chuLaが、ワンマン公演「chuLa 8th ONE MAN LIVE」をTOKYO DOME CITY HALLで行った。

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 chuLaが、3月から続いた全国ツアーのファイナルであり、通算8度目となるワンマン公演「chuLa 8th ONE MAN LIVE」をTOKYO DOME CITY HALL(以下、TDC)で行った。同地では、今年1月3日にも開催。前回、会場を埋めきれなかった悔しさから、chuLaはふたたびここの地に立っていた。本当なら、この日を成功へ導き、華々しく「次は日本武道館」と宣言するはずだった。だが…。

「行くぜ!アクセル全開で コーナー攻めるよ ちゅららん♪」と力強く歌うメンバーらの声が響き渡る。冒頭から彼女たちは、感情のアクセルを全開にし、燃えたつ気持ちを吹き上げるように駆けだした。8人の魂が燃え盛るたびに、背景から無数の炎が吹き上がる。メンバーも観客たちも、感情のアクセルを目一杯踏み込みながら,早くも限界を突破する勢いで騒ぎだす。BPMの速い楽曲をノンストップで繰り出すライブが信条のchuLaらしく、『史上最強うえぽん』では1-3階のステージを目一杯駆使して、パフォーマンス。場内中の人たちも、舞台の上でわちゃわちゃとはしゃぐメンバーらに向け、終始熱いエールをぶつけていた。
『Shooting STAR』では、「会いたい 会いたい 会いたい 会いたい どんな時も」と、愛しい人への思いを胸に、8人が流れ星以上の輝きを放ちながら、今、この瞬間に出会えた喜びを歌声に変えて届けていた。「君に会いたい 会いたい 会いたい 会いたい 生まれ変わっても」と歌いながら、8人はここにいる人たちと、途切れることのない確かな絆をしっかりと結んでいた。そこへ彼女たちが『We are the chuLa』をぶち込んできたんだもの。メンバーのテンションも、声を張り上げて騒ぐ観客たちの熱狂度も、早くもライブのクライマックス状態だ。背景では、ふたたび炎が吹き上がる。彼女たちが作りあげた熱狂のBIG WAVEへ気持ちを乗り上げ、共に大きな波を作り続けよう。早くもこの会場は、熱狂を巻き起こすchuLa Worldに染め上がっていた。

「今日は、声が枯れるくらいまで楽しんでいきたいと思います」の言葉を受けて飛びだしたのが、chuLa流のトリッキーなダンスロックナンバーの『タランちゅら』。時にかわいい笑顔も振りまきながら、普段は隠している妖しい大人の色気を匂わせてせまる姿も印象的だ。彼女たちは愛らしさも振りまきながら、この空間を踊りはしゃぐ景色に染めあげていった。
 七瀬うたが大勢のダンサーたちを引き連れて魅せたロボットッダンス風のパフォーマンス。そこへメンバー全員が加わり、同じように踊りだす。その上で歌ったのが…。彼女たちは、最新シングルの『シンガロング・ワールド』を熱唱。8人は、がなるような声で観客たちを煽るように歌っていた。終盤には、シンガロングのタイトルに相応しい「LALALA」と観客たちも一緒に歌う場面も見せていた。

 夢に向かって頑張る人を応援しようと歌ったのが、ミディアムメロウの『夢模様』。夢を持って旅立つ愛しい人へ向け、一人一人がエールを送るように想いを届けていた。旅立つ恋人を送り出す切ない歌ながら、彼女たち全員が夢をつかむために上京してきた立場。その歌声からは、みずから夢をつかむまでは輝きを失くすことなく走り続ける強い意思も見えてきた。続く『スッと君が消えていく感情』でも、どんな別れになろうとも今の自分たちが胸に懐いた強い意思をけっして失くすことはない。そう誓うように、一人一人が切ない心模様を、前向きに吹き飛ばす勢いで力いっぱいに歌っていた。

