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激動な8年間のマネージャー時代
タイラ:大体25、6歳くらいの時にマネージャーになって、その仕事は何歳までやったんですか?
西槇:2006年から2014年までなんで8年くらいですかね。
タイラ:一言じゃ言えないとは思うんですが、どんな8年間でしたか?
西槇:ものすごい経験値を詰めたなと思います。やっぱりマネージャーっていう仕事もそうだし、時雨ってバンドもある種特殊じゃないですか。
タイラ:その8年でバンドとしての状況はどんどん大きくなっていった時期ですよね?
西槇:そうですね。変化はすごかったですね。
タイラ:もちろん大変なことはあったと思うんですけど、そんなものすごい変化に立ち会うっていう経験はなかなか出来ないっすよね。
西槇:そう。だから本当にもう日々環境が変わって。今まではメンバーと自分でツアー回っていたのにどんどんスタッフも増えたり。業務的にも日々「全然わからない!」っていうことが沢山あったんで、本当についていくのにやっとというか。
タイラ:じゃあその状況に最初は何とか食らいついてみたいな状況だったんですね。でもマネージャーになると思ってもいなかったでしょうし、全てが初経験ですもんね。
西槇:本当に毎日必死でしたね。
タイラ:マネージャーをやっていて辛かった思い出とか嬉しかった思い出とかあれば教えてもらってもいいですか?
西槇:辛かったのは…ライブやプロモーションでボロボロになりながら長時間運転したりとか…でもしんどいことがあってもツアーファイナル終わったら「まぁ、いいか!」みたいな(笑)。
タイラ:「苦労が報われた!」みたいな?
西槇:そうですね。苦労もチャラになっちゃうなみたいな。
タイラ:なるほど。じゃあ辛い事も結局活動の中で消化されていっているってところがあるんすね。
西槇:うん。細かいことを言えばもちろん色々ありましたけど(笑)。でもあのバンドだったからやれたと言うか、あのバンドじゃなかったらやれてないし続かなかったなぁっていうのはありますね。
タイラ:それはもちろん彼らの音楽性や人間性も含めてっていうことですよね。
西槇:もちろんそうですね。実際、彼らは本当にしっかりしているんで。ぶっちゃけ誰がマネジメントをやっていても良い状況になったとは思うんです。だからこそ、俺がその横にいさせてもらえたっていうのはすごく幸せだったなぁと思いますね。普通に生きていたら絶対に見られなかっただろうなっていう景色が本当に沢山あったんで。
タイラ:でも、アーティストとマネージャーって相性っていうのがあると思うんですよね。
西槇:絶対にありますね。
タイラ:そういう意味では、凛として時雨っていう相性の素晴らしいバンドと仕事が出来た事はすごく良かったですね。
西槇:それはめちゃくちゃ良かったっすね。本当にマネージャーやってなかったら今の仕事できてないと思います。
(後編に続く)
PROFILE
西槇 太一(TAICHI NISHIMAKI)
1980年生まれ。東京都足立区出身。
フォトグラファーとして、音楽を中心とした写真を撮影。
Official Website:http://taichinishimaki.com/
PROFILE
タイラダイスケ(FREE THROW)
DJ。
新進気鋭のバンドと創り上げるROCK DJ Partyの先駆け的な存在であるFREE THROWを主催。
DJ個人としても日本全国の小箱、大箱、野外フェスなど場所や環境を問わず、年間150本以上のペースで日本全国を飛び回る、日本で最も忙しいロックDJの一人。
レギュラーパーティー
毎月第二土曜日@新宿MARZ「FREE THROW」
毎月第四金曜日@渋谷OrganBar「Parade」
毎月第一&第三水曜日@赤羽Enab「Crab」
<Twitter> https://twitter.com/taira_daisuke
<FREE THROW> http://freethrowweb.com/
FEATURED
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