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タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.5】×會田洋平(えるえふる/ core of bells)[前編]「自分が100%やりたいこと、好きなことで生きていく」と誓った人生
唐突に決まったえるえふるの開店
タイラ:本題に戻るんですが、そういう色んな店で飲んだ経験を踏まえて、えるえふるみたいな飲み屋さんをやりたいなっていうのはいつ思ったんですか?
會田:実は自分で店をやりたいなっていうのは全く思ってなくって…。2015年の8月に店が始まったんですけど、その年の1月に、たまたまバンド仲間何人かでやきとん屋に行こうぜみたいな話になった中にcinema staffの辻君(※4)もいて。辻君とは一応その前に知り合ってはいたんですけど、別に飲みにいく仲とかではなかったんです。で、その飲み会のときに、辻君が店長をやっていた残響ショップ(※5)がもうすぐ閉まるって話を聞いて、辻君は「自分のレコード屋やりたいんだ」って言ってて。
※4 辻友貴。バンドcinema staff、peelingwardsのギタリスト。自主レーベルLIKE A FOOL RECORDSを運営。LIKE A FOOL RECORDS実店舗はえるえふると同店舗内に併設されている。お酒大好き。2017年の休肝日0日。
※5 インディーズレーベル・残響レコードが運営していたレコード店。国内外ポストロックを中心としたラインナップで、インディーズ音楽のアンテナショップとして多くの音楽ファンから認知されていた。2015年5月に閉店。
<cinema staff / pulse>
會田:その時僕はブログを通してお酒のイベントとかに呼んでもらって、そこで金宮焼酎で有名な宮崎本店の方々とか、ハイサワ―・博水社の田中社長とか知り合いになってたんで、「レコード屋で1杯サクッと飲めたら面白いね!もしお酒関係で協力できることがあればいつでも言ってね~」みたいな話をしてたんですけど、そしたらそのちょっと後に突然辻君から「こんな物件あるんですけど」って連絡が来て。「え!?」みたいな(笑)。
タイラ:出逢って3回目くらいで(笑)。
會田:そうそうそう(笑)。本当に「えっ!?」ていう感じで。最初に辻君が見つけてきた物件はすぐ埋まっちゃったんですけど、その直後にFEVERの西村さん(※6)から「FEVERの近所のとある物件が空くよ」って話が来て、僕自身、元々その場所にあったgallery commune(※7)の時代にも来たことがあったんで「あそこなら居抜きのままレコード屋と立ち飲み屋が一緒になったお店が出来るな」っていうのをひらめいて。すでに僕の中に飲み屋についての知識量はそれなりにはあったんで、自分でも簡単な料理だったら出せるかなっていうのもあって始まった感じですね。
※6 新代田FEVER。新代田にあるライブハウス。西村さんはFEVERのオーナーを務める。
※7 国内外のアーティストを紹介してきた新代田のギャラリースペース。2015年6月で閉鎖し、現在は出版レーベル commune Pressと主に週末限定で営業するzineやアートブックに特化したセレクトショップを運営。
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