Nozomi Nobody対談連載【Origin Vol.4】「自然とともに紡がれていく絵の旅」絵描き・近藤康平のこれまでとこれから

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近藤康平

フィッシュマンズの“やり方”に影響を受けた描き方と生き方

Nozomi:元々音楽は好きだったんですか?

近藤:うん、音楽はすごい好き。絵は結構フィッシュマンズの影響を受けてる。

Nozomi:へー!

近藤:誰かの絵の影響っていうよりは、フィッシュマンズのあのやり方に影響を受けてる描き方というか。

Nozomi:具体的にはどういうところですか?

近藤:まずさ、フィッシュマンズってジャンルじゃないじゃない。感じたことを最適に表現するための音を探してる感じでしょ。リズム、メロディー、音もそうだし、そのやり方がまずすごいいいなと思う。何かのインタビューでさ、タバコの煙がふわーって上がってるのをすごい綺麗だなと思うけど「タバコの煙のことを歌うんじゃなくて、それを音なりメロディーなり、あの感覚が蘇るようなことをやりたい」ってようなことを言ってて、わかるなーと思って。
雲とか森とかさ、すごい好きなんだけど、あれをそのまま一生懸命描いても、何ていうか…本物があるからね。だからそうじゃなくてこういう(作品を指して)青い流れとかでそれと近い感情になる描き方したいと思うんだよね。

Nozomi:なるほど。そうなんですね。

近藤:そう、だから創作方法としてはすごい影響受けてるの。それとジャンルも決めないで作っていくというところは、生活もそれに準じてるっていうか。「絵描きを目指す!」っていうよりは一番気持ち良いことをしていくための何か。だから絵を売る場所や方法もギャラリーとかじゃなくて、探してく、とか、作ってくっていう感じで。

 

「何やってもいいはずなのに」CHUBBYと作った独自のスタイル

Nozomi:そうかぁ、確かにあんまり近藤さんみたいな活動されてる方っていないですよね。あんまり絵描きさんのことってわからないんですけど…。

近藤:うん、全然いないと思う(笑)。やっぱり絵を発表するっていったらみんなギャラリーとか探しに行くし、あとは詳しくは知らないけれど普通絵描きになるっていったら美大出てギャラリーに入って、公募展に出して、とか。でもね、本当はそうじゃなくてもいいはずだよね。

Nozomi:そうですよね、音楽だって本当にそうだし…。それはすごくわかる気がします。

近藤:そうそう、本当何やってもいいはずなのにね。創作もそうだし、生き方もそうなんだけど、僕はそれ探すの結構好きな方なんだよね。

Nozomi:色んなやり方?

近藤:うん、そうそう。何か出会いがあって、それを大切にしていくと「あぁこうなった」みたいなのが多いっていうか。CHUBBYと出会ったのも本当にたまたまだから。でも一番大切な場所になった。

今回の取材は近藤さんが「一番大事な場所」と話す新代田CHUBBYにて

 

Nozomi:ここで展示を始めてもう9年目?

近藤:うん。阿佐ヶ谷のイネルっていう小っちゃいカフェで展示してたら、たまたまオーナーの高木さんが自転車で来て、「うちのカフェでも展示出来るんでやってみませんか」って。高木さんて、ロンドンのギャラリーでも勤めてたことがあるからキュレーター的な存在でもあって、「康平君、ロンドンだと買い物帰りのおばあちゃんがふらっと入ってきて、この絵良いわねって買っていくような、そういう文化があるんだよ」って教えてくれて。
僕もやっぱりギャラリーに絵を飾って、そこに来るような人だけに絵を届けるんじゃなくて、音楽とか映画とか服とかの選択肢のひとつぐらいに僕の絵も見てもらいたいし売れたらいいなと思って、だからこのスタイルは値段設定も込みで高木さんと作ってきたんだよね。

Nozomi:うんうん。確かにこういう場所ならごはんとか食べながら作品を見て、「あれがいいなぁ」とか、

近藤:そうそう、ギャラリーだと、僕はもう10分くらいしかいられないんだよ。酒も飲めないし、座るとこもないしさ。でもこういうところだと長時間くつろぎながら見て、自分の生活も想像してもらってさ。お酒飲んでればすぐ仲良くなっちゃうから、新しい出会いも沢山あるし。そういうのが好きなんだよね。

展示タイトルを書く近藤さん 最近は制作にも注射器をよく使うそう

 

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