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タイラダイスケ(FREE THROW)【生活と音楽 Vol.11】×竹澤浩太郎(Wanna-Gonna)(前編)『「音楽」を長く続けるにはどうしたらいいか?から導き出される「生活」』


「各々のスケジュールを重視すると絶対集まれない」初めてのバンド存続の危機を迎えた大学時代
タイラ:大学はみんなそれぞれ別でしょ?
竹澤:はい、大学はバラバラなんですよ。
タイラ:そこでだいたいバンドって一回存続の危機が訪れたりするでしょ?高校卒業して、みんな大学それぞれ行こうってなった時はどういう話し合いだったの?。
竹澤:まず大学受験で1回中止して、大学受験終わったらやるっていう話で。バンドを続けていきたいというモチベーションはあって、で、受験が終わってまたバンド活動を再開したんですけど、みんなそれぞれの大学で…。
タイラ:新しい友達出来ちゃったり?
竹澤:そうです。サークルに入ったんですよみんな。
タイラ:そうするとそれぞれまた違うバンドやったり?
竹澤:音楽に限らず運動系のサークルに入ったメンバーもいましたね。でも、徐々にサークルに楽しさを見出せなくなっていったのかもしれません。
タイラ:そうかそうか。でもやっぱさ、中高一貫の男子校から共学の大学とか行っちゃったら、最初めっちゃ楽しいよね(笑)。
竹澤:そうだったと思います。そういう意味では楽しかったんですけど。
タイラ:で、やっぱそれぞれちょっと居心地があんま良くないなーと思った?
竹澤:そうですね。今もそうなんですけど、やっぱりみんな各々のスケジュールを重視すると絶対集まれないんですよ。だから、大学1年の終わりくらいに週に1回は絶対集まるって決めたんですよね。
タイラ:みんなちょっとずつ無理してやろうぜ、っていう。
竹澤:そうですね。それもあって次第にみんなサークルを辞めていくっていう。
タイラ:ドラムの砂井くんとは大学の時に出会うんだっけ?
竹澤:そうです。前のドラマーは大学2年までいたんですけど、留学しちゃって。で、高山が大学の軽音サークルで今のドラムの砂井を見つけて。
タイラ:なるほど。同級生?
竹澤:そうですね。
タイラ:じゃあ、1回ちょっと止まりがちになったけど、大学1年の時にそういう約束をしてからは結構コンスタントにやれてる感じなんだね。
竹澤:そうですね、やれるようになりましたね。多分砂井が入ってから…本気でやるっていうか、本格的にちゃんと考えてやるようになったっていうか。
タイラ:しっかりやっていこうぜ、っていう気持ちになった?
竹澤:そうですね。あと砂井が結構バンドの舵を切ってくれたっていうか。

「音楽を長く続ける」ための「就職」に疑問はなかった
タイラ:なるほど。バンドをやっていたら誰でも1回は思うのかも知れないけど、Wanna-Gonnaっていうバンドで金稼ごうとか、飯食いたいとか、そういう気持ちはなかった?
竹澤:僕も自分の事は覚えてないんですけど、みんな多分あったと思います。だけど、まぁそんなに甘くないなっていうのは感じていましたね。
タイラ:じゃあそういう気持ちがあったメンバーもいるけど、口に出してそうしていこう、っていう話はした事はないってことだよね?
竹澤:そうですね、ないですね。
タイラ:でも、活動していくなかで、いいねって言ってくれる人も徐々に増えていって、手応えとかは結構あったりしたでしょう?
竹澤:そうですね。FUJIROCKのルーキーステージに出た時も、手応えというか…ずっと出たかったので嬉しかったですね。
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