タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.7】×藤澤慎介(THISTIME RECORDS)[前編] 無敵感と憧れから生まれたインディーレーベル

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左から藤澤慎介(THISTIME RECORDS)、タイラダイスケ(FREE THROW)

レーベルパートナー深水さんとの出会いから一気に走り始めたレーベル設立

タイラ:いよいよ「レーベル設立」という話になってきました。今年でTHISTIME RECORDSは15周年なので、設立は藤澤さんが25歳ぐらいの時ってことですよね?その時はその仕事を辞めて(レーベルを)始めたんですか?

藤澤:そうですね。もう結構曖昧なんですけど、THISTIME RECORDSを創る前に、SKYBEAVERは友人のレーベルからスプリットCDをリリースしたりしたんですけど、どこか上手くハマらない感じがあって。俺も若かったってのもあるんだけど、「思い描いていたレーベル像とは違うな」って感じがしたというか…。そもそもその当時からSUB POP(※8)とかDIYなインディーレーベルに憧れがめちゃくちゃあったから、じゃぁバンドの次の一手をどうしようと思った時にレーベルを創るという選択肢はあって。そのくらいのタイミングで新宿JAMでライブをした時に、今一緒にTHISTIME RECORDSをやっている深水に出会ったんです。あいつは当時BROKENSPACE(※9)っていうバンドをやっていて、音楽性もお互いに洋楽の匂いがあったりしたんで、すぐ意気投合して。

※8 アメリカ・シアトルにあるインディーレーベル。Nirvanaなどを輩出し、現在も世界を代表するインディーレーベルの一つ。

※9 BEAT CRUSADERS、PESELA-QUESELA-INのドラマーとしてキャリアを積んだイワハラユキオの宅録ソロ・プロジェクトとしてスタートしたオルタナティヴ・ギターポップバンド。2002年以降は深水(totos)、寺田(Onoma)を加えたトリオ編成で活動。2007年に解散するが、THISTIME RECORDS 10周年アニバーサリーライブにて一夜限りの復活をしている。

<BROKENSPACE / Summer Breaker>

タイラ:そこでお二人が出会うんですね。最初は対バンだったんですね。

藤澤:そうっすね。で、「日本にそういうレーベルがあったら良いよね」っていう様な話しを打ち上げでしたりして。その当時深水さんはただのチンピラでしたけど(笑)。ただ「レーベルを創ろうと思っている」って話をしたらすごい勢いで「やばいなそれ!最強じゃん!やろう!」って言ってきて。もう本当に勢いが凄かったんですよ(笑)。「こいつはレーベルのこと何にも知らねぇのに何でこんなにやるって言うんだ?」とも思ったけど(笑)。で、もうそこからはすごい早さだったんですよ。すぐに事務所も借りて、BROKENSPACEとSKYBEAVERでスプリットCDを出そうってなったんですよ。

タイラ:それは急展開ですね。そのスプリットがTHISTIME RECORDSとしての第一弾リリースですか?

藤澤:そう。それが2003年の12月かな?代田の築50年の4畳半ぐらいの事務所借りました。僕はその時は会社行って、事務所行ってみたいな感じでした。

タイラ:じゃぁその時はダブルワークというか?

藤澤:うん。もう完全にそれで。その当時は別の会社に転職してデザインの仕事をしていたから、仕事中にジャケットの校正とかもやってた(笑)。深水がバイクで会社の前に来て、すかさず印刷物をパッと渡してブオーンって去っていくみたいな(笑)。

藤澤慎介(THISTIME RECORDS)

タイラ:じゃぁその時は前から思い描いてた「デザインの仕事してたら合間で色々できる」みたいな環境になったんですね。

藤澤:そうそう、それが叶ったの。ちょっと偉くなったってのもあって。「社長、今日俺、朝までやります!」って言って結局レーベルの仕事したりとか、めちゃくちゃにやりたい放題だった(笑)。

タイラ:会社のインフラを大いに活用してますね(笑)。じゃぁ当時はデザインの仕事をしながらレーベルもスタートしていった感じですね。

藤澤:そうですね。今思い出したんですけど、レーベル始めた頃は、設備投資は深水さんがその時の彼女をそそのかしてやらせてて(笑)、運転資金の大部分は僕が出してたんですけど、周りの人からもお金取ってたんですよ。

タイラ:どういうことですか?

藤澤:バンドメンバーとかに「レーベルはみんなでやるものだから!」「こんなに楽しいことにお前ら投資しろ!」みたいな。どういう仕組みだったか忘れたんですけどね。自分でも払うし深水からも取ってて(笑)。

タイラ:深水さんからも(笑)。それはでもリターンもあるんですよね。

藤澤:リターンないっす(笑)。

タイラ:ないんですか(笑)。じゃぁ「ちょっとお金はかかるけど、一緒にレーベルを使って遊ぼうぜ」っていうスタンスだったんですね。

藤澤:そう。遊ぼうぜっていう。(事務所に遊びに)来てもいいよっていう感覚だった(笑)。そして来るときには酒も買ってこさせてました(笑)。

タイラ:ちょっと金かかるけどねって(笑)。

藤澤:よく考えたらスゲーな(笑)。

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