 セーラー服に着替えを終えたメンバーたちが舞台へ。彼女たちは、多くのキッズダンサーたちと一緒に、手にしたタオルをくるくると振り回しながら、この日初披露した新曲の『プールサイドサマー』を晴れた声で歌いだした。カラッと晴れ渡る夏を一足早くこの場へ呼び込むように、彼女たちはタオルをくるくる回しては、炭酸強めのサイダー以上にスカッと弾けた夏曲に乗せて、舞台の上で弾け飛んでいた。夏フェスも多いこの季節、きっといろんなライブ会場の中,この曲を歌いながらみんなでタオルを振りまわし、一体化した景色を作ってくれそうだ。
 このブロックでは,chuLa流の夏曲を次々と披露。ヘッドフォンマイクを付けた佐藤まりんが客席へ登場、観客たちに混じって『夏の君にテヘヘのへ』を歌いだす。その後も、メンバーたちが続々と客席のあちこちに姿を見せ、歌いながら、手にしたプレゼントを観客たちへ次々と手渡してゆく。佐藤まりんは、自転車(ママチャリ)に乗って場内を走りまわるイケイケな姿まで見せていた。
 メンバーと観客たちとの熱いコール&レスポンスに続いて、chayは『サマーアモーレ』を熱唱。セーラー服のメンバーたちは、夏休みの中、アバンチュール(恋の冒険)に期待を馳せる10代の乙女に気持ちを染めあげ、思いきり弾けていた。全国ツアー自体は、この日がファイナル。でも、この日のライブを持って、chuLaと過ごす夏が幕開けたことを、8人は眩しい笑顔で宣言してくれた。

 ふたたび着替えを終えたメンバーたちがぶち噛ましたのが、『閃光8』。彼女たちは、「さぁ行こうよ 最高のあのステージへ~何回だって立ち上がって行くんだ」と、未来へ突き進む気持ちを、元気いっぱいに宣言。chuLaが進む道には、8人のメンバーが必要不可欠だとこの歌が示していた。「全員 かかってこーい」「TDCワンマン楽しすぎて、つらーい」と叫んだ長沢柚花の声を合図に、chuLaは、パワフルな声で『ツラみ』を歌いながら観客たちをガツガツと攻めてゆく。中に登場するセリフを、TDCを舞台にした内容に変えるなど、巧みにアドリブを効かせた姿を見どころだった。
これまで以上にBPMを上げ、彼女たちは『ビバ☆ジャパン』を通して場内中の人たちを祭りあげる。メンバーと観客たちが「うりゃおい!」と声を張り上げるたびに吹き上がる炎の演出も最高だ。観客たちの熱い口上も飛び交った『全力ハリケーン』では、ドラゴン花火が吹き上がる。すでに熱情した会場の中へ、さらに”盛り上がれ”と言わんばかりの熱狂のハリケーンを巻き起こすメンバーたち。終盤には大勢のダンサーたちが登場し、みんなで祭り上がっていた。1曲ごとに見どころ満載のライブだ。続く『完全無敵あいうえお』でも、これまで以上にわちゃわちゃと弾けた姿で、大勢のダンサーたちと一緒に今年一番早い(?)華やかで盛大な夏祭りの景色を描きだしていった。
   
 ここで、卒業を宣言した佐藤まりんが、その発言について語りだす。「わたしは2か月前に卒業発表をさせてもらいました。まだ全然実感は沸かなくて。でも、時間はどんどん過ぎていって、あっという間に今日を迎えました。今日が成功しても、失敗しても、chuLaはまだまだ続きます。過去の先輩が見れなかった景色や、わたしが見れなかった景色も、みんなで繋げていってほしいです。まだ卒業の日が決まったわけじゃないけどね」。その言葉を受けて、佐藤まりんの卒業を引き止めるようにメンバー一人一人が語りだす。そのうえで、7人が佐藤まりんへ向けて歌ったのが…。「照らせ どんな荒れた世界でも 僕らなら越えていけるよ~ここから始まる FIGHTING DREAMER」。7人は、佐藤まりんを囲む形で『FIGHTING DREAMER』を歌いだした。すでに、感極まって泣きだしたメンバーもいる。7人は、ここまでchuLaを先頭に立って牽引してきた佐藤まりんに向けて、これからも一緒に夢をつかむために戦っていこうと呼びかけていた。共に誓った日本武道館に立つ前に、志半ばで卒業するなんて、悲しすぎる。だから「どんな荒んだ道でも 君となら越えていけるよ~夢 叶えていこう」と声をかけていた。

歌い終わった舞台の上へ、突然,chuLaのプロデューサーが登場。「本当なら、今日、日本武道館公演を発表する予定でしたが、残念ながら無理でした」と語ったうえで、卒業を宣言した佐藤まりんに向け、「今の8人のchuLaとして、どうしても日本武道館に立ちたい。来年4月までには、かならず日本武道館に立つ環境を作りあげるから、一緒に日本武道館に立とう。だから来年の4月まではついてきてください」とお願い。その言葉を聞いて、佐藤まりんは「喜んで」と述べていた。2人の言葉が意味することは…。

