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SHAZNA、30周年の締めくくりとなる同窓会ツアーがスタート!!!
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SHAZNAにとって25年ぶりになる全国ツアー「SHAZNA 30th Anniversary Clubhouse Tour 2025『Lovers’ Feast〜同窓会の締めくくりに…~』」が、2月15日(土)に行われた東京・品川プリンスホテル クラブeX公演よりスタートした。
タイトルに付けた「同窓会の締めくくりに…」の言葉通り、今回のツアーは、昨年から始めた30周年を記念した様々な企画の締めくくりになる。演奏曲は、最新アルバム『参華三釼』へ収録した楽曲を中心に、30年以上に渡る歴史の歩みの中で紡いできた様々な曲たちを会場ごとに変えて行われる。
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この日、SHAZNAが用意したのは円形型のステージ。ライブをする3人の姿を、LOVERS(観客たち)がぐるっと囲む形だ。登場時にも、3人は『月光』のSEに乗せ、ステージ後方の花道からゆっくりと歩いて入場。ライブは、サポートドラムを含む4人で円陣を組み、互いに顔を見合わせて歌い奏でる姿から幕を開けた。この日の始まりが、インディーズ時代から奏で続けてきた『Lavi』なのが嬉しい。30年以上に渡るSHAZNAの歴史を、いきなり過去へタイムスリップして楽しんでゆく気分だ。昨年の復活後からSHAZNAファンになった新しいLOVERSには、今のSHAZNAに繋がる優しい香りをこの歌に覚えていただろうか。進化しながらも、軸となる姿勢はけっしてぶれることはない。その姿を『Lavi』、続いて奏でた『TOPAZ』を通して3人は示していた。IZAMは、円形ステージの特徴を行かし、360度移動しながら歌っていた。嬉しかったのが、IZAMとA・O・Iの絡み合うシーンが曲ごとに見れたこと。客席をじっと見据えて演奏をするNIYの、我が道を突き進む姿も彼らしい。
懐かしさも覚える先の2曲へ触れたうえで、SHAZNAの最新モードとなる『一角獣 -モノケロス-』に触れたとき、バンドサウンドがより研ぎ澄まされていることを実感。サビは、SHAZNAらしい美メロな魅力を味わえる。経験を重ねるごとに丸くなるのではなく、逆に尖っていく。その進化の過程を、彼らは序盤の3曲でしっかりと示していた。
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MCでは、緩い姿を見せるIZAM。その親しみやすさも彼らしさ。シングルとしてリリースになった『Love is Alive』に触れ、在りし日のキュンとした思いが胸を駆け巡る。なんて、心を優しくくすぐる歌だろう。まるでIZAMに導かれるまま、彼の胸の中でギュッと抱きしめられているようだ。
しばし懐かしさと夢見心地へ浸ったうえで、SHAZNAはふたたび最新モードでせまる。言葉のひと言ひと言に思いを深く込めて歌った『愛咲ク糸』。同じ愛の伝え方でも、より大胆で積極的になってきた?!A・O・Iの奏でる綺麗なロングトーンの旋律にも、SHAZNAらしさを覚える。続く『ICE CREAM GOOD BYE』では、NIYの荒々しく攻めたベースプレイも含む攻撃的な姿を提示。低音域を活かしたIZAMの攻めた歌声も、気持ちを嬉しく煽る。ブロックごとに起伏を付けた綺麗な流れを作り、SHAZNAは、LOVERSの感情をずっとときめかせていた。
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SHAZNAが誕生したのが、1993年。この日の会場には、1994年以降からライブに足を運ぶなど、長くSHAZNAと歩み続けてきたLOVERSはもちろん。SHAZNAが30周年をきっかけに復活して以降にライブに足を運びだしたLOVERSも相応にいることが、MC時に行った調査で判明した。
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歌始まりの最新ナンバー『キスのカタチ』を通し、積極的にキスを求めるメンバーたち。心地好く跳ねたロックンロールナンバーが身体を揺さぶり、心をときめかす。LOVERSにドキドキした刺激を与えたところで、SHAZNAが投下したのが『すみれSeptember Love』だもの。大勢のLOVEESが無邪気な少年少女に戻り、身体をゆらゆらと揺らし、ときに歌を掛け合いながら、3人の掛ける恋の魔法に落ちていた。この曲の間奏ではA・O・Iのギターが激しく唸るなど、しっかり最新モードに染め上げていたところも嬉しい聴きどころだった。
彼らは、青春時代に戻ったLOVERSの気持ちを、当時のように情熱的に染め上げようと『Sweet Heart Memory』『Piece of Love』と立て続けに演奏。あの頃を色褪せた想い出にするのではなく、今も熱い関係で思いを交わしあえるんだからと、楽曲を通して熱い告白をしていた。
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MCでは、「平和と書いてSHAZNAと読む」とIZAMが語れば、NIYが空に実際に字を書く様も見せていた。この日のライブには、SHAZNA初見の人たちが数多く来場。今、新たにSHAZNAに興味を示す人たちが増えているのが嬉しい傾向だ。
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後半は、「逢いたくて逢いたくて愛しすぎて」と歌いだす『Dear LOVE』からスタート。ビートが躍動するのに合わせ、観客たちも心地好く身体を揺らしだす。IZAMの優しい歌声の背景で、ロングトーンの甘い美メロを奏でるA・O・Iのギターにも口説かれている気分だ。NIYは…しっかり漢な姿勢を貫いていた。
続く『隣人ラヴストーリー』では、一つの恋物語を歌い語るようにドラマチックな展開を描写。この曲では、IZAMとNIYが歌とセリフを交わす場面や、ステージ中央で3人が寄り添う姿も見せていた。先の勢いを受け継ぎ、フロア中を踊りはしゃぐ景色に染め上げた『CHECKMATE』。そして…。
飛び出したのが、『神風』だ。激しいロックンロールの演奏に乗せ、この曲ではIZAMも、今まで以上に感情を剥き出しに歌えば、客席に降りて、LOVERSに寄り添いながら歌唱。まさかのレア曲の登場にも驚いたが、客席に降りて触れ合う様も見せるなど、LOVERSと息を感じる距離で触れ合ってくれたのが本当に嬉しかった。
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『Raspberry Time』のイントロが流れたとたん、胸がときめいた。さぁ、両手を大きく揺らし、ひとときの甘いパーティーを繰り広げようか。今宵、この時間、この瞬間瞬間だけは、最高に熱いLOVEな関係で恋に溺れよう。間奏では、NIYとA・O・Iのソロ演奏も登場。もっともっと、甘い歌のKISSが欲しい!!!
