タイラダイスケ (FREE THROW)【生活と音楽 Vol.9】× モリタナオヒコ (TENDOUJI) (後編)「TENDOUJIは最初で最後のバンド」

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これで1年は暮らせるぞっていうお金を貯めてた

タイラ:じゃあここからちょっといやらしい話だけど、仕事を辞めるとさ、当然にその仕事の収入はなくなるわけでしょ?もちろんバンドからの収入があったとして、どうやってそのマイナス分の食い扶持を稼いでるの?

モリタ:僕はこれで1年は暮らせるぞっていうお金を貯めてたんです。1年はバンドと音楽だけやれるように出来るぞっていうくらいの。

タイラ:じゃあ今は過去の蓄えがありつつ、もちろんバンドでの収入っていうのもありつつ、で、なんとか生活出来てるという感じ?

モリタ:そうですねぇ。

タイラ:これ載せれるかどうかわからないけど、今バイトとかもせず?

モリタ:してないす。

タイラ:おぉー。すごいねそれは。

モリタ:バイトは、俺はしたくないっすね。

タイラ:もちろんそうだよね。その貯金っていうのは「いつか辞める」っていうのを考えてたから、貯め始めたっていうのもあるの?もちろん、社会人だから常識的に貯めてたっていうのはあるだろうけど、例えば1年後に辞めようとか、いつ辞めてもおかしくないぞ、っていうのは思いながら計画的に働いてたってところあるのかな?

モリタ:えぇと…あんま言いたくないんすけど、もういつでも辞めたかったっすね。仕事のモチベーション0だったんで。ホントにTENDOUJI始めたらTENDOUJIの事しか考えてなかったんで。バンドがもう楽しすぎて。バンドやってから俺初めてちゃんと友達出来たんすよ。

タイラ:今まで友達っていったらケンジくんとヨッシーとオオイくんしかいなかったんだもんね。

モリタ:そうですね。3人しか居なかったのが、Tempalayとかドミコとか、どんどん友達になっていって。


<Tempalay/革命前夜>


<ドミコ/こんなのおかしくない?>

タイラ:友達というと語弊があるけど、お客さんがライブに来てくれたり音源聴いてくれるのもやっぱり嬉しいしね。

モリタ:お客さんももちろんそうですね。割と自分を受け入れてくれる人がいるっていうか、音楽の話も沢山出来るし、感覚も合うし、「かっこいいと思う感覚が合う」ってそういう人達に今まで会わなかったからすごく嬉しいことで。もう泣くほど嬉しかったっすね。

タイラ:それは例えばHAPPYとかYogee New Wavesを観た時、聴いた時も感動したんだろうけど、自分から発信したものを受け入れられる嬉しさっていうのはまったく別物だもんね。

モリタ:ホントそうですねぇ。その時はまさかあの人達と対バン出来るとも思わなかったし。同じステージ立てるとも思わなかったすけど。ホントもう楽しくてしょうかないっすね。

タイラ:その楽しさっていうのは、バンドを組み始めて今までずっと続いてる?

モリタ:楽しいっすねぇ。たまに訳わかんないっすよねぇ。Sunny Day Serviceの曽我部さん(※3) がたまたまDJで同じイベントに出演していて、もう俺はすげぇファンだからCD渡したんすよ。そしたら「あっTENDOUJIだよね?超好き。」とか言ってくれて、「え?マジすか?」みたいな。生きてて良かったーみたいな。嬉しかったっすねぇ。

※3 曽我部恵一。日本のシンガーソングライター。 Sunny Day Service、曽我部恵一BANDのボーカル、ギターとしても知られる。インディーズレーベル「ROSE RECORDS」主宰。


<Sunny Day Service/桜 super love>

タイラ:ヤバいね~!

TENDOUJIは「最初で最後のバンド」

タイラ:じゃあ、今後の話とかも聞いていきたいと思うんだけど、今後のTENDOUJIだったり個人の目標だったりみたいなものを聞かせて貰えますか?

モリタ:まぁ、これは総じてどうしても売れたいっすね。だから単純に、すごい大きなステージでやれるバンドになりたいし、もっといろんな景色をみんなで見たいなーと思ってて。今年は夏フェスとかも出るし、日本でちゃんとオンリーワンなバンドになれたらいいなって。バンド始めた時から感じてたんですけど、どうしてもインディーとメジャーが分かれてる感じに結構違和感があって。インディーに固執しちゃう人達も現れたり、メジャーはメジャー同士でがっつりやるみたいな。
俺らはやっぱどっちもやりたいし。日本でインディーなシーンでもメジャーなシーンでも活躍出来るし、海外も行くし、っていうのが理想ですね。一番の俺の目標はコーチェラ(※4)ですけどね。これはもうホントに結構言ってるんすけど、コーチェラは出たいっすね。

※4 コーチェラ・フェスティバル。アメリカ合衆国・カリフォルニア州インディオの砂漠地帯“コーチェラ・ヴァレー”(コロラド砂漠の一角)にて行なわれている野外音楽フェスティバル。

タイラ:小学校の時からの友達感覚の延長でバンドをやって、しかもこういう状況があるっていうのはすごい奇跡的な事だよね。

モリタ:俺らは普通なんですけど、周りの人にはやっぱ言われますね、ずっと幼馴染でやってていいなぁーって。

タイラ:それは確かに、俺から見ててもうらやましい話だなと思うね。

モリタ:TENDOUJIのメンバーみんな、多分他のバンドは出来ないと思いますね。これが最初で最後のバンドだなぁと思いますね。

タイラ:じゃあもう、メンバー誰か抜けるって言ったら解散?

モリタ:誰か死んだら終わりかなとは思ってます。

タイラ:なるほどね。そういうところがTENDOUJIの魅力だったりするよね。TENDOUJIってバンドはこの人達でしか成し得ないんだろうな、ってすごく感じるしね。

モリタ:お客さんとの壁とかもあんまいらないなと思ってますね、俺らは。

タイラ:それはもしかしたら社会人の時の感覚もあるのかもしれないね。でもナオくんのなかでは「バンドってすごい」って感覚は客観的にはあるわけでしょ?

モリタ:まったく自分をアーティストとは思えないんですよ。普通の人間だし。たまにすごい熱狂的というか、「すっごい好きです!」とか言われると「えぇー!!?」くらいの(笑)。

タイラ:逆に引いちゃう、みたいな?

モリタ:「ホントに言ってますか?」みたいな。

タイラ:じゃあケンジくんが言ってた「スターになりたい」みたい意見はどう思う?

モリタ:まぁ、あれは同意です(笑)。じゃないと面白くないですからね。面白くありたいっすね。

タイラ:ずっと面白いというか、ずっと楽しいから続けてるというところがね。

モリタ:笑って欲しいし。

タイラ:じゃあこのままこの楽しい事だけをやっていきたい?

モリタ:ホントにそうっすねぇ。勇気は要りますけど。


<TENDOUJI/GOLD>

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