最後にchuLaは、いつか夢を叶えるための約束をファンたちと交わそうと、『cross road』を歌っていた。「いつか辿り着くよ 夢が今になる場所」「僕が連れていくよ」と、一緒に夢を描いた場所まで共に歩み続けようと、8人は熱い約束を交わしていた。この日の8人の姿を観て、今のchuLaの未来をこの目でしっかりと見たくなった。そう、8人のchuLaと僕らが綴る日本武道館へと続く物語は、今、この瞬間、新しいページを開いたのだから…。
                                          
 最後に近況を。現在、ビッグエコーパーティーコースのサポーターへ就任中のchuLaが、8月下旬よりビッグエコー渋谷センター街本店にてコラボルームをオープンする。さらに、8月30日(水)に発売する4thシングルのタイトルが『DA・DA・DA・ダイスキ』に決定。どんな楽曲なのか、今から完成が楽しみだ。

PHOTO:ポテヤマムラ
TEXT:長澤智典

●商品情報
2023年8月30日(水)
4th Single 『DA・DA・DA・ダイスキ!』

Type-A TKCA-75161 ¥1,200(税込)
M1. DA・DA・DA・ダイスキ!
M2. プールサイドサマー
M3. DA・DA・DA・ダイスキ! 【Instrumental】
M4. プールサイドサマー 【Instrumental】

Type-B TKCA-75162 ¥1,200(税込)
M1. DA・DA・DA・ダイスキ!
M2. cross road
M3. DA・DA・DA・ダイスキ! 【Instrumental】
M4. cross road 【Instrumental】

Type-C TKCA-75163 ¥1,200(税込)
M1. DA・DA・DA・ダイスキ!
M2. Pump it up!!
M3. DA・DA・DA・ダイスキ! 【Instrumental】
M4. Pump it up!! 【Instrumental】

●リリースイベント
【chuLa 4th Single 『DA・DA・DA・ダイスキ!』 リリースイベント日程】

~予約イベント~
・7/10(月)19:30~ タワーレコード新宿店 9F イベントスペース
・7/11(火)19:30~ MAGNET by SHIBUYA109 屋上イベントスペース『MAG’s PARK』
・7/14(金)19:30~ MAGNET by SHIBUYA109 屋上イベントスペース『MAG’s PARK』
・7/19(水)19:00~ 池袋・サンシャインシティ 噴水広場
・7/22(土) 第一部13:00~/第二部16:00~ イオンモール幕張新都心 1F グランドスクエア
・7/24(月) 19:30~ MAGNET by SHIBUYA109 屋上イベントスペース『MAG’s PARK』
・7/26(水)19:00~ タワーレコード錦糸町パルコ店 店内イベントスペース
・7/27(木)19:30~ MAGNET by SHIBUYA109 屋上イベントスペース『MAG’s PARK』 
・8/5(土)13:00~ タワーレコード渋谷店 B1F CUTUP STUDIO
・8/8(火)19:30~ タワーレコード渋谷店 5F イベントスペース
・8/10(金)19:00~ 大阪 ヨドバシカメラ マルチメディア梅田B2F ヨドバシホール
・8/12(土)時間未定 名古屋サンシャインサカエ
・8/13(日)13:00~ タワーレコード渋谷店 B1F CUTUP STUDIO
・8/15(火)19:30~ ヴィレッジヴァンガード渋谷本店 B2F イベントスペ-ス
・8/20(日) 第一部13:00~/第二部16:00~ ヴィレッジヴァンガード+PLUS越谷イオンレイクタウンmori店内
・8/25(金)19:00~ HMV&BOOKS SHIBUYA 5F6F イベントスペース
・8/28(月)19:30~ ヴィレッジヴァンガード渋谷本店 B2F イベントスペ-ス

~リリースイベント~
・8/29(火)19:30~ タワーレコード渋谷店 5F イベントスペース
・8/30(水)19:30~ タワーレコード新宿店
・9/1(金)19:00~ HMV&BOOKS SHIBUYA 5F イベントスペ-ス
・9/2(土) 第一部13:00~/第二部16:00~ ヴィレッジヴァンガード+PLUS越谷イオンレイクタウンmori店内
・9/3(日) 第一部13:00~/第二部16:00~ ヴィレッジヴァンガード渋谷本店 B2F イベントスペース

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