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アルバム『PRAY』が、あなたの気持ちに寄り添える作品になれたら幸いです。
――タイトルに『PRAY』(祈り)と命名。そこには、どんな想いを投影したのでしょうか?
糸奇はな:このタイトルのカタカナ読み「プレイ」には二つの意味があります。一つはゲームで遊ぶ意味や演じる、お芝居をするという意味での「PLAY」と、祈りの「PRAY」。今回は、比較的「PRAY」のニュアンスのほうが強いです。
アルバムの最後に収録した『あこがれ』の歌詞へ、わたしは「きみが星にかけた祈りが届くように」と記しました。そこには、君と自分の想いを重ね合わせています。その辺からも想像を膨らませていただけたらなと思います。
――今年3月には1stワンマンライブを行ないました。そのときの手応えは、どうでした?
糸奇はな:今も毎月1回ツイキャスライブを行っていますが、いわゆるリアル・ワンマンライブはそのときが初めての経験でした。
わたし自身、自分の好きなアーティストや大好きな詩人の方を応援したい気持ちがあっても、その方が昔に亡くなっていたり、もうバンドが解散をしていたら、二度と生で観ることは不可能になるので、たからこそ、そのアーティストと同じ空間で大好きな音楽を味わえることを、わたしはとても幸せに感じます。それと同じように、ネットライブを通してファンの方の存在を感じてはいましたが、リアルにお会いすることで、ネット上を通してわたしに言葉をくださってる方々が本当にいるんだなぁという嬉しさと、まさにLIVEという言葉通り「ライブは生きてるものなんだなぁ」という気持ちを感じていました。
――9月10日(月)には、Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PRESURE PRESUREで2ndワンマンライブ「PLAY in The FRAME」を開催します。どんな内容になりそうかも、ぜひ教えてください。
糸奇はな:具体的な内容を煮詰めてゆくのはこれからなので、わたしの想いとしての言葉になるかもですが…。タイトルへ「FRAME」(枠)と名付けたように、枠の中の世界と枠の外の世界を表現したいなと思っています。たとえば、枠の中の絵の世界はずっと変わらなくても、その絵の外の景色は、持ち主が変わったりなどいろいろ変化してゆくもの。でも、その絵を大切に扱ってくれる限り、絵の中の風景は変わることはない。そういう「変わらないものと変わりゆくもの、そのとらえ方の差異」などを表現出来たらなと思っています。
同時に、1stワンマンライブのときに描いた「Sleep House」という物語を今回も続けられたらなとも思っていますし、そういう雰囲気を持ったもので舞台を彩れたらなとも、今は構想を練っているところです。
――コンサートも楽しみにしています。最後に、ひと言メッセージをお願いできますか?
糸奇はな :アルバム『PRAY』、まずはおひとりでじっくり聴いてください。そしてこのアルバムが、あなたの気持ちに寄り添える作品になれたら幸いです。
<PHOTO:大西基/TEXT:長澤智典>
RELEASE INFO
糸奇はな『PRAY』
2018.8.7 (Tue) on sale
【初回生産分限定盤】
PRICE:¥3,870 +tax
FORMAT:CD
PRODUCT NUMBER:PLCD-1187
※ 特製スリーブケース& 本人作特製立体ペーパーシアター付き
【通常盤】
PRICE:¥2,600 +tax
FORMAT:CD
PRODUCT NUMBER:PLCD-0003
- きみでないのなら
- ROLE PLAY
- 74
- Pillowman
- A love suicide
- 環-cycle-
- 不眠症ロンリーガール
- 忘却舞踏
- 四角い世界
- Wither
- 体内時計
- あこがれ
T V アニメ「魔法使いの嫁」エンディングテーマ「環- c y c l e – 」、
ゲーム「U n d e r t a l e 」作者T o b y F o x 初提供& 歌唱参加曲「7 4 」収録!
EVENT INFO
PLAY In The FRAME
2nd ワンマンライブ “PLAY In The FRAME” 開催決定!
2018 年9 月10 日(月)
at Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PREASURE PREASURE
18:45open / 19:30start 前売り4,000 円/ 当日4,500 円
ARTIST
糸奇はな(いときはな)
滋賀県出身。京都市立芸術大学声楽科卒。
小学生の頃に観た「オペラ座の怪人」に衝撃を受け、憧れ、声楽を学びはじめた後、自身の創作を開始。学生の頃から音楽を中心とした創作活動に専念し、大学卒業を期に2015年から本格的に活動をスタート。以来、英仏の歌曲を吸収したボーカルパフォーマンスと、極端で儚い少女性を表現する歌詞世界、クラシカルな要素が強くありながらも打ち込みを駆使した現代的かつエッジーなサウンドメイクで独自の幻想的な音楽を創作し続けている。
2016年1月10日(イトの日)の1時10分(イトの刻)に初のツイキャスをスタート。以来、毎月10日のイトの刻にツイキャス生配信ライブを行っている。
2016年8月10日には初のフィジカル作品「体内時計」手づくりCDを110枚限定リリースし即完売。この作品は1枚1枚手刷りした版画でCDを包みナンバリングを入れるという凝りに凝った作品で、これが音楽関係者の間で話題となり、11月10日にはタワーレコー
ド限定の全国流通版として「体内時計」レプリカ盤をリリース。翌12月には手づくりCD第二弾「ROLE PLAY」をリリースし、翌年2月には同様にタワーレコード限定のレプリカ盤としてリリースした。また、6月には「ROLE PLAY」の世界をシュミレーションゲー
ムのような世界に落とし込んだアプリ版もリリースし話題となった。
そして2017年10月、TVアニメ「魔法使いの嫁」のエンディングーマに大抜擢され、11月にビクター・フライングドッグよりシングル「環 -cycle-」でメジャーデビュー。2018年3月10日には渋谷サラヴァ東京にて、初めてお客さんを入れたリアルライブ「The Other Side Of The MAGIC MIRROR」を開催。チケットはソールドアウトを記録した。
歌唱、作詞、作曲、アレンジ、打ち込み、楽器演奏(ピアノ、フルート、メロディカ、、)といった音楽にまつわる全てのことをひとりでこなし、それだけでなくイラスト、動画、漫画、版画、刺繍、ゲーム作りからモールス信号まで、様々なやり方で独自の世界を表現するマルチアーティストである。
<Official Website> https://110ki.com/
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