最後にSHAZNAは、『夏彩マジック』を演奏し、互いを恋に火照る関係に染め上げ、ひと夏の、いや、忘れたくない一夜を彩る熱い恋の魔法で、LOVERSの胸をメラメラと燃え立てた。最後を新作で締め括るところに、最高や最強を更新し続ける今のSHAZNAの姿勢も見えてきた。
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アンコールを待つ間、場内中に響き続けた、LOVESによる『Melty Love』のサビ歌を繰り返す合唱。IZAMは、着替えを終えて登場。アンコールはA・O・Iの攻撃的なギターの音が身体を熱く揺さぶる最新曲の『バブラヴァ-Bubble Lover-』から。A・O・IとNIYの「バブラヴァ」のコーラスも気持ちを奮い立てる。攻めた姿を通し、場内の熱をぐんぐん上げたうえで、最後にSHAZNAは『Melty Love』を演奏。フロア中に生まれた「Melty love melty love melty love」の合唱。この場にいるみんな、最高に眩しい笑顔だ。昔も今も、そう。恋焦がれる思いを、愛しい人へ届けるように思いを両手で咲かせてこそ、『Melty Love』のあるべき姿になる。IZAMへ誘われるように、場内中に響き渡ったLOVERSの「Melty love melty love melty love」の声・声・声。だから、この歌を胸の中でギュッと抱きしめたくなる。離すことなく、夢の中でずっとSHAZNAと恋をしていたくなる。
この後SHAZNAは.、関東近郊や大阪のライブハウスをサーキット。ファイナル公演は、5月3日(土)に品川インターシティホールで行う。今回は、会場ごとにセットリストも変わるので、どの公演で、どんなレアな楽曲が飛びだすのかも楽しみにしていただきたい。
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TEXT:長澤智典
セットリスト
SE
『Lavi』
『TOPAZ』
『一角獣 -モノケロス-』
MC
『Love is Alive』
『愛咲ク糸』
『ICE CREAM GOOD BYE』
MC
『キスのカタチ』
『すみれSeptember Love』
『Sweet Heart Memory』
『Piece of Love』
MC
『Dear LOVE』
『隣人ラヴストーリー』
『CHECKMATE』
『神風』
MC
『Raspberry Time』
『夏彩マジック』
-ENCORE-
『バブラヴァ-Bubble Lover-』
『Melty Love』
●Information● SHAZNA 25年振りのツアー開催中 2025.2.15~2025.5.3 全七ヵ所公演
SHAZNA 30th Anniversary Clubhouse Tour 2025′
『Lovers’ Feast〜同窓会の締めくくりに…』
” Lilac Valentine 2025 “
2月15日〈土〉東京・品川プリンスホテル クラブeX
” Sophia & Melty Case “
3月1日〈土〉千葉 稲毛K’S DREAM ※SOLD OUT
” Promise Eve & Raspberry Time “
3月2日〈日〉埼玉 西川口 LIVE HOUSE Hearts ※SOLD OUT
” Pure Hearts & 10th Melty Life “
3月22日〈土〉群馬 前橋DYVER
” SINGLE OLDIES “
3月23日〈日〉栃木 HEAVEN’S ROCK Utsunomiya(VJ-2)
” Gold Sun & Silver Moon “
3月30日〈日〉大阪 心斎橋 RUIDO ※SOLD OUT
‘’ Tour Final & IZAM Birthday ’’
5月3日 〈土〉東京・品川インターシティホール
……………………………………………
※本ツアーは、各ライヴ会場により楽曲構成が異なります。
各所、会場名上に記載のあるアルバム曲が中心となるライヴ構成になります。
……………………………………………
《宇都宮公演及びツアーファイナル品川公演終演後にチェキ会開催決定!》
詳細はSHAZNA official Xをご覧ください。
https://x.com/SHAZNA_1993
《30th Anniversary スタンプラリー開催》
・7箇所・全会場コンプリート者対象特典
SHAZNA’s Kitchin御招待+ 2shotチェキ撮影券
・6箇所・ニアピン者対象特典
SHAZNA’s Kitchin御招待
※SHAZNA Kitchinとは…
貴方の推しメンバーが作る手料理を食べられるアフターパーティーとなります。
※詳細は、対象者のみにお知らせ。
日程は、2025年6月を予定しています。
※スタンプラリーカードは、おひとり様1枚となります。
2/15品川会場と、3/1 千葉会場にて御来場者の皆様に配布します。
……………………………………………
◎全会場
17:00開場 / 17:30 開演
〈Ticket〉
前売券 ¥7.000- 〈ドリンク代別〉
当日券 ¥8.000- 〈ドリンク代別〉
※ 2/15 ・ 5/3 東京公演のみ指定席
※ 東京公演以外はスタンディング
e+
http://eplus.jp/shazna/
ローソン
http://l-tike.com/shazna/
ぴあ
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2447194…
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