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タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.8】×nico(Sawagi/まぼねん)(前編) 「流れに身を任せてたどり着いた生活と音楽」

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タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.8】×nico(Sawagi/まぼねん)(前編) 「流れに身を任せてたどり着いた生活と音楽」

左からnico(Sawagi)、タイラダイスケ(FREE THROW)

情熱とアイディアを持って「生活」と「音楽」を両立させている人にフォーカスを当てて話を聞いていく対談連載「生活と音楽」。
第8回目となる今回は都内を中心に活動するインストバンド「Sawagi」のドラマーnicoくんにお話を聞いた。
彼は約一年前バンド活動を続けながら下北沢に居酒屋「まぼねん」を開業した。今では店内は毎晩お客さんでにぎわい、二号店を出すまでの人気店となっている。
バンド活動を続けていく中で、彼は何故居酒屋開業を決意したのか?その裏側の想いを聞いた。

Interview & Text:タイラダイスケ(FREE THROW)Photo:おみそ


「誰も譜面が読めないディープ・パープルのコピーバンド」から始まったバンド人生

タイラ:今日はよろしくお願いします。nicoくんって今何歳ですか?

nico:37っすね。4月16日に37歳になりました。

タイラ:Sawagiを始めて何年ぐらい?

nico:Sawagiが11年目なんで、多分26歳からやってるのかな…いやもうなんかよくわかんないっす(笑)。元々、コイチ(※1)が僕と8歳から同級生で。

※1 Sawagiのキーボード担当メンバー。

タイラ:あ、そんなに長いんだ?

nico:そうなんですよ。小学校から一緒で。音楽的なところでは、高校の時に同級生とディープ・パープル(※2)とかのコピーバンド組んだんです。コイチは元々ピアノを習ってたし、ディープ・パープルってオルガンとかも入ってるから一緒にやりたいって、やり始めたんですけど…メンバー誰も譜面が読めないから、誰が正解なのかわからなくなって喧嘩して解散しました(笑)。オリジナルを作る事もなく終わりましたね。

※2 イングランド出身のロック・バンド。 「レッド・ツェッペリン」「ブラック・サバス」と並び、三大ハードロック・バンドの一つに数えられ、後世のロックミュージックにも多大な影響を与えた。1976年に一度解散したが1984年に再結成し、デビューから約50年を迎える。

<Deep Purple / Smoke On The Water>

タイラ:いきなりディープ・パープルは渋いね(笑)。ドラムを始めたのはその頃?

nico:そうですね。16…15とか。

タイラ:ドラムを始めようと思ったのは、そのバンドに誘われたから?

nico:そうっすね。でもめっちゃドラムやるの嫌で。

タイラ:そうなんだ(笑)。

nico:なんかそもそも動けないじゃないですか(笑)。ギターとかギターボーカルを本当はやりたかったんですけど、同級生に兄ちゃんおるやつが多くて。家にギターあるっていうやつがめっちゃいたんで、とりあえず文化祭でバンドでやるときに「ドラムやって」って言われて。

タイラ:じゃあ人生で初めて組んだバンドはそのディープ・パープルのカバーとかをやってるバンド?

nico:そうっすね。他にも違うコピーバンドとかでギターボーカルもやってたんですけど、でもそんな感じっすね。

タイラ:じゃあそのバンドが無くなっても、コイチ君とはまた一緒にやろう、みたいな感じ?

nico:そうですね。高校生の時のバンドメンバーは受験とかで音楽を辞めるやつ出てきたんですけど、僕とコイチは音楽続けてて。僕は音楽教室みたいなのに通って、コイチは音大行ってジャズ勉強するってなって、ずっと別でバンドを色々やってたんです。でも25歳くらいの時に「もう一回なんか一緒にやろかー。」ってなって。

タイラ:そこまで結構時間が経ったね。

nico:めっちゃ経ちましたね。その間もコイチとよく会ったりはしてたんですけど。コイチはプレイヤー志向やったんで。僕はバンドをやりたいって思ってたんですけど、僕の周りってそういうプレイヤー志向の人が多かったんですよね。

タイラ:じゃあ、あんまり「ガチっとしたバンドを組んで活動しよう」みたいな考え方の人が周りにいなかったんだね。

nico:そうっすね。

ライブをせずに解散の危機を迎えたSawagi結成秘話

タイラ:またコイチ君と一緒にバンドを始める25歳までの間、高校を卒業してから7年ぐらい経ってるわけじゃないですか?その7年間はどういう遍歴があったんですか?

nico:サポートドラムとかが多かったですね。趣味のおじさんバンドの手伝いとか。バンドらしいバンドは組んでなくて。そもそも「バンドを組む」っていうことがどういうことなのかあんまわかってなかったですね。

タイラ:じゃあそれまで全然オリジナルの曲はやってなかった?

nico:サポートした人が作ったオリジナルはやってましたけど、自分が曲作りに関わって一から作りあげてみたいなことはやってなかったっすね。

タイラ:じゃあ「こういう風に叩いて」っていわれるものを叩くっていう感じですか?

nico:はい。

タイラ:なるほど。で、25歳の時に一念発起じゃないけど、初めて自分のバンドを組む事になると思うんだけど、それはなにかきっかけがあったの?

nico:実はその前に一回バンドを組もうっていうタイミングが22歳くらいであったんですよね。当時僕らがよく遊んでたJACK LION(※3)てスタジオが大阪の茨木にあるんですけど、そこでバンドやろうってなって、僕が呼び掛けて。メンバーは現韻シストのギター(※4)とか、45trioでやってるベース(※5)と、フジファブリックのボーカル(※6)だったんですけど。そこにコイチも呼んで。

※3 大阪府茨木市にある音楽スタジオ。
http://jacklion.net/

※4 1988年から大阪を中心に活動する生音HIP HOPバンド。ここで言われているのはギターTAKUさん。

<PUSHIM × 韻シスト / TO THE NEXT>

※5 キーボーディスト/プロデューサー/トラックメイカー、45 a.k.a. SWING-Oのバンド編成名義。ここで言われているのはベーシストSunapanngさん。

※6 日本のロックバンド。ここで言われているのは現ギター・ボーカル山内総一郎さん。
フジファブリック 『電光石火』

<フジファブリック / 電光石火>

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