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バンドの活動休止から、予想をしなかった凛として時雨マネージャーへの転身
タイラ:なるほど。で、25歳の時にバンドを止めるかっていう話になると思うんですけど、それはなにかきっかけがあったんですか?
西槇:なんかね、バンドとして行き詰ってきたというのがあって。
タイラ:音楽性がってことですか?
西槇:音楽性なのかな?新曲を作ってる最中とかだったんだけど、どうも上手くいかないっていうのが本当にずっと続いちゃって。「じゃあ一回ちょっと止めるか」って言ったら、メンバーも「そうだね」みたいな感じになって。まぁ半分自棄もあったのかもしんないけど。で、それが確か5月ぐらいだったんだけど、でも7月ぐらいまではもうライブのスケジュールも決まってたから、「じゃあそこまではちゃんとやって一回止めよう」って言って止めたと思う。
タイラ:俺がさっき喋った、水戸SONICで共演させてもらったライブの直後に活動休止になったような気がするんですよね。だから「あんなにライブ良かったのに止まっちゃうのか!」みたいな気持ちがあったのを今思い出しました。
西槇:時期的には多分そうだよね。そうねぇ…なんかどうにもこうにも払拭できない停滞感というかそういうのをバンドとして感じて。
タイラ:そこから凛として時雨(※7)のマネージャーになると思うんですけど、それはどういう経緯があったんですか?
※7 日本のスリーピースロックバンド。(http://www.sigure.jp/)
<凛として時雨-Chocolate Passion>
西槇:時雨(凛として時雨)とは2003年くらいに八王子RIPSで対バンで出会っていて。そこから普通にバンド友達として仲良くしてもらって、ライブ見に行ったり、来てもらったりみたいな関係性があったり。
タイラ:そんな関係があったんですね。
西槇:で、色々とバンドがストップしたのが25歳の時。2005年の冬とか2006年の頭ぐらいですかね。就職しないとならないな、と真剣に思い始めて。元々子供が好きだったから保育士とか目指してみようかなとか。
タイラ:西槇さんのインスタにお子さんの写真たくさん載ってますしね(笑)。お子さんが指で作った4がぎりぎりみたいなやつとか(笑)。
本日で写真を生業として四年目。 あっという間過ぎてビビる。 本当こうやって生きてこれているのも、家族と皆さんのおかげです。 日々感謝、日々努力、近道無し。 #独立記念日
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西槇:5に近い4(笑)。実は写真は地道に大学2年ぐらいからやってたんですよね。
タイラ:ここでもう写真っていうキーワードが出てくるんですね。でもそれは趣味として?
西槇:うん、本当にただの趣味で。ただ「カメラマンになったらちょっと面白いんじゃないかな」みたいな気持ちはあった。でも、カメラマンになるっていっても、どうすればなれるかなんてわからないし、ツテがあるわけでもないし。そのタイミングで前の事務所の社長から「凛として時雨のマネージャーやってみないか?」っていうお誘いがあって。
タイラ:結構急ですよね?どんな経緯があったんですか?
西槇:その時期に時雨が事務所に入る流れで、マネージャーが必要だということで、社長からお声掛け頂いたのがキッカケで。
西槇:2006年の頭くらいに何度かアプローチを受けたんですけど、最初はさすがに「俺がマネージャーなんて無理です」みたいな話をして、断ろうかと思ったんだけど、よくよく考えたらやっぱマネージャーって誰しもが出来る仕事じゃないしなって思えるようになって。
タイラ:そうですよね。しかも時雨は元々大好きなバンドですもんね。
西槇:そうそう。圧倒的に好きなバンドではあったから。やりたいとか言ってできるものでもないし、このタイミングしか出来ないだろうな、多分今しかないチャンスだなと思って。じゃあお願いします、という事に。
タイラ:じゃあマネージャーがやりたかったというよりは、色んなタイミングや状況が合ったという部分が大きかったんですね。
西槇:そうそう。時雨だからやるっていうのも圧倒的にでかかったし。本当に岐路に立った瞬間に選択肢がポーンと増えて。
タイラ:想定してないような(笑)。
西槇:「マジっすか!?」みたいな。
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