRY GIRLS PROJECTと、女の子特有の愛らしさや心ときめく想いを振りまくDorothy Little Happyという、一見間逆な組み合わせだからこそ、お互いの持ち味
MCで真志取みらいは、小さい頃からDorothy Little Happyが大好きで、共演が決まったとき興奮した想いを熱く語っていた。真汐里緒は、Dorothy Little Happyの印象を「女神様」と語っていた。
いつもなら盛り上がりきったライブのクライマックスに、さらに胸を揺さぶる歌として響かせる「僕たちの為に、あの鐘は鳴る」を最初のライブの最後に持ってきたところも、この日のライブが新鮮に見えていた点。この歌を聴くたびに、胸が熱く高ぶる。その感動を、ライブの前半部に味わえたことも嬉しかった。
2nd Battle
Dorothy Little Happyの2ndステージは、心に暖かな風を注ぐ「ASIAN stone」からスタート。胸に秘めた想いを零すように歌う姿に視線や気持ちが惹かれてゆく。聡明な楽曲を、涙腺さえも刺激する澄み渡る美しい声で歌う姿が、とても愛おしい。
その姿は、杜の都からやってきた妖精たちのよう。Dorothy Little Happyの歴史自体は10年以上だが、今のメンバーに移り変わってからのDorothy Little Happyのライブからは、歴史の重さを背負うというよりも、それまでの歩みを知りながら。でも、新しい洋服に着替えた今の私たちの姿こそDorothy Little Happyなんだという自信と
「青い空」はまさに、今のDorothy Little Happyに似合う、胸をキュッと嬉しく鳴らす聡明な楽曲だ。愛らしい笑顔を浮かべ、大きな翼を広げゆっくりと青空を飛び交う様が、この曲を歌う5人の姿から見えてきた。いや、彼女たちの見ている景色へ、観客たちも連れていってくれたと言ったほうが正解か。
最後に、Dorothy Little Happyは「デモサヨナラ」を歌唱。彼女たちに「好きよ」と歌われた瞬間、ドキッと心がときめいた。今のDorothy Little Happyが歌う「デモサヨナラ」には奥ゆかしさがある。そこが、以前のDorothy Little Happyとは異なる魅力。けっして大胆ではない。むしろ、引っ込み思案。でも、そんな女性たちが勇気を振り絞って「好きよ」と歌いかける姿に心奪われた。その愛らしさ、けっこう罪じゃない??心の中では、彼女たちに「すきよ」と歌われるたびに「俺もー!!」と叫んでいた。いや、そう叫ばずにいれなかった。
情熱的な姿を示すよう真っ赤な衣装を身につけて舞台に姿を現したCHERRY GIRLS PROJECTの2ndステージは、触れた人たちの気持ちを情熱的に染め上げる「AI-YAI-YA」からスタート。「MISS YOU」や「絶望のナルシス」を通し、彼女たちは秘めた切なさを零しながらも、高ぶる想いを楽曲に乗せ吐き出すように歌っていた。冒頭こそ、イケイケでアゲアゲな「AI-YAI-YA」を通して攻めた姿を示していたが、このブロックでも、彼女たちは内に抱いた、闇に包まれ黒く染まりだした心情を吐き出し、みずからの心を浄化するように歌っていた。中でも、「絶望のナルシス」を通し、切なさに心縛られながらも、張り裂けんばかりの痛い感情を吐き散らすようにもがき歌う姿が、痛く心を揺さぶった。間奏で絶叫するメンバーたちの叫びは、本当に心壊れているかのよう。その後、凛々しく歌った来瞳舞夢の歌声にも、気持ちは強く惹かれていた。
CHERRY GIRLS PROJECTは、最後に「モンスター」を熱唱。それぞれの胸の中に潜む、人なら誰もが心に抱えている黒い本心と真正面から対峙しながら、彼女たちはすべの闇へ光を降り注ぐように歌っていった。
CHERRY GIRLS PROJECTとDorothy Little Happyの2マン公演第二弾となる「COLORS COLLECTION vol.2」が、早くも9月13日(月)に決まっている。この日の関係性が、どんな風に深くなって見えてゆくのか、次の公演も楽しみにしていたい。CHERRY GIRLS PROJECTは、10月より初の全国ツアー「GOLDRAIN TOUR2021」を行なう。その初日公演が、10月14日の仙台MACANA公演。この熱狂を、ぜひワンマンツアー初日に繋げたい。
TEXT:長澤智典
Dorothy Little Happy
https://dorothylittlehappy.jp/
https://twitter.com/Dorothy_L_Happy
CHERRY GIRLS PROJECT
https://cherrygirlsproject.com/
https://twitter.com/cgp_db
Dorothy Little Happy
「Breakin g through」
「2 the Sky」
「nerve」
「恋は走りだした」
CHERRY GIRLS PROJECT
「神さま、お願い」
「透明人間」
「僕たちの為に、あの鐘は鳴る」
Dorothy Little Happy
「ASIAN stone」
「ストーリー」
「青い空」
「デモサヨナラ」
CHERRY GIRLS PROJECT
「AI-YAI-YA」
「MISS YOU」
「絶望のナルシス」
「モンスター」
CHERRY GIRLS PROJECT GOLDRAINTOUR2021
イープラス https://eplus.jp/sf/word/0000140940
10月14日(木)仙台MACANA 開場18:00/開始18:45
10月16日(土)大阪心斎橋VARON 開場18:00/開始18:45
10月17日(日)静岡SUNASH 開場15:30/開始16:00
10月18日(月)名古屋RADHALl 開場18:00/開始18:45
10月20日(水)東京TSUTAYA O-EAST ツアーファイナル 開場17:30/開始18:30
FEATURED
- 現在はデジタルアーティストとして活動する元音楽プロデューサーの月光恵亮氏が無観客配信トークライブ
-
タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.1】× 安孫子真哉(KiliKiliVilla)
「家族との生活」と「音楽の場所に戻る覚悟」(前編) - タイラダイスケ (FREE THROW)【生活と音楽 Vol.9】× モリタナオヒコ (TENDOUJI) (前編)「何にもなかった生活に寄り添い続けた音楽」
- Rei、日本人ミュージシャン初となるTED NYCでのパフォーマンス映像公開「my mama」「BLACK BANANA」を披露
- 今年のフジロック出演も決定している俳優Finn Wolfhard(フィン・ヴォルフハルト)率いるCalpurnia(カルプルニア)が新曲をリリース!