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Nozomi Nobody【Origin Vol.6】× Kaz Skellington(Playatuner / umber session tribe)[後編] ヒップホップは「自分で居場所を作ること」
「いつか自分がどうにか出来るようになるために行動すればいい」
Nozomi:カズ君は最終的にはどういうところに行きたいですか?
Kaz:最終的にって「どう死にたいか」みたいな話ですか?
Nozomi:うーん、それもそうだし、Playatunerがどういうところまで行ったらいいなとか。
Kaz:俺ぶっちゃけ会社を超大きくするのは全然興味なくて、会社を超大きくするくらいなら売った方がいいなと思ってるんですよ。どっちかっていうと自分がまずアーティストとして成功しないといけないなっていうのはかなり感じてて、むしろこんな記事書きながら俺がアーティストとして何もないのってどうなの?みたいなの今もすごく感じてるんですよ(笑)。
Nozomi:うん(笑)。
Kaz:こんな色んな手法とか、モチベが上がる事例とか、色んなノウハウをみんなに共有してるのに、俺がちゃんと音楽活動出来てないって正直めちゃくちゃだせーな、って思ってるのと、普通にもう音楽やりたいなっていうのもあるんで。音楽作ってる人としてまず自分が満足出来るところまでいきたいなーって思います。まぁ多分満足出来ないと思うんですけど。メディアでも音楽でもそうなんですけど、それは自分がプラットフォームになるってことじゃないですか。
Nozomi:うん。
Kaz:自分がプラットフォームになって、例えば自分が「これはマジでイケてんな」って人達をフックアップしたりとか、「世の中とか社会がこういう風にあってほしいな」っていうことをちゃんと行動する人になるっていうか、行動したときにちゃんと実る人になりたいなっていうのはありますね。文句だけ言ってるのってすげー嫌だなと思ってて。
Nozomi:そうだね。
Kaz:世の中の多くの問題に対しても、ぶっちゃけ今の自分って何も出来ないじゃないですか。でもそれはいつか自分がどうにか出来るようになるために行動すればいい話だと思ってて。まぁこれ多分世間的には「お前何言ってんの?」って話になると思うんですけど(笑)。
教育に関しても問題を感じてるから、最終的には教育にも入りたいなってめっちゃ思ってます。教育の恩恵はかなり受けてるし、すべての問題の根源って教育にあるって俺は思ってるんで、教育には入りたいです。「日本の教育はああだこうだ」って言ってるだけだと何も変わんないんで、自分がそこに入ってちゃんと何か出来る人になんないといけないなってめっちゃ思いますね。
だからメディアでも自分が考えていることを書いて、音楽に限らずそれで誰かの価値観が変わったりとか、「こういう考え方もあるんだ」って「考える」人を増やすっていうのは第一歩ではあると思うんですよ。考えて行動して、何かを変える…人生で重要なのってそれだと思うんですよ。
Nozomi:そうかぁ〜、うん。
Kaz:まぁでも最終的にはDr. Dreみたいな感じになりたいですね。LAの海辺に住みたい。
Nozomi:あっちに戻りたい?
Kaz:まぁ戻りたい…っすね。単純にずっと天気が良くて海が近くて、それで音楽やれる環境がほしい。もしかしたらそれがあれば他に何もいらなくなっちゃうかもしれないし、腑抜けになるかもしれない(笑)。
でもそこで色んなアーティストの制作したりとか、親も連れて行くとか。俺Dr. Dreの家の映像とかすげー見るんですよ。金稼ぎたいっていうモチベーションじゃなくて、こういう自分が自由に出来る環境が欲しいっていう。
まぁインタビューでは意識高い側面を語りましたが、自分の本来のすげー意識低い側面のことを言うと、音楽やって、周りに「こいつかっけーな」っていう人達集めて、天気の良い海沿いに住みたいっすね(笑)。
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